映画「天気の子」の感想

前回の「君の名は。」の大ヒットがあった関係で、私は公開二日目では見れないんじゃないかと思っていたが、意外にも、それほど待つこともなく、しかも最前列でもなく、比較的いい席で見れた。おそらく、前回のヒットの関係で、公開劇場が大量に増えているの…

弱者を狙う暴力

今回の京アニの事件について、藤田直哉さんは以下のように言っている。 犯人の動機も明らかになっていない状態であんまり言うべきではないんだけど、あんな平和で和やかなアニメばかり作っていた会社が狙われて焼かれてしまうというその狙い方には、不穏なも…

AIへの嫌悪

私は近年の、AI ユートピア 的な世間の雰囲気が我慢ならない。コンピュータが発達すれば 薔薇色の未来 が待っている? なんで今、その薔薇色の未来が実現できていないのに、コンピュータが「やってくれる」と思えるの? AIの発展によって何が起きるか? …

京アニへのテロ

京都アニメーションのビルが、テロにあったということで、ニュースになっているが、その被害の甚大さをうかがうに、陰鬱な気持ちになる。 世間の反応は、まあ、ほとんどの人がアニメなんか見ないわけで、知らない会社の事務所が火事にあったくらいの態度なん…

ドラッグ資本主義

私は本気で受験なんて止めればいい、と考えている。学力テストなんて、なんの意味もない。むしろこれは 資本主義 が強いる「病気」だと考えているわけで、ようするに現代人はみんな「病気」だと言いたいわけである。 Netflix の『テイク・ユア・ピル:スマー…

自己所有権の「滑稽」さ

リバタリアンはなぜ世界は今だに、リバタリアンが考える 理想の社会 にならないのかと いらだつ わけであるが、そういった光景は、どこか「滑稽」である。 その滑稽さは、カントをまったく理解していなかったニーチェが、勝手なイメージを押しつけたカントと…

韓国財閥とリバタリアン独裁

ここのところ、雑誌「現代思想」では、加速主義についての議論が盛んである。しかし、そこで取り上げられる、ピーター・ティールや、ニック・ランドとは、言っていることだけを見れば、日本のネトウヨとも変わらないような、ヘイト・スピーチのオンパレード…

資本主義ゲームと左翼過激派

資本主義ゲームについて考えてみよう。このゲームの特徴は、 初期条件 に集約される。「最初」に既に、親の財産を相続した、などの理由で多くのお金をもっている人は、そもそも、このゲームにおいては 圧倒的に有利 である。なぜなら、「それ」を元手に 資産…

遡及法

さて。正義とはなんだろう? 例えばそれは、歴史を遡って論証することを可能にするようなものだろうか? ということはつまりは、 自分が生きている時代 においてのみ、自らの考える「正義」を適用することを許されているのだろうか? つまり、正義とは 誰に…

なぜVARは人々を納得させないのか?

サッカーW杯で導入されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフリー)制度は、今回のコパアメリカでも使われていたわけであるが、相変わらず見ている人にストレスを与えるものになっている。 一体、何が問題なのか? 分かりやすいのが、日本とウルグアイの予…

不良たちの倫理

前期のアニメ「この音とまれ」は、まあ、和楽器の箏(こと)を主な楽器として使う箏曲部(そうきょくぶ)を中心にしたアニメであったわけであるが、ジャンプ系の漫画を原作としていて、コミックは20巻まででている。 まあ、そういう意味で、この作品自体は…

アニメ「八月のシンデレラナイン」の最終回

アニメ「八月のシンデレラナイン」は最終回を迎えたわけだが、この終り方は少し「しりきれとんぼ」の印象を与える。ようするに何が終わったのかが分かりにくいのだ。 ただ、少し考えてみると、この終わり方には納得をされるかもしれない。 ストーリーを見て…

クリスティーン・ポラス『「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』

前回紹介した本では、人権という概念が国家の統計的な扱いのレベルにおいては意味のある概念であったとしても、私たちの身近な人間関係においては、具体的にどうしたらいいのか、何が人権的でなにがそうでないのかがはっきりしない、といった意味でのアポリ…

八木雄二『神の三位一体が人権を生んだ』

私たちが産まれて、生きていく過程において、基本的に世界とは、身近な人間関係のことを言っていると考えるべきである。自分が住んでいる家には、父親と母親がいて、他の兄弟がいて、基本的に彼らは、自分が実際に、相手に干渉する関係にある。具体的には、…

国家の正義の無限遠点

最近のニュースで、どうしても分からないことが一つある。それは、まあ、このブログでも何回かは書かせてもらっているわけだが、韓国での徴用工裁判の件である。 ここで私が「分からない」と言っているのは、判決が日本企業への賠償請求を認めたかどうかなん…

マイクロキメリズム

まあ、どうでもいい話なのだが、芸能人の大沢樹生と喜多嶋舞の子どもが本当に大沢の子どもなのかを争って、裁判の過程で、DNA鑑定を行われる、という話題が以前にあった。 (ちなみに、今年に入ってからも、子どもの事件が取り上げられ、 暴行日常化、ほ…

すべての退学処分は裁判で争うべきだ

言うまでもないが、小学校や中学校は義務教育だから、基本的に退学というものはない。ところが、高校に入ると急に、この「退学」という処分が現れる。 しかし、である。 よく考えてみると、この処分は不当である。なぜなら、生徒たちは 教育される側 だから…

人生と自体的変化

人生とは何だろう? これは、ようするに「生き甲斐」とはなんだろう、と問うことに近い。私たちは何のために生きているのか? 結局のところ、どうなることが目的なんだろうか? このことが言おうとしていることは、ようするに 今、この瞬間に「解決」されな…

武田綾乃『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編』

(おそらくは、多くの人がアニメ化された3年生編を見て、そのストーリーを知ることになるだろうことを考えると、この原作のネタばれは極端なまでに止めておくべきなのだろうが、このブログでは、あまりそういうことを考えないで書こうと思ってきたこともあ…

「悪口」とは何か?

いい大人が、「悪口」という言葉を使うのを見ると、恐しい感情がわいてくる。 というのは、相手が自分に向かって悪口を言っていると言うことは、そもそも、その言っている相手が自分の人格を非難していると主張することであり、つまりは、相手が 間違った こ…

税金泥棒とは誰なのか?

まあ、どうでもいい話であるが、いつもの、堀江貴文さんが、 納税してる額より給付されてる額の方が多い人=税金泥棒 と言ったという話で、左翼といろいろ、やりとりをしている。 ほんとそんな時間あったら働いて納税しろや。税金泥棒め。 いや〜年金デモ参…

協調行動と「アイデンティティ」

アニメ「八月のシンデレラナイン」は結局、大会が始まる前に、放送が終わるんだろうか? 毎回、おもしろく見ていたのだが。 ただ、おそらく脚本の問題なのだろうが、2点、理解できない点がある。一つは、練習試合で相手チームの内野と外野が入れ替わってい…

マーク・リラ『リベラル再生宣言』

アメリカ政治におけるトランプ大統領の勝利は、世界中を驚かせた。なぜならそれは、人間の 非理性 を象徴しているように思われたからだ。 なぜ、民主党は勝てないのか? それは、ある意味において、日本においても当て嵌るように思われる。なぜ日本の野党は…

変態スマホ

以前にも、何回かここで書いているのだが、私はこのブログを、ほとんどPDAタイプのモバイル端末で書いてきた。まあ、物理キーボード付きの、両親指でピコピコ打っていくやつである。 それは、古くは、sharp の zaurus であり、その後継機である netwalker…

DNAと文系エリート主義的「アイデンティティ」

リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』は、根本的に頭の悪い 文系 の連中を、ナチスの優生学にご招待してしまった、という意味では、罪深かった。 ようするに、彼らはドーキンスを 文系的な「コンテンツ」 に対して、なんのためらいもなく、この「DN…

アニメ「fate/apocrypha」の意味

以前、ここで書いたことがあるのだが、アニメ「ティアーズ・トゥ・ティアラ」の、第17話「友のために」についてであった。 なぜ私がこの回に感心したのかというと、籠城戦が描かれていたからだ。 アヴァロン城に立て込もって、籠城戦を行うゲール族は、圧…

一体、「悪魔」とは誰のことなのか?

川崎登戸事件は、事件発生当時こそは、むしろ不必要なまでに、激しく、岩崎隆一容疑者(51)を非難する報道が連日のように行われていた(そこには、ネット上での「死ぬなら、ひとりで死ね」の大合唱も、その一つと数えられる)。だが、最近は、とんと報道も…

東浩紀先生は「左派」か?

東浩紀先生は、昔から、自分がどういう 政治的な立場 かを、かなり明確に、ある意味で、何度も繰り返し発言してきている。そして、それを見れば、彼がどういった「政治思想」の持ち主なのかは、はっきり分かると思うのであるが、ゲンロン友の会という、東浩…

なぜ検察の「悪」は正されないのか?

ここのところ、トヨタのシリウスの暴走事故が話題になっている。しかし、それについて、どこのテレビ局も、詳細な特集の報道番組を作らない。なぜなら、トヨタにCM撤退をされるのが怖いから、だ。 これこそ、3・11における 東電問題 であった。実際、3…

こういうのでいいんだよアニメ

今期のアニメ「ストライクウィッチーズ 501部隊発進します」は、あまり期待していなかった。それは言うまでもなく、「スピンオフ」と呼ばれる、漫画を原作とした作品だから、ということで、 こういものはどうなのかと思ったから。 声優陣は、本編を変わらず…