2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

裁判員制度

今回の、和歌山カレー事件の最高裁判決は、「疑わしきは罰する」、判決であった。 この、小学生の感想文よりもひどい内容の判決。 どうも、この戦後の日本において、私の生きている間に、国家の、収容所化、が始まったようだ。 videonews.com で、弁護士の、…

木下鉄矢『朱子』

最近、出版された本ですが、内容が、濃いですね。 著者は、この本の最初で、大変強力な言葉で、今までの、朱子学の説明のされ方が、あまりに、「哲学的」であったことを、批判します。 それにしても思うのは、丸山眞男氏や司馬遼太郎氏は、例えば第1部第1…

チャットモンチー「ヒラヒラヒラク秘密ノ扉」

最近、ニューアルバムがでましたね。でも、やっぱり、この曲が一番、いいですね。 私は、最近、「鬼」について、考える。 もちろん、二月に、豆をまく、あの鬼は、なんのことはない。西洋人でしょう。昔ヤクルトに赤鬼ホーナーなんていましたが、あの赤くて…

オシムの言うこと

昨日は、大河ドラマ、が見れなかった。録画しておけばよかったな。土曜日見れればいいんですけど、出張だし、また、録画忘れたし、難しいかな。 その後の、NHKスペシャルを見てる途中で、寝ちゃった。 ただ、最初の、方の、サブプライムで、財産を無くした人…

「チェンジリング」

やっと、映画館に行けました。毎日、日曜は、一日、疲れて寝ていたので。 1920年代の、ニューヨーク市警察、の腐敗、を一方で描いているのだが、この問題は、解決されたのだろうか。いや、おおっぴらに、このような、ことはやりづらくなっているだろうが…

(再読)神野志隆光『古事記と日本書紀』

この本は、以前、紹介したものだが、再度、読み直してみた。 この内容って、相当、すごいことを書いてないですか? 本当に、多くの人に、熟読してほしい。 どうしてか。 よく考えてみてほしいんですね。聖書は、多くの国で、多くの人に読まれている。じゃあ…

福岡伸一「体細胞クローン牛の安全性問題」

この前に、生物学者としての、昭和天皇、について書かせてもらった。 それにしても、多くの人たちが、この事実をどう考えていたのだろう、と思ってみると、不思議な感覚になる(最近の、福田和也の昭和天皇本、にしても、このことについて、どれだけ書いてあ…

右田裕規『天皇制と進化論』

著者は、この、戦中の、一つのアポリアに、とりくむ。 なぜ、昭和天皇は、生物学者、だったのか。 これは、よく考えると、ほとんど、ありえない事態であろう。 アメリカの教育界は、今だに、進化論を学校で教えることに、反対の勢力の攻撃が、やむことがない…

広瀬隆『普及版・世界金融戦争』

テレビを見ていると、よく、「こんなのを見てたら、自分の頭が悪くなるな」、と、思うことがある。 前にも書いたが、結局のところ、テレビ、や、新聞、というのは、政府の情報源と、親密になることで、一早く、情報を、発表することを、先決事項、として行動…

(訂正)森田知事、明日にも告訴

千葉県の、知事になった、森田さんが、選挙法違反で、市民団体から、訴えられるそうです(すみません。あくまで、告発ですね)。 完全無所属、を訴えて、当選したが、実際は、東京の自民党支部に所属していたり、どうも、多額のお金が、そこから、選挙資金で…

高祖岩三郎『新しいアナキズムの系譜学』

アナキズムが、長く、政治の一つの勢力、であったことは確かである。 しかし、その、アナキズムは、たんにそうなのではない。アナキズムの主張には、たんなる、政治的な立場の表明にとどまらない、もっと、ある意味、文学的と言ってもいいような、認識を求め…

武田知弘『ヒトラーの経済政策』

ヒトラーが、不況を「解決」したことは有名だ。 しかし、歴史上、そんなことができたのは、彼くらいじゃないだろうか。 当時の、ブラックマンデー、世界大恐慌が、最近のサブプライムローン問題と、だぶって語られることが、多くなってきている。 いくら、識…

おすそ分け

日本人の、アイデンティティってなんだろう、みたいなことがよく話題になる。 特に、今は、グローバル化の時代。普通に、世界中で、「元」日本人、じゃないけど、日本で生まれて、子供時代を日本で送ったけど、仕事の関係で、世界中で生活している人、あるい…

城繁幸『若者はなぜ3年で辞めるのか』

最近話題の本ですね。videonews.com でも紹介されていた。 著者は、日本の、仕事の特徴を、年功序列、と言う。 例えば、著者は、以下のようなことを注意する。 年功序列とは何か。つまり、年功序列とは、若者差別の別名なのだ。 さて、2006年3月、政府…

田中久文『丸山眞男を読みなおす』

あい変わらず、桜庭一樹さんの、『ファミリーポートレイト』のショックから、たちなおっていませんね。 人間は、生きる。しかし、それは、他人が理解できるようなことなのだろうか。他者を、理解できると思うことは、傲慢なのではないだろうか。 私たちは、…