「津田先生の言い訳」の補足2

少し、しつこいかなと思いながら、前々回、前回の何が問題だと私が思っているのかについて、改めて、もう少し細かいエビデンスをつけて、以下で説明したい。

@nekokumicho 津田大介氏の親友の東浩紀氏(※あいちトリエンナーレ企画アドバイザー)が経営する芸術塾の在籍者、出身者の作品が多数あいちトリエンナーレに出展されています。そのカラクリも非常に気になります…。
@tadanokansatsu 2019/08/06 12:26

これについて、津田は、webDICEというホームページでインタビューに答えて、以下のように答えています。

──そのキュレーターからの企画が、つまらなかったのですか?
津田:つまらないというより、ピンとこなかったんです。ドクメンタほかたくさんの展覧会を見にいって、「このテーマならばアーティストはこういう応答をするのか、面白い」ということをずっと考えてきました。自分は美術のことはわからないけど、コンセプトを作った人間ではあるので、コンセプトについては誰よりも理解している。だから、「作品がテーマに合うか」という判断はできると思ったんですね。
──キュレーターもそのコンセプトに基づいてアーティストを提案してきたのでは?
津田:分野が違うこと、そして、芸術祭に求めるものの目的が違うという齟齬が当初は大きかったような気がします。僕はアートとジャーナリズムの中間的な要素を入れたいと思っていたけど、美術の人はまず美術ということにこだわる。その部分の齟齬は最初からあった。3ヵ月くらい会議をしたのですが、なかなか作家が決まらない状態が続いた。「情の時代」に沿った作品を僕自身が見たいし、このままだとそういう芸術祭にならないなと。だったら芸術監督を辞任するか、すべてにおいて最終決定権を持って、キュレーターの人にプレゼンをしてもらって、入れるか入れないかの判断は僕にさせてもらう形式にするか、と悩みました。自分でその判断をすることはすごく大変になるし、実際に仕事量が5倍くらい増えましたが、後者を選びました。それでキュレーターの人たちにも、そう伝えて、合意がとれました。その後は少しずつ齟齬も埋まっていき、最終的にはキュレーターの力もあってとても良い展覧会に仕上がったと思っています。
──ということは、津田さんから「こういうアーティストを入れたい」ということをキュレーターたちに言ったのですか?
津田:実際にキュレーター会議で推薦もしています。美術展の66作家いるなかで、3分の1弱は僕がキュレーター会議で推薦したアーティストですね。その後キュレーターに割り当てられたアーティストもいますし、僕が直轄でやっているアーティストもいます。
──具体的には、どのアーティストなのですか?
※津田氏の校正により19名の作家名を削除
あいちトリエンナーレ津田大介芸術監督インタビュー|平和の少女像問題、そして「組織化したテロに屈した」という発言の真意語る - 骰子の眼 - webDICE

この引用を開始する前から見てほしいのですが、ようするに津田は最初は、自分は「芸術監督」を行う、と言っていました。そして、キュレーター作業に介入するつもりはなかった、あくまで「コンセプト=哲学」を提示するだけだった、と。そして、実際にキュレーターたちは、津田とは別に、愛知県側から選出されていました。
ところが、津田は途中から変節します。そしてその理由が上記の引用個所です。ここでは驚くべきことが書かれています。つまり、

と。それだけの理由で、各キュレーターたちの作品選択権を奪って、いわば、津田の独断、または、強制で、

  • 3分の1

におよぶ作品を、津田の個人的権力を使って「押し込んだ」と言っているわけです。
そして、ここからが上記の「新芸術校」との、怪しい「関係」が疑われるところです。

──具体的には、どのアーティストなのですか?
※津田氏の校正により19名の作家名を削除
あいちトリエンナーレ津田大介芸術監督インタビュー|平和の少女像問題、そして「組織化したテロに屈した」という発言の真意語る - 骰子の眼 - webDICE

つまり、津田はその具体的なアーティストが誰になるのかを

  • 言えない

と言っているわけです。そりゃあそうです。なぜなら、津田と東先生は以下のように、パブリックな場で、さんざん「宣伝」をしていたからですw

東さんと津田さんの動画見返したら「名古屋に関係があるやつで新芸術校に応募さえすればすごい可能性でトリエンナーレいけた」やら「東-津田道路」やら言っててやばかった。「ボトムアップで決めた」とは言ってるけど。【東浩紀 × 津田大介】あいちトリエンナーレと5.0 (3/7)
YouTube
@unit_bath 2019/08/08 14:25

この「因果関係」はなんなんでしょうか? 言うまでもないですが、あいちトリエンナーレは「税金」で運用されています。そして、津田の仕事はあくまでも「芸術監督」で、本来なら

  • キュレータは別の人たちが、愛知県によって採用され、<独立>して作品選定を行っていた

のにも関わらず、たんなる

という「だけ」の理由で、津田によって私物化されているわけですw やれやれ。税金の私物化って、こんなに簡単にやられちゃうんだね...。
(津田は、朝日新聞と同じように「検閲w」できると考えていたのではないか。実際、上記の具体的なアーティスト名を問う質問を含めて単にそこが削除されていたら、あまり気にならずに読み飛ばしていたような文脈ですしね...。)