2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

郷原さん大活躍

このところの、郷原さんの、活躍は、すごいですね。 ブログの昔の記事をみてたら、前に、私、この人の新書を紹介してたんですよね。あんまり印象がなかったんで、忘れていた。 この方は、元検察の、バリバリの中心でやってた人なんですね。そこが、おもしろ…

川口雅昭「吉田松蔭名辞(その五十六)」

さて、吉田松蔭は、天皇絶対主義者、であったのであろうか。 もちろん、多くの人は、そういう側面の、松蔭を多く知悉している。なにしろ、彼は、30歳もなる前に亡くなってるわけでしょう。多くは、非常に若い、未成年の頃の見識なんですね。 確かに、弘化…

河合幹雄『安全神話崩壊のパラドックス』

この著者は、videonews.comで、最近、裁判院制度賛成派として、出演したていた(賛成の理由はあまり積極的な感じではなかった)。 犯罪学というものが、どういったことの解明に成功しているのか、ほとんど知識はなかったのだが、この本は、その辺りの知見を…

落合仁司『地中海の無限者』

1995年の著作だそうだ(こういう古い本でも、本屋に売ってた。需要があるということなのかな)。 地中海といえば、有名な歴史学者、ブローデル、の『地中海』という研究書があるが(ずいぶん、ぶ厚いですね。読んだことはない)、ブローデルは、なぜ、こ…

イチロー革命

題名でもう、どういったことを書こうとしているかが、ばればれですね。書く前から、ちょっと、うんざりする。 イチローが、不振にあえいでいるようだ。イチロー得意の、左方向のあたりが、鋭く内野に入ってこなくて、ファアルになってる。 どうでもいいけど…

政治とカネ

今回の、videonews.com は、この問題について、現在の状況をよく整理したものだったと思います。 国民は、政治とカネの話が好きだ。あの政治家は、金に汚い。きっと、いろいろワルサをしてるに違いない。国民は、勧善懲悪の時代劇の見すぎなのだ。 しかし、…

桜庭一樹ショック

あいかわらず、変なことばかり書いてますね。 今回の作品は、ずいぶんと、ショックを感じた。どうも、自分の中で、なかなか消化できてこない。 この作品そのものは、世間的にはどのように受け取られているのだろう。別に調べるつもりもないけど。 おそらく、…

NHKスペシャル「プーチンのロシア」

ソ連崩壊後の、ロシアを想像することは、難しい。 ソビエトが崩壊するとは、どういうことだったのだろう。あらゆる国民、公務員として保証された生活を送っていた人々が、路頭に迷う世界。 ソビエトが崩壊して、みんな自由になって、よかったね、という、日…

アマチュアリズム

ちょっと前で、巻選手のプレーをもちあげるようなことを書いたが、私は、プロスポーツというもの、そのものに、疑問がある。 スポーツ選手が、その競技の選手での成績を理由に、お金を稼ぐ、このプロスポーツ、という制度については、多くの疑問が、今までも…

桜庭一樹『ファミリーポートレイト』

けっこう前ですが、電車に揺られていたら、若いけっこういい所の大学生の男女二人が、話しこんでいた。恋人同士ではなさそうなのだが、最近の若い子は、進んでいるのだろう。男の子の方が、さかんに、女の子の髪の毛をさわったり、体をさわったしている。昔…

NHKスペシャル「法隆寺再建の謎」

いやあ。釈迦三尊像、に、救世観音像、に、玉虫逗子。すごかったですね。 救世観音像、については、 救世観音像封印の謎作者: 倉西裕子出版社/メーカー: 白水社発売日: 2007/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る を読んで少し知っていた。…

巻のサッカー

テレ朝の、日曜深夜の、スポーツ番組で、サッカー日本代表、巻真一郎の特集をしていた。 彼は、ジーコの時、W杯代表に選ばれ、驚きをもって迎えられた。そもそも、なぜ、ジーコは、巻を選んだのだろう。 巻は、どうみても、足技テクニックのある選手ではな…

山森亮『ベーシック・インカム入門』

一つ前で、今回の、給付金について、麻生さんを批判したが、実は、私は、ある「条件」において、この政策は、相当に「先進的」な、未来の政策、だと思っている。 それはなにかと言いますと、たった一回だけやるのでなく、「ずっと」やること、である。 なぜ…

地検の手先、みのもんた

なんか、日本の政治は、どんどん、ジンバブエ化してますね。今回の、小沢さんへの、検察攻撃。 前に、麻生さんと、安倍さんと、産経の名物記者二人が話した内容のニュースを思い出しました。「保守政権」、を、あと、何年か継続して、切れることなくやってれ…

村上春樹「僕はなぜエルサレムに行ったのか」

著者が、イスラエルで、エルサレム賞を受賞し、スピーチをするまでの、いきさつをつづった、エッセイ。 村上春樹は、日本の作家の中でも、もっとも、世界中で読まれている、現役の作家であろう。 その彼が、このクリティカルな時期に、そういう賞を拒否しな…

松本仁一『アフリカ・レポート』

アフリカ、が「壊れた」。 どうもおかしい。一体、何が起きているのだろう。 ジンバブエは1980年、白人少数支配から独立した。ゲリラ闘争を担ってきた「ジンバブエ・アフリカ民族同盟」(ZANU)の指導者ロバート・ムガベ(1924--)が首相として…

カレー

私は、貧しい食生活だなーと思いながら、ときどき、気分の代わり目に、カレーを食べる。御徒町の、インドカレー。なんか、いろいろスパイスが入っているのだろうか。辛くてしょーがない。日本のカレーのように、トロトロしていなくて、まったくの、スープ。…

ETV特集・選「シリーズBC級戦犯(1)韓国朝鮮人戦犯の悲劇」

こうやって、いろいろ考えてきたとき、私には、今、ある、結論のようなものに、達してきてるのではないか、という実感がある。 上記ドキュメンタリーでは、朝鮮人でありながら、BC級戦犯、として、裁かれた人たちに、注目する。 私たちは、ある、いらだち…

自衛隊、市民に銃口を向ける(までは行かなかったみたい)

しかし、いろいろなことが起きますね。 山口で、自衛隊員が、隊列を組んで、行進、だそうだ。小銃持って、街中を、ゾロゾロ。長州が率先して、国民を威嚇するための示威行動を、始めたってことですか。私的には、あまりに、できすぎ、って話ですけどね。 大…

季榮薫(イ・ヨンフン)『大韓民国の物語』

韓国での、韓国史の見直し、の動きは、今も、活発なようだ。 著者は、韓国内に、ずっと続いてきた、反日教育について、その性質の問題を指摘する。 もちろん、著者も、韓国の国民として、ディープなナショナリストであるのだろう。しかし、彼が問題だと思う…

秋月龍みん『誤解された仏教』

著者は、日本の仏教は仏教では「ない」という。と言いますか、これも一つの仏教なんでしょうけど、著者が考える意味で、もともと、こういうものではなかった、と考える、ということだ。 ブッダが始めたと言われるこの、仏教は、そもそも、葬式、死者儀礼、と…

山岸俊男『日本の「安心」はなぜ消えたのか』

この本は、オビに、あの糸井重里さんが、「しっくりはまった」といった、推薦文をつけている。 社会心理学、という、なんだか、よくわからない肩書を自称する著者は、意欲的に、さまざまな問題に、答えを提示する。 まず最初に、著者は、日米間で行った、あ…

圭室文雄『葬式と檀家』

江戸時代を、まるで、パラダイスのように描くことも、同じように、欺瞞であろう。 それは、そもそも、その江戸時代のパワーポリティクスが、どのようになっていたのか、その視線なしにはありえない。 「僧侶憎けりゃ袈裟まで」 なんていう言葉があるが、ほと…

風化するアキバ事件

つい最近、おきた、アキバ連続殺人事件、も、どんどん風化しようとしている。 もちろん、恐しい事件であった。 白昼堂々の、完全にキレた若者。イッっちゃった目。思い出すことさえ、苦痛の日々を送っている人も多いでしょう。 ただ、私が気になったのはむし…

秦郁彦「「田母神俊雄=真贋論争」を決着する」

ごぞんじ、 西尾さんとの、対談。 まず、最初に書きたいんですけど、どうも、この「諸君!」という雑誌。微妙な、むにゃむにゃ、したものに、変わってきてるんですかね。 ナベツネの例の、爆弾、から、右は、まったく、総崩れ、ですね。 もちろん、彼らも、…