私なりのウクライナ戦争にまつわる動画のまとめ

ここで、少し、時系列で、ユーチューブの動画で、私なりの視点で、今回のウクライナ戦争を分析している方のものをまとめておきたい。
まずは、デモクラシータイムズでの、報道であり、情勢分析の動画として、以下の三つがある。一つ目が、半田滋さんによる解説、二つ目が半田滋さん、田岡俊次さんなどによる討論、三つめが田岡俊次さんによる解説。この辺りが、ロシアの侵攻が始まって、最初の頃に見ていた動画。

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次に、ジャーナリストの烏賀陽さんによる解説。この方は、アメリカの大学で、国際安全保障、軍事学修士課程をとっている、とのこと。

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最後に、元民主党の総理大臣の鳩山由紀夫さんの二つの対談。一人目が、孫崎享さん、二人目が、東郷和彦さん。

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なお、孫崎享さんについては、ニコ生にチャンネルがある。

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いろいろ論点があると思うけれど、全般的に言えることは、アメリカの主張がずっと、ぶれ続けてきた、ということ。
時の大統領が国内ポピュリズムにひきづられて、国際公約をどんどん破る発言をし続けたこと、ですね。古くは、NATOの北侵をやらないと言っていたのに、クリントン大統領は一切の制限はない、と言ってしまうし、最近ではポーランドなどに、アメリカの軍備を置いてしまう。アメリカはウクライナと一緒に戦争をしないくせに、最近まで、一緒に軍事訓練をやっていた。早い話が、ロシアが侵攻するに至るまでのロシアからのクレームに、まったく、なしのつぶての反応を続けてきたこと、そのアメリカの「強行」姿勢が、今回のロシアの凶行をひきだしている、と言いたくなるわけだけど、バイデンにしてみれば、選挙もあるし、ロシアに対して「弱腰」と国民に思われることをやりたくなかったわけでしょw
まず気になったのは、鳩山由紀夫さんとの対談で孫崎享さんが言及していたこと。つまり、ウクライナは、ウクライナ国内のウクライナ語を話す人の割合が、

だと(他は、ロシア語。つまり、東部はロシア語がネイティブな人が多い)。ところが、ウクライナが独立後、ウクライナは国民の「ウクライナ化」を進めていた。ウクライナ語が話せなければ、公務員になれない、あるいは、教育もウクライナ語を重視する。ということで、ロシア語系が、第二国民扱いになった、と。
それじゃあ、ということで、ドネツクとルガンスクが独立、自治を求めたら、ウクライナの治安当局に抑えられた、と。
あのさ。
今回のロシアの行動がどうこう言う前に、こういった「前提」をなぜ、有識者は説明してくれないの? こうやって考えると、必ずしも、ロシアはウクライナに「介入」がしたい、というより、自分たちの民族に近い人たちの「地位」が脅かされようとしているのに対して、今まで通りの

  • それなりの「地位」の保障

をしてくれ、と言っている、というふうに聞こえるわけでしょ。だから、必ずしも、ロシアにとって、ウクライナの内政に介入したい、というより、ウクライナ内のロシア語圏の人たちに対する

さえ守られれば、必ずしも介入しない、という意図のように聞こえるわけだ(実際、ウクライナは貧乏な国なわけで、介入に、そこまで、国益はないわけでしょ)。
(もちろん、ウクライナが、他方において、ロシアにとって数少ない、港としての重要性があることは、中国にとっての、ウイグルが、水の「水源」としての重要性があることと似ているのかもしれないが)。