スパスタ最終回の予想(その2)

第11話の放送から、一日が経過して、少し冷静になったところで、もう一度、最終回の予想をしておこう。
まず、多くの人が指摘しているように、最終回のタイトルが「自分を叶える物語」となったことで、第3期が行われる可能性は限りなく少なくなった。
つまり、もう、3期でとりあげる「話題」がないわけね。

  • 学校閉鎖の危機問題 ... すでに、一期で解決している。
  • ライバルの問題 ... サニパは卒業、マルガレーテちゃんは、そもそもラブライブに興味のない人。彼女をライバルにして、3期をひっぱることは、ありえない。そして、今までの流れから、他のライバル校は一つとして現れていないことから、そもそも、ラブライブで「戦う」相手がいない。

つまり、すでに、今までのラブライブシリーズが「問題」として掲げてきたことが、解決してしまっている、という意味で、やる意味がない。
次に、NHKEテレでの放送を考えてみよう。NHKは言うまでもなく、準公共放送的な色彩をもっているわけで、いつまでも、この枠を一つのコンテンツに与え続けるわけにはいかない。一期のOPが、新国立競技場だったことから分かるように、もともとは、東京オリンピックとの連動企画だったんじゃないか、と想像できる。そのオリンピックが、汚職だらけの批判を受けている中、多分に「打ち切り」的な終わり方を強いられている可能性すらある。
では、最終話の展開を予想してみよう。千砂都の説得もあって、かのんは「留学」をすると決断したとしよう。そうした場合、マルガレーテちゃんは、その学校に入れることになる。彼女の目的を果たすのだから、彼女としてはハッピーだろう。そこで、ラブライブ全否定だった態度を柔らげることで、ラブライブ世界との和解を最後の最後は印象づける演出を入れてくるかもしれない。
では、来年はどうなるだろう? おそらく、これは「留学」なのだから、かのんは来年のラブライブの時期に「戻ってくる」ことを約束するだろう。そして、来年も、ラブライブに出場をすることを、今の9人のメンバーと固く約束するんじゃないか。
ここで、今年の夏休みを考えてみるといい。そこで、一年生は少しでも二年生との実力差を埋めるために、北海道で自分たちだけで合宿をやった。こんなことは、今までのシリーズでは考えられなかった。普通ならそれはもはや、「チーム分断」と言ってもいいような状況なわけで。
かのんは、おそらく、彼女たち一年生と「同じようなイメージ」をもって、

  • 修行に行ってくる

という気持ちで留学に向かうのではないか(そもそも、最近の高校生はSNSもあるし、いくらでも、動画で会議もやれるし、海外に行ったって、毎日、顔を合わせることだってできるわけだw)。
大事なポイントは、

  • 「三期はない」が、来年のラブライブへの出場を目指すことを約束する

ところで作品が終わる、という結末だ。こうすることで、少しは前向きな形で作品を終えることができる、と考えているのかもしれない...。