無関心

立憲民主党の党首の枝野が辞任をした。その理由は、「政権交代」をうたいながら、与党に過半数を取られて、つまり「負けた」から、だと言う。
しかし、この選挙を見てきた人々にとっては、枝野が辞任したのは、

にあった、と考えている人は多いのではないか。
一緒に選挙を戦うと言っており、日本共産党も、れいわ新撰組も、最大の敬意を払って、立憲民主党を「応援」していたのにも関わらず、枝野の態度は、

みたいな、「傲慢」な態度を、ずっと続けて、それをこの選挙の間、ずっと見せ続けたわけでしょ。あのさ。こんな、「他人に冷たい」奴を誰が応援するのよw 国民を馬鹿にするのも、いい加減にしろよ。
国民はよく見てるよ。選挙に勝つのは、

  • この国のリーダー

なんだよ。それに対して、枝野の態度は、「自分の(立憲民主党の)友達は大事にする。それ以外は(たとえ、選挙協力をしていても)差別をする」と言っているのと変わらないんだよ。だったら、もしも、枝野が内閣総理大臣になったら、

  • ほとんどの多くの国民は、枝野に「差別」をされる

と考えるよね。こんな奴が、日本のリーダーになれるわけねえだろ。そんなことくらい、誰だって分かるよw
馬鹿なんじゃないか。
俺たちが見ているのは、「仲間を大切にする」倫理なんだよ。枝野には、それがねえんだよ。だから、こいつには、国民を牽引することができない。人を魅き付けることができない。彼には、なにかが欠けているんだ。
さて。少し冷静になって、今回の選挙を分析していきたい。立憲民主党が考えていたのは、選挙前に行われた、横浜市長選挙での、立憲民主党の勝利だったはずだ。そして、なぜ勝利できたのかには、明らかに、

  • 菅政権

があった。菅が総理をしている限り、勝てる、と考えていた。菅が、この新型コロナが吹き荒れていたときに行っていた態度は、まったく

  • 頼りない

ものだった。テレビの前で、まったくしゃべられず、原稿もまともに読めない。まさに

そのものだった。こんな奴に、「殺されたくない」ということで、横浜は圧勝だった。
(そういう意味では、江田憲司が存在感を発揮していくのかもしれない。)
しかし、自民党は「したたか」だった。さっさと「損切り」をして、菅を総理から降ろし、別の顔で選挙に挑んできた。それは、結局は自民党

が、圧倒的に立憲民主党を勝っている、ということを意味しているのだろう。
独自に調査をすれば、菅を顔にしていたら、選挙で絶対に勝てない、というマーケティングがでているのだろう。
対して、立憲民主党は、そもそもその可能性すら、まともに予測をしていなかった。つまり、「奢り」があった。戦うには、あまりに「甘い」わけである。
さて。そういうわけで、立憲民主党に「風が吹かなかった」わけだが、それで、立憲民主党に勝利の目がなくなった。
このことは、今回の選挙の投票率が上がらなかった、ということを意味する。
しかし、である。
こんなことでいいのだろうか? 立憲民主党は「自分で風を吹かせられない」わけである。こんな政党が、何回、選挙をやったって、政権交代は起こせないんじゃないのか?
この原因はなんなのか? まず、維新の躍進という

  • 地方政党

の存在が注目される。つまり、立憲民主党は、東京都知事も、大阪府知事も、大阪市長も取れていない。つまり、地方に地盤がない。つまり、地方に「弱い」野党なのだ。もしも、全国を取りたいなら、まず、地方を支配しなかったら、どうしてそれが達成できるだろう。あまりにも、その考えは、甘くないだろうか。
地方に目を向ければ、かなりの割合で、自民党の「岩盤」支持の地域がある。この牙城を崩せる目処は、一体、いつになったら可能になるのか。なぜ、ここの突破を目指さないのか。なぜ、

  • 都会政党

を気取って、地方を「置き去り」にするのか。
そういう意味では、明らかに、今回の選挙は、「新型コロナ」選挙だった。そうでありながら、立憲民主党は、東京都知事も、大阪府知事も、大阪市長も取れていないわけで、圧倒的に

  • 脇役

だったわけだ。おそらく、維新だけでなく、東京でも、もしも小池が選挙に打って出ていたら、かなりの票を獲得していただろう。それは、菅の逆なのである。地方は、お金がない。お金は国家に握られている。その中で

  • よく頑張っている

と解釈されるわけである。この新型コロナにおいては、悪役は国で、地方は「ヒーロー」だ。そうであるにも関わらず、東京都知事も、大阪府知事も、大阪市長も取れていない立憲民主党は、なにかを根本的に勘違いしていると言わざるをえない。どんなに、吉村や小池の「人格」が疑わしかったとしても、なんらかの

  • 協力

を模索できなかったところに、全国規模の嵐を起こそうという野心を感じられないわけで、本気で政権交代を目指していたのかを疑わせるわけである。
もう一つが、

である。立憲民主党には、どうやって若者に自分たちに投票してもらうのかの「熱量」が、まったくない。なにか「正しい」ことを言っていれば、若者がいつか、こっちを振り向いてくれるんじゃないか、と勝手に夢想している、厨二病を思わせる、痛々しさがある。
若者が振り向いてくれる人は誰か? 圧倒的なカリスマだよ。そういう意味で、今回の選挙で、れいわの3議席(実際は、4議席分を取っている)は驚くべき成果だった、と言っていいと思う。
もう、ポスト枝野は、山本太郎しかいない、と言っていいと思う。それは

  • 今回の選挙

が証明している。

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こちらの動画で、市民連合のリーダー的存在である、山口二郎は、れいわの政策である、消費税減税に、基本的には、否定的な態度をとっている。つまり、山口二郎の考える政治の方向は

なわけである。つまり、彼の考えている未来の政治システムは、北欧型の高福祉高負担なわけだ。ところが、だとするなら、れいわと組むことは、矛盾している、ということになる。つまり、 彼自身も反省しているように、ここについて、決着をつけられなかったわけだ。
もしも、山本太郎を、野党連合のリーダーとするなら、野党が政権をとった場合は、山本太郎が総理大臣だ。そうした場合、山口二郎などの、立憲民主党のイデオローグは、

  • 山本太郎に、高福祉高負担を認めさせなければならない

ということになるが、この選挙の間の、山口二郎の、れいわや、山本太郎への「冷遇」や「冷笑的態度」を考えると、そもそも、山本太郎をリーダーにするとか、彼を総理大臣にする、なんて、今だかつて、一度も考えたことがない、といった態度なわけであるw
あのさ。こんなことで、よく選挙に勝とう、なんて考えたねw
山本太郎だけだよ。「国民主権」を訴えていたのは。彼だけが、「みんなが主人公だ」と言っていた。だから、れいわは4議席をとったんだ。こんなことができる、立憲民主党の議員が、一人でもいるのか? 山本太郎より、人を引き付ける人が、立憲民主党の中の、どこにいるっていうの? いい加減、気付けよ、馬鹿野郎...。