2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

学校は「安定した職場」なのか?

以下のニュースであるが、私の興味を引いたのは、むしろ、「私立学校」の特殊性だった。 教育学者の大内裕和・中京大学教授はこう指摘する。 「人事異動のない私立校の悪い面が出てしまった印象です。私立の場合はずっと同じ職場にいるので、本来は学校をよ…

木島泰三「自由意志と刑罰の未来」

最近、ダークウェブ・アンダーグラウンドという本で、オルタナ右翼が、人間の「生物学的多様性」を 利用 して、自分たちの「人種差別政策」を 正当化 した議論を展開していることに、そういった議論はミスリーディングだ、と反論を見かける。ようするに、こ…

学校はなぜ「来なければならない」場所であろうとするのか?

あまり言いたくはないが、悲惨な事件がまた起きてしまったわけであるが、すでに、一人の知識人もこの問題にふれようとしない。きっと、自分の「子ども」の教育期間が終わったから、他人事ぐらいにしか思えないのであろう。 両親が対応を求めても「子どもどう…

科学が人類を滅ぼす

こういうことを言うと、トンデモ扱いされるわけで、また、「陰謀論者」扱いされて、無視されて、終わりなわけですけれども、逆に、彼らSFオタクたちが、そもそも「科学」を本当に「信じている」かどうかということは、逆に、疑問なんだよね。 というのは、…

大学で学ぶ「道徳」への疑い

少しここでは、ざっくばらんな話を書いてみたい。 例えば、次のトゲッターのまとめを読んで、 「女の子が主人公のアニメ」は「女性が性的消費されないアニメ」のことだと見抜けないオタクたち。それに気づかず得意げにプリキュアやきらら系を例に出して知識…

佐藤文隆『佐藤文隆先生の量子論』

確か、去年の年末に、IBMが、一般企業向けに、量子コンピュータを売り出す、とアナンスが出ていた。 しかし、素朴に、なんで、人々はこれに反応しないのかな、と不思議だった。もちろん、以下のような意見があることは分かっている。 今回のIBMの量子コン…

企業キャンペーンを疑う

去年の年末は、PayPayの話題でもちきりであった。しかし、この「祭り」も、12月の何日も経たないうちに終了となったわけだが、翌月の、いよいよポイントの賦与という段階になって、ある奇妙な現象が見られた。 paypayの付与が来ないと思ったら全部取り消し…

NGT48問題への根本的な違和感

さて。マスコミ的には、もはや、NGT48は年内解散しかない、という結論のようである。 もともとメンバー間の不仲が噂されていたが、運営は全メンバーを守るという手に出たことから、にっちもさっちも行かない状態だ。 「疑惑のメンバーは近いうちに体調…

ブギーポップは「いつ」現れるのか?

NGT48の問題は、やっと、小林よしのりが「ネットの議論」に追い付いてきたようでw、 NGT48の強姦未遂事件を隠蔽する運営に鉄槌を! | ゴー宣ネット道場 まあ、いずれにしろ、今のマスコミの報道よりは、端的な当事者の発言を尊重したものになっている…

橋下氏の三角関数不要論

NGT48の件は、運営の今村を解任して、これから第三者委員会を発足するとかほざいてやがるが、これ、完全に日大アメフト部の 内輪のノリ で今だにやって、なんとか乗り切れると思ってやがる。 -メンバーと一部ファンが同じマンションに住んでいるとの報…

フェイトはいつからこんな人気作品になったのか?

ここのところの、NGT48の件は、そもそもの「アイドル・ビジネス」の終焉が見えてきた事件であることに、当事者たちが今だに気付いていない、ということが恐しいわけであろう。 ここのところ、5CHは、その話題のスレッドばっかりであるが、これは具体…

「毒」社会

日本において、#MeToo 運動の盛り上がりに寄与したと考えられる、フリージャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者でジャーナリストの山口敬之にレイプされた事件は、山口が「不起訴」となったことで、山口が、安倍首相の伝記を書き、何度も当時のワイド…

佐藤文隆『量子力学は世界を記述できるか』

よく、SF系の人たちって、量子力学の「コペンハーゲン解釈」に対する オールタナティブ としての「多世界解釈」を、まるで「当たり前」のように語る人が多いような印象を受けるのだが、これって、なんの「慣習」なんだろう、と時々、どうしても思ってしま…

アニメ「刀使ノ巫女」の第一話

アニメ「刀使ノ巫女」の第一話は、よくある話といえばそうだが、めずらしく、第一話が「おもしろい」アニメということでは、エヴァンゲリオンのテレビ版が「前半」の綾波がメインのストーリーが「おもしろかった」ことと似ているということでは、両方とも、…

駅伝を「応援」するな

まあ、1日には企業の駅伝があって、2日、3日には、大学駅伝ということで、往路、復路ということで走っている。 しかし、この光景を見ていて、素朴な違和感がでてくるわけである。一つは1日の企業の、2巡目の「外国人」区と呼ばれているわけであるが、ど…

国家と鬱病

結局、私たちにとっての「国家」とは、今のカルロス・ゴーンの状況と比べるとよく分かるように思われる。 国家とは、私たちにとって、 法律違反を「摘発」して、牢屋に入れるシステム のことに過ぎない。しかし、安倍政権の森友問題、加計問題が示しているよ…

メイウェザーの茶番への違和感

おそらく、多くの人が、あの大晦日のメイウェザーvs天心の試合に感じたことは「同じ」なのではないかと思うわけであるけれども、これはようするに、 猪木vsアリ の試合を「踏まえて」行われている、この試合のマッチメイクの過程では、 異種格闘技戦 の「ル…