ゲンロンは言論では「ない」

東浩紀先生の会社である、ゲンロンは、言論機関ではない。

  • ニセメディア

である。それは、彼自身が言っているように、

  • プラットフォーム

とぬかしている所にもあらわれている。
対して、東浩紀先生自身も、ツイッターでリスペクトを語っている、videonews.com の神保哲生さんの番組は、「報道番組」であり、当然、言論機関である。
この違いは、神保さんの番組は、欧米のスタンダードな報道「倫理」規定を守って、番組を作成している、という意味で、

  • (その範囲で)信頼できる番組作りを行っている

ということが言える。

神保:ぼくは海外のテレビなんかも、50や100回は出たことがあるんだけど、ジャーナリストとして出演した番組で、ギャラというものをもらったことがないんです。APは、今年の今の倫理綱領に入っていないんですけど、ぼくらのときはですね、たとえば、ペイドインタビューは、お金を払ったインタビューは、その旨を書かなければならないんですね。お金を払っている、って。そんなこと書けないじゃないですか、お金を払ってって。ということは、実質的に、ペイドインタビューはできないということなんですよ。お金を要求されたら、それはできませんって言うしかないってなっているんですね。でね、日本のすごく大きな問題は、新聞社にコメントをするだけでも、後から、ふりこみ先を聞いてくる。コメントだけでもお金を払う。出演にいたっては、けっこうすごい、いいお金が出るようになっている。10万のお金がでる。そうすると、また呼んでほしいという理由で、局側が何を言ってほしいかで、当然言う人が出るにきまってるじゃないですか。これが実は、異常なことなんだよ、ということが日本で認識されていない。だから、外国人のゲストが来たときに、ギャラを払うっていうと、お前らそんなことをやってるのか、という話になるんですね。それが、なにかコラプトされている行為のように思われちゃう。
で、それを言うと、アメリカでももらっている人はいるぞというから、からくりを説明すると、例えば、CNNを見ていると、ユニバーシティ・オレゴンという肩書で出ている人がいます。その肩書しか出てこなかった場合は、ギャラは払いません。教授としてしか出ていなければ、払いません。ただ、CNNとかで、しょっちゅうでる人は、最初に、ユニバーシティ・オレゴン、プロフェッサーと出た上で、20秒ほどすると、もう一個、肩書がでるんですよ。CNNポリティカル・コメンテーター。あれは、コメンテーター契約をしている人なんですということを、一応明示している、ということで、先ほどのAPのペイドインタビューを払ってはならないを、かなり緩く解釈した結果、CNNで雇われている人ですよ、ということが分かるように、CNNポリティカルコメンテーターとか、なんとかアナリストとかでている。だから、大学の先生であると同時に、CNNに雇われている、雇われているという表現はしていないけど、コメンテーターと書くことで、ギャラを払うということを正当化している、という形なんですね。もし大学名しか出なかったら、私のように、ただ、ジャーナリストとして出た場合は、ギャラを払えないんですよ。それは。それは、報道の中立性が毀損されるから、となっていて、日本の海外との違いとして考えられるのは、そこですかね。
www.videonews.com

これは、利益相反(conflict of interest)に伴う

  • 「倫理」規定

によって、いわば、報道機関側が自主的に自らの「健全性」を保証するために行っている行為である。
対して、東浩紀先生はこれを守っていない。というのは、以下のように、本人自身が、認めているわけであるw

前にも呟いたけど、僕は立憲の支援をうけたのはそれ自体は問題ではないという考え。親立憲、親リベラルのメディアとして堂々と振る舞えばよかった(どうせそうだったし)。問題はにもかかわらず資金提供を隠して不偏不党を謳い、またDappi事件で資金提供そのものが悪だと叫んだことにある。
@hazuma 2022/01/12 16:29

だとするなら、ゲンロンだかシラスだかで行ってる、彼の会社の番組の

  • 長話

は、なんなのだろう? 「宣伝」? Γ広告」? あらての「マインドコントロール」? 「洗脳番組」?
報道の「公正」「中立」とは、

  • 形式的

な問題である。そうした場合、この「形式」を馬鹿にして、「内容」を語ろうとする連中が現れるわけだが、なぜ「内容」を対置することが、その目的であるところの報道の「公正」「中立」を守ることになるのかが分からないわけだ...。