東京の闇

さて。築地市場の「移転」から「閉場」、豊洲市場の「開場」というわけですが、この話はどう考えても、

  • 深い闇

が隠れているようにしか思われない。それは、石原都知事の頃から始まり、その頃、東京の「利権集団」にとりいった連中が、政権寄りの姿勢をとることの延長で、

に賛成しない人たちを、とにかく「クレージー」だと、人格攻撃を繰り返し、その態度は今、この豊洲市場が「開場」されてからも繰り返されている。
彼らは今、「おとなしい」。それは、いずれにしろ、築地を

  • 破壊

してしまえば、彼らの

  • 勝ち

だと思っているからだ。復水盆に帰らず、というわけだ。どっちにしろ、もうなくなったものを元に戻すことはできない。だったら、未来の

  • 復興

を考えよう、豊洲市場を今以上に「良く」していくことを考えようよ、と。
ようするに、彼らは「政権」の「側」に与することで、政権のさまざまな「利権」にあずかることが、この東京で生きていく「知恵」だと思っている。その中で、石原元都知事、舛添元都知事、猪瀬元都知事小池都知事。この四人に共通するのは、今でも、まったく、みじんの迷いもなく

  • 築地破壊・豊洲移転は正しい

と信仰していることであろう。そして、実際に彼らは、マスコミに出てきて、この主張を繰り返す。
この問題のどこに「合理性」があるのだろう? 人間は「理性」を信じているんじゃなかったのか?

納税者の利益を考えるなら築地を改築しながら続行、豊洲は処分が妥当でしょうね。まずもって黒字(築地)を捨てて赤字(豊洲)を取る意味が分かりません。
@runmiyaji 2018/10/11 18:11

豊洲はすでに、排水処理などで、莫大な赤字となることが分かっている。たとえ、今の豊洲が今の築地と同じ「機能」をもっていたとしても、なのだ。

  • じゃあ、なんで移転するの?

理性的な思考ができる人なら、こう考えないとおかしくないか?
なにかが、壊れてないか?

築地市場での排水管2メートル80センチと、豊洲市場の85センチ、35センチ、25センチを比較すると、こんなに違う。「流量=管の断面積×流速」だから、築地の2m80cmと豊洲6街区85cmでは、流量で10倍以上の差があり、豊洲5街区25cmでは125倍もの差がある。排水に難があるのは一目瞭然。
pic.twitter.com/GG8qWfyWaq
@mori_arch_econo 2018/10/08 17:03

さかんに、建築エコノミストの森山さんが、ツイッターやブログで指摘してくれているが、どう考えても豊洲は「おかしい」。少なくとも、築地市場の「代替」となりえていない。圧倒的に、低スペックで、建設されている。このことを「合理的」に説明する理屈とは、一体どこにあるのだろう?

基本は、大きなスーパーとかが卸の仕組みをこの機に変えたかった。つまり、築地で品定めをされるのが気にくわないという動機が大きいです。大店法と一緒です。
@keiki22 2018/10/12 06:39

今回の豊洲市場の開場も、さまざまな問題が指摘されているが、あまりマスコミが大声で非難をしていないのは、

  • 東京都の圧力

があるからであろう。東京都が言論弾圧をしている。さまざまな圧力を使って、あまり報道しないようにさせている。
うーん。
こんなのに負けていて、いいのだろうか?
まあ、何が起きているのかって、大店法と非常によく似ている。「中央卸売市場」機能を最初から

  • 破壊

したい連中がいて、彼らがマスコミを含めて、支配しているから、まったくこの戦いが成功しない。豊洲は、元工業地帯の、埋め立て地帯であり、地震が起きれば、土地が液状化して、食料品を扱うには、あまりにもふさわしくない「工業用水<湧き水>」が、どんどんとふきだしてくる。
ようするに、この土地は

  • 売れない

土地だった。だれも買わない「お荷物」だったから、石原元都知事は、これを「築地市場」の代替にすれば、一石二鳥と考えた。

  1. 銀座に近い、莫大に大きな土地を手に入れられ、外資に「売れる」
  2. どうせ豊洲市場は「無理」だから、東京から一つ、「卸売市場」を破壊することで、「大きなスーパー」などの連中の「需要」に答えることで、彼らからの利益供与が見込める

ようするに、これは、彼ら

  • 悪魔

たちが生み出した

だったわけで、この悪魔たちの「野望」は、別に今日で「完結」するわけじゃない。
豊洲市場とは、キリスト教で言うところの

そのものだ。これこそ、東京の退廃と堕落を象徴する、人心の腐敗を象徴する。人間がどこまで「醜い」かを、彼らはまさに、その姿をもって証明する。
しかし、である。

みなさん。築地市場は、まだずうっと存続しています。築地市場内で、頑張って営業しているお店があります。築地市場の廃止の認可を取らない限り、解体はできないのです。東京都がやろうとしている解体工事は完全な違法行為なのです。
'18.10.10 『築地市場営業権組合 緊急記者会見』 at 東京都庁 - NK (@humansystem) - TwitCasting
MONIQUE koyamakumiko on Twitter: "うわお、ドンドン増えています。警官が言い合いの末、朝日新聞側に撤退したようです。双眼鏡でこちらを見ています。お買い物ツアーは五十人以上居るみたいですが、入り口では引っ越しなどの用事かどうか、聞かれます。プレスは入れないようですが、、結構な反響ですね。お買い物ツアー。… https://t.co/Pv6Pr7gZ8K"
@qqta5ydd 2018/10/10 17:48

まあ、言うまでもないが、築地市場で働いていた人たちには「営業権」がある。彼らには「権利」が法律で認められている。東京都は、壊しちゃったからと、テヘペロで済むわけがない。彼らに、なんらかの「保証」を行わなければならない。
そして、ギリギリまで彼らは、築地破壊に対して「戦う」し、「抵抗」するだろう。しかし、そもそも、どちらに「理」があるのだろうか? 彼らの「権利」を守るのが、法の役割であることを認めるなら、この東京都の暴挙が、どこまで異常なのか、我々の「理性」が問われているわけである...。