根源的な森保監督の失敗

おそらく、誰もがこの結果について「愚か」という表現が一番ぴったりくると思っているんじゃないか。ドイツに勝って、明らかにアドバンテージがあった。対して、コスタリカは初戦で大敗したんだから、このまま、おめおめと母国に帰るわけにはいかない。なんとかして、一泡吹かせてやろうと、虎視眈々と狙ってきた。
そんな情況を考えれば、「警戒」しなければならない相手であることは明らかだった。
結論として、相手が引いて守ってきた時点で、

  • 引き分けでいい

という判断をしなければならなかった。ところが、監督を含めて、誰もそういった戦い方をしなかった。監督は後半、次々と攻撃の選手を投入した。しかし、ゴール前をがっちりと守っている相手に、三苫を除く誰一人として、効果的な攻撃ができなかった。当たり前である。ゴール前にスペースがないのだから、いつものように動けないのだから。
じゃあ、なんで監督は後半、まるでドイツ戦のように、次々と攻撃の選手を投入したのか? 馬鹿だから。そう言うしかないでしょ。今まで、5バックの相手から、そうやって点がとれたことが一度としてあったのか? スペースのないエリアに、ボールさばきは下手だけど、足の早い選手を投入して、どうすんの?
おかしいでしょ。
じゃあ、なにがおかしいのか?
日本は守備の選手が少ない。なぜか、そのことを誰も言わない。
まず、酒井宏樹がドイツ戦で怪我をしてしまった。また、絶対的なエースの富安が怪我がちな選手で、いつ使えて、いつ使えないのかが、さっぱり分からない。あと、言うまでもなく、中山が怪我で離脱している。彼は左利きで、あの位置で重要だったはずなのに、ものすごく重要な選手なのに。
さらに、守田選手は、コスタリカ戦に出場はしたが、あまりにも質が悪かった。あのさ。100%の力が出せないなら、出場するなよ。邪魔なんだよ。ほんと、お前が日本を負けさせたと言ってもいい。
日本は、酒井宏樹と中山の不在によって、この試合を

  • 左:山根
  • 右:伊藤

のお笑いコンビで挑まざるをえなくなってしまった。山根とは、そもそも攻撃の選手である。こういう選手を、まるで、守備的な使い方をせざるをえなくなっている時点で、日本は終わっているわけである。
さらに伊藤。この試合の戦犯と言われている存在だが、あまりにも質が悪すぎた。失点シーンの起点はこいつで、セオリーから言えば、お前はセーフティに外に蹴り出さなきゃならない場面で

  • なぜか

つなごうとして、大惨事を招きやがった。こんな基本の基本のプレーができない。代表レベルどころか、プロのレベルの選手なのかも疑わしい。
いや。お前が日本代表に呼ばれてから、ずっと「不安定」だったでしょ。そんなの、この試合に始まったことじゃない(というか、この伊藤って、つきあっていた女性を孕ませて、堕胎させたことで有名な奴でしょ。スキャンダル的に、今回の大会は辞退したらよかったのにね)。
あのさ。これが、森保の言う

  • ターンオーバー

の正体なわけ。富安や酒井を出せない。でも、それに代わる選手がいないの。間違っても、相手が守備的に来ていて、

  • カウンターが怖い

のに、「ターンオーバー」で、山根とか伊藤という「二流選手」を使わざるをえない時点で、日本は負けているわけ。
私はこの大会が始まる前に、日本の「不吉な予言」をした。つまり、体調の戻らない選手を監督が無理に使って、最悪のパフォーマンスで、ゴール前で、PKを与え続けて、次々と

  • 失点

をする、という予言だが、その失点の数が多かろうが少なかろうが、結果として、こうしてコスタリカに点をとられて負けているわけで、私の感覚からすれば、完全に予言が的中している感覚なわけだ。
森保はなぜか、中山という守備の選手が怪我で辞退したとき、代わりに町野というFWを入れた。頭がおかしい。実際にこうして今、守備の選手層が薄いことが、コスタリカに負けた原因となっている時点で、森保は賭けに負けたわけだw
じゃあ、なぜ森保は守備の選手を増やさず、攻撃の選手ばかりそろえたのか? それは、ドイツ戦の最後を思い出してもらえばいい。森保は、守備の選手を全員、攻撃の選手に代えることさえ厭わない。なぜ彼がその選択をできるのかといえば、

  • 5-4ブロック

を作ってしまえば、今回のコスタリカのように、そう簡単に点数が入らないことを知っているからだ。だとするなら、コスタリカの得点の場面で、日本は

  • 5-4ブロック

を作らなければならなかった。なのに、なぜあの場面で、そうならなかったのか? これが日本なのだ。だれも監督の言うことを聞かない。選手は全員、監督を馬鹿にしている。監督の言うことを聞かない。監督の言うことを無視して、自分勝手に得点を狙い続ける。日本が負けるときとは、

  • 負けるべくして負ける

のだ...。

追記(11/29):
今回の大会は、abemaで何度もみれるので、戦犯がだれかがわかりやすい。
失点シーンの起点になっているプレーは、相手が日本の裏、背後に蹴ってきたのを伊藤がなぜか、中央の吉田に返した場面であることがわかる。
おそらく、フィールドのプレーヤー全員、サッカー経験者は全員それに気づいただろう。
サッカーのセオリーとして、背後に蹴られたボールは、セーフティに外に蹴り出す、というのがある。
これはプロの試合でも、まず、必ずこれをやっている。なぜなら、これをやって、だれも怒らないからだ。それだけ、背後に蹴り込まれたボールは危険だ。
なんと、ね。これを伊藤は、この大事な場面でポカしちゃったんだよね。もう、そういう奴なんだよ。