2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

フランスの学生デモ

フランスで学生デモが活発になっている、という記事を見た。 フランスで、学生が大きなデモとストライキをやって、キャンパスを封鎖している。 職員や教授で参加している人もいる。 全部の大学ではないが、完全封鎖の所もあれば、機能の一部が止まっている所…

アカウンタビリティを果たさない日本サッカー協会

ハリルホジッチの解任が発表されてから、いわゆる、スポーツ新聞に始まって、テレビのニュース番組、フリーのサッカージャーナリストと、ことごとく、日本サッカー協会の「権力」に阿り、おべっかを使った、 従順 の姿勢、つまりは、御用マスコミが大手をふ…

偶像崇拝は「幼児虐待」か?

この前紹介した、北原さんと香山さんの『フェミニストとオタクはなぜ相性が悪いのか』は、北原さんのフェミニストとしての、かなり攻撃的なオタク否定の姿勢もあり、いろいろと考えさせられるものがある。 この本は、確かに、ここでの主張の「オタク」は、必…

河野裕『夜空の呪いに色はない』

私が「身体論」を疑うようになったのは、それを一見 理論の<外> であるかのように語る「しぐさ」が疑わしいと思うようになったから、と言ってもいいだろう。つまり、これは一種の「ロマン主義」なのだ、と考えるようになった。このことは、今の歴史修正主…

田嶋会長はなんと言ったのか?

さて。ここで、あらためて田嶋会長は、解任会見でなんと言ったのかを整理してみたい。 監督と選手の間でコミュニケーションの齟齬があった ただし、会長や技術委員長と監督との間には問題はなかった W杯直前で、この選手との間の問題によって、緊急避難的に…

「理由」を大事にしない日本人

まあ、世の中っていうのはなんでも同じだと思うけど、大事なのは「理由」なんだよね。それを、なんとも説得的に語れない時点で、リーダー失格なわけだ。じゃあ、今回の田嶋会長がなんと言ったか? 選手が今の監督は嫌だと言ったから、監督を変えました、最終…

なぜ今回の日本代表監督の解任が悪手なのか?

今回の、日本代表監督の解任劇のなにが一番、あってはならない、許されないことか? それは、会長の田嶋が会見で 言っていたこと が、 まったく意味をなしていなかった ことにあると考えている。ようするに、まったく論理的でないのだ。サッカーというのは、…

テロリストJAPAN

さて。一日経って、なにか、状況がはっきりしてきた、というわけではないが、もう少し書いてみたい。 ただ、マリ戦、ウクライナ戦。この試合の期間と後において、選手たちとの信頼関係が多少薄れてきました。そして、今までの様々なことを総合的に評価して、…

日本代表監督解任

いやあ。私の予想が外れたというか、この時期に解任って、日本の商業主義はすげーな、と。もう誰も、日本代表の試合なんて見なくなるんじゃないですかねw ハリルホジッチを監督に選んだのは、既に協会中枢を去ってしまった霜田さんと原さんのラインだったの…

ポストモダンと実存主義と身体論

いろいろと、しつこいと言われるかもしれないが、一応の最終版として、東浩紀先生の「哲学」と彼の柄谷行人論の関係を、今までとは少し違った視点で整理してみたい。 ところで、東浩紀先生は、柄谷行人の『ヒューモアとしての唯物論』の文庫版の解説を寄稿し…

伊勢田哲治『疑似科学と科学の哲学』

この本は、けっこう前の本でありながら、数ある科学哲学の本の中でも、ある点において、非常に興味深い特徴をもっている。つまり、科学を 疑似科学 との「差異」において考えようとしている、ということが特徴としてある。なぜ、この点が興味深いのか? それ…

やなぎなぎ「セルの恋」

この曲は、言うまでもなく、何年か前のNHKの「みんなの歌」で、中川晃教という、どっちかというとミュージカル系の人なのですかね、この人が歌った歌ということで、有名なわけですが。その、NHKの「みんなの歌」のバックで流れたアニメーションの印象…

私たちは「忖度」社会とどう戦えばいいのか?

映画「ペンタゴン・ペーパーズ」は、公開初日に見に行ったが、ここで描かれた主題は、ニューヨーク・タイムズが、政府による「法律違反」の疑いがあるといった理由による、出版取消の圧力にも関わらず、出版に踏み切って、実際に裁判においても、「報道の自…

西尾維新『悲終伝』

一方において、物語シリースは、あれほど「終わり」を何度も繰り返しながら続いているのにも関わらず、この伝説シリーズは、あとがきで作者が宣言しているように、どうもこの物語は、これで終わり、といった印象が強いわけで、その差異とはなんなのだろう、…