数学ガール

はてなブックマークで紹介されていた、以下のブログ

数学ガールオタクが初見VTuberの積分配信にめちゃくちゃ感動したメモ1|kqck|note

で紹介されている、以下の、VTuberの二人による、数学動画だけれど。

魔界ノりりむが積分の問題を解けるまでおわれません

まあ、グウェル・オス・ガールさんが、九九やかけ算、割り算は得意そうだけど、分数も知らなそうな、不登校の魔界ノりりむさんに、一気に、高校数学で教えられる、微分積分まで、できるようになってもらおう、という動画だが、いやあ。8時間。長い。途中、微分の計算をやってたところは、寝てて、見逃したけど、最初と最後は、けっこう真剣に見てた。
基本的には、微分を、関数のグラフの「傾き」という形で、「極限」計算で、かなり丁寧に教えた上で、積分は「微分の逆演算」という、(連続関数の)リーマン積分の「性質」を使って、計算方法はトレーニングさせた上で、その「意味」を、グラフの面積で「解釈(直観的なイメージ)」させていた、という形だろうか(そういや、最初、次元=ディメンションの話をしていて、最後で積分は面積だ、という説明をせっかくしたのに、その二つがつながっている説明がされなかったから、うまくフラグが回収されてないんだよね)。
まあ、いいんだけれど、できれば、その計算した値が、なるほど、その面積に「だいたいあっている」っていうのを、図形の面積の側からのアプローチで納得させるような手順があったら、より納得感がアップしたかな、なんて思った。
しかし、おそらくここでの主眼は、基本的な、足し算、引き算、かけ算、割り算の「能力」を身につけ人は

  • 一気

に、大学レベルの数学にまで到達できる、っていう、一つの証明だった、ということなんだと思うんだよね。つまり、足し算、引き算、かけ算、割り算の「能力」さえ、十分なレベルに到達していれば、それ以降の数学は理解できる。つまり、より注意しなければならないポイントは、りりむちゃんが、ちゃんとかけ算、割り算の「基礎」が身に付いている、っていうポイントなんだと思う。彼女が、どんどん、その新しく知ることになった数学概念を、自分のものにしていく姿は圧巻だ...。