NHKキズナアイ問題についての個人的考察

といっても、この論争に「参戦」したいわけではなくw、素朴に思ったことを書くだけであるが。
まず、vtuberキズナアイの表面的な見た目が、いわゆる「萌え絵」であったことが、こういったノーベル賞受賞者という

  • パブリック

な場所に「ふさわしい」のか、といった「いかがなものか」的な反応が基本だったと思われる。
そこには、確かに、いわゆる「萌え絵」が、ある種のサブカルチャー、商業的アニメ、商業的漫画、また、周縁的には、商業的同人誌などによって、自生してきたコンテクストのものが、いきなり、こういった文脈で使われることへの「警戒感」が現れた、ということは言えるだろう。
しかし、このことは必ずしも一般化できるわけではないと思っている。例えば、今回のキズナアイの立ち位置が、もしも、ラブライブの9人だったら、と考えてみるとよい。このアニメは、NHKで何度も放映され、すでに完結すらしている。こういった、一定の評価が確立しているものは、

  • 恐くない

わけである。対して、キズナアイはインテリであればあるほど「知らない」わけで、その「どこの馬の骨とも分からない」ものへの「怖さ」が、こういった反応を増強した部分はあるのだろう...。