ガルクラと「アジール空間」

アニメ「ガールズバンドクライ」は、正直、第1話から第4話までは、このストーリーがなにを描いているのか分からない作りになっている。その上で、第5話で始めて、この作品の構造が提示される形になっているので、ネット上でも第1話から第4話までで感想を書いてあるものが、正直読めない、といった惨状を示しているw まあ、それはそれで、よく分からないというのを正直に書いてるのでリアルなんだけど。
第5話の最後でライブハウスでライブを行うんですけど、つまり、そこに至るまでのストーリーが結果として何を示しているか、なんだろうね。
作品内において、よく「ロック(=ロックンロール)」という言葉がでてくるわけだけど、その言葉が示しているものがなんなのかが大事なわけでしょう。おそらく、この日本の文脈においては、それは

を意味していたんだと思うわけね。つまり、主人公の仁菜が地元の高校でのイジメに苦しんでいたものも、今のこの社会における理不尽な同調圧力だったわけでしょう。どうしても、それを受け入れられない人たちが、社会秩序の網から逸脱して自由な空間を探す。
大人社会の理不尽な強要に、ただただ「大人になるとはそういうこと」だと言って順応している大多数に対して、それがどうしても受け入れられずに戦う人が現れるわけで、そういった人たちの、一時の避難場所として機能するのは「アジール空間」であり、ロックであり、ライブハウスという空間なわけでしょう。
だから、そういった社会に従順に従って、社会秩序を守ることにしか興味がない「家畜」「奴隷」精神の、勉強バカは東大に入って、仁菜のような「狂犬」「こじらせ」「猛牛」にひたすら

  • いらだち

を覚えずにいられない。まあ、「宇宙よりも遠い場所」のときと同じで、作品自体が必然的に賛否が分かれる構造になっているわけだ...。

追記∶
仁菜と桃香がなぜ、この社会への反発をしているのかの理由については、正直、曖昧な印象がある。
仁菜は学校でのイジメがあって、それを家族に話したけど、トラブルを大きくしたくなかった家族はなあなあですまそうとしたことに仁菜は不満があって、今回の東京への上京であり家出?につながっている。しかし、イジメが原因で登校拒否をしていたようでもあるし、高校中退なら、高卒資格なしで予備校に通って、大学を目指している?
桃香は地元で高校の部活仲間とバンドで人気になって、上京してきた? プロになるきっかけでメジャー路線に変更が納得いかなくて、バンドを脱退。その後、あきらめて地元に帰ると一話になるわけだけど、それぞれいつの話?
あと、2話ですばるが桃香のバンドのドラムとして紹介されるけど、もう地元に帰ろうとしてたんだよね。いつそうなった?