2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

如月ショック

アニメ「劇場版艦これ」は、全体として「シリアス」路線での作品となっていたわけだが、テレビ版を見ていた人たちにとっては、これはどういうことなのだろうか、といった感想はもったのではないだろうか。 テレビ版は、それなりに、「息抜き回」のようなもの…

子どもの約束

私たち大人にとって、子どもの頃というのは「過去」であって、そして、単に過去なのではなく、「子どもの頃」なのであるわけだが、子どもとは、そもそも、 まだ大人ではない という定義なのだから、つまりは「学ぶ」のが子どもであって、子どもの定義であっ…

なぜ国家は必ず滅びるのか?

そもそも「自由」とは、お金持ちにとっては、 国家から、お金持ちだけが、(累進的に)多額の税金を取られない ことを意味するのだから、ようするに 自由(リベラル)=左翼批判 なのだ。彼ら「リベラル」の言う「多様性」とは、 お金持ちを「差別」しない社…

フロイト的問題

いわゆる、ダーウィン的問題というのが昔からあって、 ダーウィン的問題 ... 人間は遺伝子によって、どこまで規定されているのか? というわけだが、まあ、私たちが産まれて、大抵、多くの人が「大人」と呼ばれるように成長して、だいたい同じような年齢で寿…

<挫折-励まし>関係

それにしても、今期のアニメで、「ViVid Strike!」と「Lostorage incited WIXOSS」は構造が似てしまった。それだけに、それぞれの、この後の展開の対比が興味深く感じられる。 フーカとリンネの関係 ... 子どもの頃からの親友。孤児院で、いじめられていたリ…

錬金術モデル

アメリカ大統領選挙における、トランプの勝利は、日本から見ていると、NAFTAやTPPといった、各国中央政府(つまり、エスタブリッシュメント)主導の、地域グローバル貿易協定に対する 反逆者 として、アメリカ国内の地域経済が、中央政府に「反逆」を示した…

今期一番のアニメ

別に、今期のアニメをすべて見てどうのこうのと言っているわけでも、そもそも見るつもりも、そんなモチベーションもないのだが、勝手に独断と偏見で、今期一番のアニメをあげるならそれは「ViVid Strike !」であろう。 しかし、ここにおいても、私は別に、「…

老倉育のリアル

いろいろと小説や漫画やアニメといった、物語を読んでいるわけであるが、正直に言って、どうも、おもしろくない。このおもしろくなさって、なんなのかなと考えてみると、なんというか 当たり前 なんですよね。例えば、普通に中流家庭に産まれて、進学校に入…

リチャード・ローティ「予測不能のアメリカ帝国」

トランプの得票よりヒラリーの得票の方が多かったのにもかかわらず、代議員制度のせいで、ヒラリーが負けた。だったらそれは、「一般意思」じゃない、というのは分からなくはない。しかし、そう言うなら、アメリカは国家ではなく合衆国だ、ということなので…

サカ豚の憂鬱

それにしても、一昨日の試合は、まあ、日本代表が勝ってよかったのであろう。びっくりしたのは、原口選手が守備エリアに攻撃エリアにと、何往復もする姿で、基本的に守備の選手は、リスクを考えて、あまり前に行かないことを考えると、彼はすごい走っている…

日本の「ゲンロン」工作員

日本の政治は、自民党が支配していることは、戦後の自民党とCIAとの関係を考えても分かる。 自民党がどうして日本の政治を長年、政権を奪われることなく、一党支配できたのかといえば、それは、マスコミを通して、国民をマインド・コントロールしてきたか…

国家への抵抗

アニメ「この世界の片隅に」について、私がずっと考えてきたことと、この作品のスタンスはおそらく違っているのだろう、と思っている。その「違っている」と言う場合に、例えば今、アメリカでは差別主義者のトランプが大統領になるということで、国民的な絶…

巻き込まれ系

アニメ「この世界の片隅に」を映画館で見た印象は、作品自体としてはよくできていたとは思うが、まあ、よくある戦争映画だなあ、という印象だ。 こういった作品は日本の場合に、とても多い印象を受ける。 つまり、いつもの「巻き込まれ系」だ。 広島市の海苔…

証明できない証明

そもそも言葉は、その意味が相手に通じれば、その用途を果たす。つまり、ここには「アナーキー」がある。極論をすれば、その言明が「間違って」いたとしても、相手が「間違って、そう表現したんだな」と通じればいい、とも言える。つまり、その通じるという…

新しい学問

トランプが大統領選に勝利したとき、多くの「評論家」がヒラリーの勝利を予想していたとして、どうも、イギリスのEU離脱の国民投票のときも、離脱反対が勝利するだろうという楽観的な雰囲気の中で、反対になったケースと似ている、という印象で語られてい…

アメグジット

結果的にこのような大差で、トランプの勝利となったわけだが(実際の票数は、同じくらいというのも皮肉だがw)、はっきりいって、あまりにヒラリーは人気がなかった。つまり、ヒラリーは人を魅きつけていなかった。 しかし、である。 実際に民主党の、候補…

殺人バーベキュー

東京デザインウィークというイベントで起きた、5歳の子どもの焼死の事件は、そのショッキングな動画を抜きにしても、私たちに非常に考えさせるものがあった。 例えば、なぜ公園のジャングルジムには木材の遊具がないのかといえば、燃えたら危険だから、と言…

ロジカルの条件

例えば、小保方さんのSTAP細胞の件にしても、彼女は記者会見で「何か」を謝っていたのだから、おそらく、彼女を含めてなんらかの「責任」の意識があったのであろう。実際、論文は取り下げにもなっている。 しかし、そのことと、世間が「問題」と考えたことに…

秘密社会

カフカの官僚論を作品から読み解くとき、むしろそこには、ある「国家」が国民に「隠れている」という本質が見出されてくる。 カフカの代表作『城』において、役人たちとの会話が成立しない。というか、なにを言っても、雲をつかむような「反応」しか返ってこ…

TPP賛成の悪魔

さて。TPP法案が衆議院を与党の強行採決で通過したそうで。ところが、これについて、ネット上でつぶやいている人が、ほんとうに少ない。ニュースでもほとんどやっていないし、なんなのかな、と思ってしまう。 ようするに、こういうことなんだよね。 少し前ま…

不肖の弟子

アニメ「ストライクウィッチーズ」の世界は、「魔女」と呼ばれる魔法力を人以上に特別にもった少女たちによる、人類の敵「ネウロイ」との戦いを描いた作品であった。 そういう意味では、そういった少女たちは、「特別に選ばれた」言わば、「エリート」であっ…