2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

けいおん、という「へんなの」

私がなぜ、このアニメといういわゆる「子供向け」のエンターテイメントに言及しようと思ったのかの、基本的な最初は、(ちょっと恥かしいが)「アニメという衝撃」という記事を書いてからであった。その内容は、それを見てもらえばいいとして、とにかく、そ…

ブブゼラの風

今回のW杯は、ヨーロッパ勢が全般に低調だった大会と特徴付けられるだろう。また、地元のアフリカ勢も苦労していた。高地での試合は、こういった環境に慣れていないと、まず、体が動かないだろう。そういう意味で、選手一人一人が、こういった高地に適応で…

マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』

NHK で、彼の大学での講義が、放映されたことで、話題になっている。そういった、流行をたまには、見てみるのも、おもしろいのではないだろうか。 いろいろな人が、この本について触れているが、全般的に言えることは、具体的な細かな議論に、批評を加えるも…

水市恵『イヴの時間』

インターネット上に公開され、最近、映画上映もされたアニメのノベライズ版。 ロボット工学3原則というのは、アイザック・アシモフの小説において、提示されたアイデアであった。しかし、今考えてみると、こういった問題設定は、非常に興味深いものをこの最…

いい加減やめてほしい、日本人会話へた論

ほりえもんが、ブログで、おもしろいサービスについて、紹介している(ツイッタのフォロワって勝手になっておいて、勝手に会話を盗みみしてるみたいで、なんか恥かしいw)。 ようするに、英会話のサービスらしくて、自宅の、skype と ustream で、フィリピン…

都市国家論

日本の歴史において、なんにしても決定的だったのは、江戸から明治に変わるときだったのではないか、と思う。それは、いいわるいの話ではなく、当時の人たちが、こういった変更をやらないわけないはいけない、と思っていたことが重要だったのではないだろう…

海老原嗣生『「若者はかわいそう」論のウソ』

著者は、一貫して、日本の若者の就職難は、実態と合っていない、と主張する。 私も、基本的には、この認識は間違っていないとは思う。今も日本は、過去と変わらず、新卒採用は続いているし、それなりに企業は新卒採用をやめない。去年のリーマンショックでは…

国家と各国民の間のお金の分布

池田さんの、消費税は逆進的でない、という議論 は、リンクされている、論文の結論から主張されている形になっている。 ようするに、「生涯に渡って」自分が稼ぐお金のうちの消費税の比率で考えれば、逆進じゃなく、たんに「比例的」になってますよ、という…

比較劣位分野に塩漬けにされる才能

この前、紹介した、ヒマジナリーさんの「ネタ」について、私はネタでなく、「本気(マジ)」で、人々は考えた方がいいんじゃないか、と思うようになってきた。 その一番のきっかけは、映画「告白」を見てでした。この映画は、徹底して、科学に興味をもち、自…

告白再論

どうも、先週は、仕事が忙しくて、疲れていたのでしょう。ちょっと、風邪ぎみだったのか、喉が痛く、頭がぼーっとしていた。ちょっと薬を飲んだら、楽になった。 映画「告白」は、おそらく、今年の問題作の一つになるのでしょうけど、とにかく、なかなか評価…

湊かなえ『告白』

今、映画館で映画を見た後で、その売店で、文庫を買って、それをざっくりと最後まで、流し読みしたところです。 とにかく、若い人たちが、ほんとにたくさんいた。そして、すごい混んでいた。 まったく、事前の情報もなく、原作も知らないで見たんですけど、…

森和昭『日本のクラウド化はなぜ遅れているのか?』

コンピュータというのが、チューリングやノイマンの時代に生み出されて、さて、このアイデアは、 どこまで行くのだろうか。 この実に、単純なアイデア。ほとんど、数えるくらしかない、ルールの繰り返しだけ。ところが、これが、この21世紀の現在まで、こ…

見る人

アニメ「Angel Beats!」 の前回の内容は、私には、ある意味、かなり、重要に思えたのだが、ツイッターの反応も、それなりに分かったような反応ではなかったか。 あるクリエーターの方が、ゆいにゃんに日向が、子供が産めなくても結婚してもいい、みたいな発…

八木雄二『天使はなぜ堕落するのか』

去年の出版だと思うが、ここ何年かで、おそらく、もっとも、注目された本なのではないだろうか。 今でも、非常に売れているんじゃないでしょうかね。私はこの本を、そもそも、こういった学問などというものに通暁していないシロートにこそ、推薦したい気持ち…

ちょっとそこまで論

人々は、なにか、行動を行おうとすることを、億劫がる。 メンドーだw。 そうやって、みんな、休日は、寝て過す。 おいおいw。 お前は、会社に行って、帰ってくるだけの、ロボットか。 しかし、この、なにもやる気の起きなさ加減は、どーしよーもないだろー。…

森毅「集合のカテゴリー」

このブログにおいて、哲学の大物と言ったら、もちろん、 ドゥルーズ である。20世紀最大の哲学者故ドゥルーズは、多くの問題を考察したが、彼の思考の中心線になったものこそ、「当然」 ベルグソン であっただろう。 しかしこの見方はジル・ドゥルーズの出…