今、アメリカは共和党政権で、トランプが大統領で、彼は、基本的に、国内の白人優先を自称しているわけで、これを理由にさまざまな有色人種のアメリカへの
- 移民
に敵対している。このことと、日本の安倍総理であり、自民党がアメリカであり、トランプに
- 同盟
- トランプ(アメリカ政府)+安倍(日本政府)
は
- 敵
と認識されている。もちろん、アメリカの日本人はこういった意味で、「民主党支持者」なわけだが、これにとどまらない。アメリカの韓国人も、アメリカの中国人も同じ理由から、「民主党支持者」なわけだ。
ということは、どういうことか? アメリカにおいて、日本人移民には
がない。彼らはそれぞれ「孤立」していて、日々の生活の中で、日本人という名の下に行われる「連帯」を実感していない。その代わりに存在しているのが、
- 東アジア人
としての連帯感である。実際、彼らは日々、中国人や韓国人と「同じ」仲間として仲良く連帯している。実際に、アメリカにおいて、なんらかの発言権をもとうと思うと、必然的に数のボリュームが必要となる。しかし、そのためには、あまりに日本人コミュニティは脆弱なのだ。やっと、それに中国人と韓国人を足して、少し発言権がでてくる、という程度なのだから、彼らにはアメリカに長くいればいるほど、日本人というアイデンティティはなくなる。
ところがこれが、韓国人や中国人ではどうかというと、まるで反対なのだ。なぜなら、彼らには「同一性」の連帯というものがあるから。彼らには、自分の名前の性が一致する「家族」には、それがどれだけ家系上離れていても、同じという感覚がある。よって、たとえアメリカに行こうが、どこに行こうが、この「関係」はそのまま、からみとられたまま、ひきずって来るので、この「同胞」感覚は世代を経ても消えないのだ(事実、中国も韓国も、名前の性の種類は少ないわけで、日本の名前の性のように、明治になって、なんちゃってで作ったものとは違うわけだ)。
春名:中韓の往復の貿易高は日韓と米韓、これを全部合わせた往復の貿易高より多いんですよ。中韓だけで。したがって、中国だけでなんとか食える、と。それとやはり、在米韓国人の数と韓国系アメリカ人の数を合わせると、日経アメリカ人よりもよほど多いんです。今も、中国系アメリカ人は、600万人近くになっています。二番目がインドで、三番目がフィリピンと。そういう形でですね、日系の人の発言力も落ちてきて、もともとが日系アメリカ人っていうのは、リベラルな思想の人たちが多いので、ようするに、アジア人ならいい、みたいな人たちが日系人なので、やはり、そうなってくるとですね、日本そのものが、日本本土の人たちが、かなりガラパゴス化してくるんですよ。
VIDEO NEWS 日韓のいがみ合いで崩れる東アジアのパワーバランス
さて。これから、何百年と経過した日本はどうなっているだろうか? まず、リベラルとは、ようするに「グローバリスト」のことだと分かるだろう。もっと言えば、「世界のフラット化」にこそ価値を見出す連中です。彼らは、日本「独自」の何か、という言い方を嘲笑します。彼らの理想は
- 世界国家
です。今の国家に分割された世界を嘲笑して、それに代わるものとして、世界政府を夢見ます。彼らは、福祉に反対しているのではありません。日本国家に特化した福祉を「不公平」という意味で嘲笑します。ようするに、世界中の人は
- 平等
にならなければならない、ということです。その必然的な結果として、日本は滅びます。しかし、その経過において、まず起きるのが、
- アジア主義の完成
です。
神保:どうも聞いてると、まさかと思いましたけど、韓国の大統領がですよ、もう日本がそう言うんだったら、我々は、北と一緒になって日本に勝ってやるっていうことを言っちゃってるじゃないですか、そこまで。それは、イコール、もちろん北と一緒になりたいっていうのもあるんでしょうけど、結局それは、陣営という意味では、韓国が向こう側に行くと言っちゃてるんですよね。
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韓国は、あまりにもの日本の生理的な嫌悪から、アメリカ陣営に属していることに耐えられなくなります。代わりに
- 中国陣営
に投降します。もともと、多くの朝鮮系の中国人が中国にいるのですから、当然なわけです。そして、その結果として、日本は中国に
- 吸収
されるでしょう。そして、その運動を強烈にひっぱっていくのが、今回のあいちトリエンナーレで
を理由に、天皇制を嘲笑した、「アメリカの日本人」であり、大学教授や書籍などを出版している文筆業に関わっている「インテリ」たちです。彼らは、上記の文脈から、
- 反安倍
の一点において、
- 韓国との連帯
を主張していたわですが、その必然的な結果として、韓国と日本は一緒に、中国に吸収され、
- 中国文化
による、
- 中国帝国の完成
が実現します。この時点で、すでに、日本と韓国と北朝鮮という国は完全になくなり、「中国帝国」だけが残ることになります。
私たちの今の視点では、民主主義国家でない中国に、韓国や日本が吸収されることになるのは、不思議なように思われるかもしれません。しかし、今のトランプ大統領の
- 白人優越主義
を考えれば、日本が中国側につかなければならなくなることは必然です。そして、韓国はこの動きを「加速」するわけですが、彼らがひたすら願うことは、
- この世界からの日本の滅亡
であって、そのためなら、韓国が滅びてもかまわない、という思想にまで、辿り着くわけです。すべての民主主義などのこの、近代社会の価値を代替にしてでも、
- 日本
さえ滅ぼせれば、韓国が滅びることなどどうってことはない、と。よって、日本の滅亡と代替に、韓国は中国陣営に吸収されるわけだが、それは日本の「表現の自由」主義者についても同じなのだ。彼らは、憎むべき、トランプ&安倍の必然的な結果として、たとえ「表現の自由」を失うことになったとしても、トランプの「白人中心主義」を許せなくなくことが、中国という
- 「表現の自由」のない国
に吸収されることを認めてしまう。それは、まさに「パターナリズム」を信じるから、という一点しかない。きっと、中国の中枢は、日本の「表現の自由」を守ってくれるはずだ。トランプのように、白人中心主義者ではなく、同じ東アジア人としての「連帯」が可能だと考えて、日本人に「優しく」してくれるはずだ。ところが、ひとたび、日本が中国に所属するやいなや、日本の人口は中国に、とうていおよばあいわけで、常に、あらゆる場面で
- 多数決
で勝てなくなることで、「自然」に日本は「消滅」して、もはや誰も、過去に日本人なる人種がいたことを覚えていない時代が到来する、というわけである...。