前回、紹介した子安宣邦『神と霊魂』は、宣長批判の左翼の本というより、もともとも主題は、宣長の「神」概念や、平田篤胤の「御霊」概念の紹介(現代語訳)が前半の中心になっている。 別に、今さら改まって言うまでもないことだが、1960年代に、小林秀…
本居宣長については、1960年代くらいから、一つの「ブーム」があった、それは、古事記伝を中心としたものだったわけだが、結局、戦前の皇国史観の一つのバックラッシュとして現れた。 一九六〇年代とはたしかに戦後日本の転換点であった。政治的にも、経…
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