森友問題での自殺者

いやいや、森友問題で二人目の自殺者ですか。すさまじいですな...。

森友学園への国有地払下げに関する決裁書の改ざん問題で、財務省に2人目の死者がいることが分かった。
きょうあった野党合同ヒアリングで柚木道義議員(希望)、杉尾秀哉議員(民進)が追及し、明らかになった。
亡くなっているとされるのは、理財局国有財産業務課・債権管理係長のA氏。A係長は安倍首相や佐川局長の国会答弁を作成する仕事にあたっていた。
事実関係を問われた財務省理財局の富山一成・局次長は「職員個人の問題なのでお答えできない」とかわした。
語るに落ちたのは、井口裕之・国有財産企画課長だった。「マスコミフルオープンの場でそうしたことはお答えできない」と。財務省側は否定しないのである。
田中龍作ジャーナル | 財務省2人目の死者 安倍首相、佐川局長の答弁書作成・係長

というか、この問題、リアルタイムで、すごい事実がどんどんと分かってきているのだが。

いま問題になっている森友問題をめぐって、財務省が公表した決裁文書からは、森友学園前理事長の籠池泰典氏と、安倍昭恵氏との関係や一緒に写った写真の存在が削除されていたことがわかっています。
財務省は安倍昭恵氏付職員からの財務省への働きかけ(森友問題の核心)の記録文書を隠している

まあ、そうなるよな。つまり、今提出されている決済文書の「原本」なるものを、

  • どうして

私たちは「信用」できるのだろう? 一回改竄されていたものが、なんで、こうやって「これが原本です」ともってこられたとして、それが「ああ、原本なんだな」って思うことができるの? だってこれ、問題があったから、改竄したんだよね。だったら、こうやって「これが原本です」ともってきたものも、普通は改竄されていると考えるのが常識じゃないの?
というか、上記の指摘があるように、事実上の「改竄」がすでに発見されているんだってさw

谷さんは15年以上に渡って経済産業省で働いてきたので、ノンキャリ補佐の自分の判断だけで他省庁の室長にいきなり問い合わせることはできないし、問い合わせても対応してもらえないという役所のルールは知っています。
ですので、昭恵氏から指示を受けた谷さんは国有財産管理室の担当係長に問い合わせたと思います。普通、経済産業省の補佐が問い合わせても、担当係長は電話かメールで回答して終わりです。あるいは、回答さえしてくれないかもしれません。しかし、田村室長が回答していることから、担当係長は谷さんからの問い合わせを「政治家案件」として扱ったことになります。そうすると、田村室長だけでなく、もっと上のレベルまで、この森友学園の土地購入が安倍首相夫人が関係する「政治家案件」だと考えても不思議ではありません。
それまでは、近畿財務局マターで進んでいた話が一気に本省マターの「政治家案件」になり、籠池氏の言う「神風」が吹くきっかけになった瞬間だったと考えるのが妥当でしょう。
そして、今回の財務省が公表した決裁文書には土地取得時の経緯が詳細に記載されているのに、この「神風」が吹く最も重要な瞬間となった、谷さんによる財務省への働きかけが、一切文書に登場しないのは余りに不自然です。
財務省は安倍昭恵氏付職員からの財務省への働きかけ(森友問題の核心)の記録文書を隠している

というか、上記ですでに「これが原本です」ともってきたものの「改竄」が分かっているんだから、これらは今だに「改竄」されているわけでしょう。まあ、記述レベルからして、そう考えないとおかしいよね。

このテープは後にジャーナリストの魚住昭氏が「月刊現代」(講談社)で明らかにしているのだが、そこには、放送総局長が安倍について語ったこんなセリフが出てくる。
「(安倍)先生はなかなか頭がいい。抽象的な言い方で人を攻めてきて、いやな奴だなあと思った要素があった。ストレートに言わない要素が一方であった。「勘ぐれ、お前」みたいな言い方をした部分もある」
財務省にも同じ手法を? 安倍首相が17年前、NHKに「忖度による改ざん」をやらせたときの狡猾な手口|LITERA/リテラ

あのさあ。私が今だに理解できないのは、安倍首相って、以前のNHKの従軍慰安婦番組で明らかな「介入」を行って問題になった人でしょ? なんでそんな人が

  • ちゃんとした政治をしてくれる

とか「信用」できるの? 人間の本性なんて、そう簡単に変わらない。なんでそれが分からないのかな?

ほぉ、5日に国交省から官邸へ改竄報告が上がっていたのか。朝日の記事が出てすぐの惚けていた頃か。しかし昨日は「なぜ報告しない」「知っていれば対応は違った」と財務省を締め上げてた人がいたな。
「書き換えられた可能性が高い」との趣旨を首相官邸側にも報告していたyomiuri.co.jp/politics/20180...
@NOSUKE0607 2018/03/15 10:47

なんか。前の猪瀬元東京都知事

  • カバン・コント

みたいな様相を示し始めましたね。いやはや、どうなることやら...。

ところで来週掲載のAERAのコラムに書いたのですが、ぼくは今回の事件については「組織ぐるみの犯罪」とかいう抽象表現に逃げず、現場でだれがいつどこで文章を修正したのか、それをすべて明らかにして、個人の責任を問うことがたいへん大事だと思っています。そうでないと組織の自浄が始まらない。
@hazuma 2018/03/15 13:53

世論は、政権に指示されたんだから現場の役人は被害者みたいな空気になっているけど、それこそまちがいです。上から指示されても法律は破らない、みたいな誇りが現場になければ、それこそ国が滅びます。シッポ切りはまずいけど、アタマだけすげ替えてもシッポの体質が同じなら問題は反復する。
@hazuma 2018/03/15 13:55

いやー、すごいね。完全に斜め上を行ってますねw この人は一体、だれと戦っているんですかねw そうやって、個人の「責任」なるもので、次々と

  • 自殺

をしているんですが。みんながなんとかしてこの「自殺」の連鎖を止めたいと考えているのに、この人はそういう感性はないんですかね。
なぜ現場が法を破るのか? それは「上司」が「やれ」と命令したからですよね。そうした場合、本当にその責任は「現場」にあるのでしょうか?
よく考えてみてください。
じゃあ、なぜ、この官僚組織は、そういった「犯罪」行為を行うのか? それは、その「上」の組織、つまり、官邸が

  • 彼らを守る

と「約束」しているからでしょう。つまり、この情報を

  • 最後まで隠しおおせれば

そのまま、彼ら官僚は昇進できるからでしょう? だから、佐川は見事に「昇進」したw つまりこの問題は、もしも

  • 最後まで隠しおおせれば

「問題」でもなんでもなかったわけである。
このことを逆に考えてみてください。
今回は「たまたま」、こういった悪事がばれましたが、もしもそうでなかったら、上司の命令に従わないことは、たんに

  • 上司に逆らった

という事実を意味するにすぎません。当然、人事査定に影響し、彼らの出世は見込めなくなるでしょう。こんな

  • リスク

をなぜ現場は犯そうとするでしょう? 上司というのは、部下の「人事権」を握っている存在です。その場合に、上司の「命令」は、

  • 上司がその「結果」の全ての責任を引き受ける

でなかったら、一体、だれが上司の命令に従うでしょう? ようするに、上司のその命令が

  • 法律違反

であったが、会社組織の「権力関係=パワハラ」から、どうしてもそれに逆らえなかったときに行われる行為が

です。しかし、今回は国家公務員の間で起きた事件ですから、そもそもそれを訴えることができるような組織はありません。必然的にその訴えは

  • マスコミ

を通すことでしか行えません。そして、事実、今回の事件の経緯から考えて、この「内部告発」が起きたんじゃないでしょうか? つまり、実際に今回の「改竄」問題の発覚として、現場による

  • 抵抗運動

が起きた、という事実そのものなのではないでしょうか。つまり、この「改竄」問題の発覚という

  • 結果

において、現場はこの法律違反を行わせたことに

  • 抵抗

したと言えるんじゃないんですか? というか、逆に聞きたいわけです。これ以外に、一体、どんな「抵抗」運動がありうるのか、と。
とりあえず、官僚の人たちには今をなんとか「生き残って」ほしい、と言うしかありませんね。とにかく、なんとしてでも「自殺」をさせられず、生き残ること。これだけを祈ってやみませんね...。