2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

雨宮処凛『「生きづらさ」について』

萱野稔人さんとの、対談集。 雨宮さんというのは、前に、少し右翼のパンク・バンドをやってましたよね。右翼から左翼への転向ですか。彼女が右翼活動をするきっかけとなったのが、左翼の集会に行ったら、大学出身の難しいことばっかり言う人だった、んだけど…

ワンルーム規制

なんか、すごい動きがあるみたいですね。いつのまにか、東京都、どんどん、23区で広がってるんですかね。しかし、その理由がなんだ? 単身生活者が急増して、「ゴミ出しのルールを守らない」「路上駐車をする」「騒音を出す」など、近隣住民とトラブルを起…

NNNドキュメント「トクメン 105歳の刑務所ボランティア」

日テレのドキュメント番組。 刑務所には、篤志面接委員というのがあるのだそうだ。通称トクメン。受刑者に、仮釈放の心構えを説いたりする役割だという。 姫路少年刑務所のトクメンの黒田久子さんは、105歳。 彼女の特徴は、受刑者に会う前に、事前に予備…

国家犯罪

今月の朝生ですが、家族会や、彼らと行動を共にしている政治家の発言は、あいかわらず、北朝鮮の非人道行為を国民にアジる、そのパフォーマンスに終始したと思います。特に、森ってオバサン政治家はひどかった。政治の仕事は、トラブルの解決でしょう。そし…

蓮池透さん

OhmyNews で、今、編集部お進めになっている記事。 蓮池透さんについては、拉致家族会が、よくマスコミに出てきていたとき、かなり強行な発言をしていたのを覚えている。しかし、ある時から、家族会と距離をとるようになったという。 たしかに、どこかのイン…

ぽにょ

「崖の上のポニョ」を映画館でみてきた。 ストーリーとしては、どうでしょうか、人魚姫、ですか、ちょっとじみですね。もりあがらん。子ども向けと言ってましたけど、やっぱり、大人がつくったものであり、そんな、子どものためとか言って、子どもが喜ぶなん…

性暴力について

ここ最近、南京事件の本を読んでるんですが、100人斬りの話とかもあるんですけど、でも、恐らく、一番、世界に衝撃となっているのは、この日本軍の、ちょっと世界的にも、類をみないくらいの、性暴力が、目立ちすぎる、ことなんですね。 とにかく、度を越…

江戸城無血開城

少し前に、NHK「その時歴史は動いた・戦国のゲルニカ」という番組があった。ネットを見ると、ショックを受けた、という話が、多くみられた。「大坂夏の陣屏風」の左側には、町人が逃げまどい、強奪、斬首など女性や子どもも犠牲になっている姿が描かれて…

リンク切れ

ホームページには、このURL切れがつきもの。いろいろ探せば、たいていの情報は、ゲットできるんだけど。まあ、生きているといいますか、生モノといいますか、自然生々的なところがありますからね、ネット上のコンテンツには。むしろ、しっかり管理されて…

YouTubeの次これ機能

これがまた、よくできていますね。いもづる式に見ていけますもんね。

美内すずえ『ガラスの仮面』

演じるということ。演技であるのだが、じゃあ、それが、彼女本人で「ない」わけではないんでね。じゃあ、そこでやってることはなんなのか。 嵐ヶ丘。マザー・テレサ。狼少女。八百屋お七。 こうやって、ほんの一部だけとりあげるだけでも、ちょっと尋常じゃ…

日本人=南京大虐殺

最近、南京事件の本を少し読むようになって、この事件こそ、世界の中の日本を総括する上で、重要だったんだな、という感を強くした。 まず、なにか、いろいろ言う前に、以下の前に紹介した笠原さんの『南京事件論争史』の一言が、すべてを尽していると思う。…

ETVワイド・ともに生きる選「テーマ子ども虐待」

NHK教育で今日やってた。番組では、今まで、一連のシリーズで出演した方々、加害者、被害者、両方が一同にかいして、討論するような形で番組はすすんだ。 とにかく、衝撃的な話がどんどんとびかう。 被害者側。父親が家を出ていき、兄弟の中で、自分が父…

千田稔『伊勢神宮』

著者は、伊勢神宮をとおして、日本の歴史を、東アジアの中において、ふりかえる、という視点で書かれている。 ということなのだが、読んだ印象は、かなり、話題が散漫で、結局、何が言いたいのかがよく分からなかった。何を重要だと思っているのか。 伊勢神…

「となりのトトロ」

これだけ、国民的な作品をどうのと言うのは気がひけるが。 この細かい細部へのこだわりですよね。「アルプスの少女ハイジ」にも通じるような。ほんと一場面一場面に神が宿っている。ライプニッツの世界観すら思わせますね。 ひっこして来る家が、ぼろい。昔…

佐高信『魯迅烈読』

魯迅(ルーシュン)について、今、どれほど人がその重要さを意識しているか。佐高さんは、若い頃から、多くの影響を受けてきたという。 魯迅は、毛沢東の時代に、一時期だけ、国民文学になるんですよね。この儒教、権力を徹底的に批判する魯迅がそういった位…

笠原十九司『南京事件論争史』

この本では、南京事件にまつわる、戦後の主にマスコミを通じて行われてきた論争を、通史的にまとめてある。そういった観点からの情報としては、おすすめの一冊だと思う。 南京事件の特徴は、大本営によって、日本国内にいっさいその情報が報じられなかったこ…

小林美佳『性犯罪被害にあうということ』

あまり先入観をもたないで、ぼーっと読んでいたつもりだったのだが、どんどんひきこまれた。 著者は、彼氏と別れた日に、道をたずねてきた二人の男に、車にひきずりこまれ、その一方の男に、レイプされる。その後、著者は、その体験の後遺症に悩むのだが、こ…

郷原信郎『「法令尊守」が日本を滅ぼす』

著者は、「日本は法治国家ではない」と言う。それは、一体どういう意味なのか。 よく言われるのが、90年代からの、自由化の流れですね。 それまでの日本は、護送船団方式による、行政指導型の政治であった。基本的になんでも、官僚が、企業に、指導という…

坂口安吾「続堕落論」

昭和21年、安吾は、堕落論というエッセイの後、半年後に、また同じ題名で発表する。 前の堕落論を受けて、さらに、「カラクリ」の深い分析に向う。 最初に書かれていることは、戦中に農民精神を礼賛する風潮があったことを受けての、その批判・分析から始…

山崎養世『次のグローバル・バブルが始まった』

毎回、山崎さんの本は、勉強させられるが、今回も、読みごたえがあった。 今、日本では、アメリカのサブプライムローン不況によって、世界同時不況が起きるのではないかという噂がありますが、それを一蹴する。もちろん、そう簡単に回復することはないでしょ…

日隅一雄『マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか』

いつも通り、 で紹介されている本。 マスコミの問題について、系統的にまとめられている。大変、よくまとまっているし、「重要な」本だと思う。 一言で言えば、日本に生まれて、日本で暮らしている日本人にとって、NHK、日テレ、TBS、フジ、テレ朝、ま…

ハンス・アビング『金と芸術』

500ページ近くある本なんだが、3分の1くらい読んだくらいで、やっとこの本はかなり重要だな、という感じがしてきた(まだ、半分くらいしか読んでないが)。 著者はオランダの人だそうだが、オランダといえば、ゴッホなど、芸術家を多く輩出した国。 芸…

ザ・ノンフィクション「象と暮らす娘」

今日の昼にやってた、フジテレビのドキュメンンタリー。日本の若い女性が、タイで、ゾウ使いの見習いをしている場面を追う。 ゾウ使いは、産まれたばかりのゾウに、積極的に触れ合う。ゾウが人間を怖がらないようになることが、人間と共存していくために、必…

佐藤優「『蟹工船ブーム』について」

ラジオの番組のようだ。佐藤さんが蟹工船について語っている。この佐藤さんという人はいろいろ発言していますね。目立つ。私は蟹工船は読んでないんで、この本がどうなのかは、わかりませんが、やっぱり、現場はどこでも、きびしいんだというのは、間違いな…

ふらっしゅブロック

Firefox Mozilla 3.0 のアドオンとして、FlashBlock というのがあるようで、入れてみた。結局、タブブラウザだと、いくつも、ホームページを開くので、フラッシュが勝手に動いてると、それだけで、CPUをくってんじゃないかな。これを入れると、クリックし…

その時歴史は動いた「古事記、誕生」

内容としては、あまり情報量はない感じでしたけど。神野志隆光さん、何度も出てきましたね。ただ、あんまり驚くようなことを言ってる場面じゃなく、まとめ的なところばかりだったような。東大の教授なんですね。最初の一瞬だったけど、中国四川省イ族が、文…

大分教職員採用汚職

昔から、こういった、公務員などの官公庁がからんだ採用は、コネがなければ無理とは言っていたが、ここまで、やってるとは。 でもこれって、一次試験でここまでおおげさにやったから、であって、二次試験など、上の選抜では、どこでも、似たようなものなんで…

「ゲド戦記」

テレビでやってたんで始めて見た。 ル=グウィンの作品は幾つか読んだけど、この原作は読んでないんだよな。 なるほどね。ウィキ見ても、いろいろいきさつがあったみたいですね。 ようするに、この監督が、原作を読んでよく分かんなかった部分を、自分が分か…

谷口雅一『「大化の改新」隠された真相』

NHKの社員が書いた、2007年2月のNHKスペシャルのディレクターによる番組本。 日本書紀は、蘇我蝦夷と入鹿を、徹底的に貶めて、彼らを滅ぼした、中大兄皇子(天智天皇)と中臣鎌足を、英雄視する、そういう記述になっている。 これらを検証してい…