2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

福島第一事故の東京の人の健康への影響

私に理解できないのは、3・11で福島第一事故の原発事故で、東京が汚染されたというとき、 だって、この事故で、実際に、一人も死んでないじゃないか というような、池田信夫のような(特定秘密保護法案が<問題ない>と臆面もなく言うような)連中に対し…

なぜ「風評被害」と非難してはならないか

3・11直後に、荻上チキさんが「流言」という言葉に、必ず、 デマ という言葉をセットにして発言していたわけだが、彼のその分析が、いわゆる、「噂(うわさ)」論をベースに行われていたことに、私は、なにかしらの違和感を覚えたことを記憶している。 と…

誰の秘密?

この特定秘密法案の最も「意味不明」な点は、これを、「政治家」が成立させようとしていることであろう。 つまり、私が理解ができないのは、この法律は、「誰の秘密」なのか、ということなのである。 この場合、どこから、その「秘密」は湧いてくるのか。そ…

非決定社会

特定秘密保護法案が、衆議院を通過し、参議院で審議されている今の状況において、そもそも、この法案の何が問題なのか、そのフォーカスが、まったく、議論として成立していないことに、そもそもの、 民主主義の成立条件 としての、「熟議」が完全に深「まら…

山川賢一『成熟という檻』

アニメ「まどマギ」は、今、映画館で続編が上映されているが、その内容は、正直、私には少しもおもしろくなかった。 それは、そもそも、なぜ、このアニメが注目されたのかと、そのどこか宗教っぽい内容とが、なんの関係もないように思えてしょうがないからで…

小川和也『牧民の思想』

日本の歴史を考えたときに、まずもって、特異な特徴は、江戸時代のこの長期に渡る「平和」であろう。なぜ、このような「奇跡」を起こせたのであろうか? 江戸時代の前は、関ヶ原のような、戦国時代である。そこから、なぜ、徳川政治は、これほど続いたのであ…

秘密?

特定秘密保護法案について、なんと、「みんなの党」が賛成に回りそうだ、という話である。しかし、「みんなの党」は、自分が、どんな内容に賛成することになるのかを分かっているのであろうか? まず、この「秘密」という概念について、検討しておこう。「秘…

山川賢一『エ/ヱヴァ考』

そもそも、エヴァンゲリオンって、どうして、あんなに「気持ち悪い」のかと考えると、ようするに、主人公の碇シンジの上司が、碇ゲンドウという、「父親」だから、なんですよね。 つまり、父親が子供を「部下」として「命令」しているわけ。 もうその時点で…

日本型資本主義

私が不思議なのは、日本という国が、資本主義国として、一定の社会正義であり、その正義において公正な、秩序によって、運営されている、この日本の有り様に対して、 プライド をもって生きているから、この日本に今まで暮してきた中で、誇りをもって、今ま…

奥村宏『東電解体』

3・11以降の、安全厨たちの、ヒステリックな反応に対して、私が一番違和感を覚えたのは、そもそも、彼らは、東電をどう考えているのか、という疑問であった。 つまり、低線量放射性物質が、どのくらいの危険なのか、という話の前に、この日本における、巨…

リチャード・ウォーリン『ハイデガーの子どもたち』

岩波ホールでやっていた映画「ハンナ・アーレント」を見た印象は、この映画の監督が、結局のところ、何を描きたかったのか、という疑問であった。 映画の全体のストーリーの主題として描かれているのは、彼女の「エルサレルのアイヒマン」という著作が書かれ…

ハンナ・アーレント『カント政治哲学講義録』

ハンナ・アーレントが『精神の生活』の第三巻「判断」を、生きている間に出版できなかったことは知られている。しかし、もしそれが書かれていた場合に、どういった内容になっていたのかを、彼女の講義録などから伺い見ようとする目的で編纂されたのが、この…

モーリス・パンゲ『自死の日本史』

3・11以前から、日本の自殺者が、3万人を前後し、その多さにおいて、問題視されてきたわけだが、3・11以降、NGOや政府の取り組みが効いてきたのだろうか、とにかくも、2012年は、3万人を切り、少し明るい傾向を示し始めている。 他方において…

恋チュンの「多幸感」

AKB48の最新の曲である恋チュンが話題になっている。ユーチューブを見ると、「やってみた」的な動画が多数アップされていて、異様な盛り上がりを示している。 この状況を、宮台さんは「祭(まつり)」と言っている。 見て感動。皆で踊って感動。自分らが踊っ…

幸福に「値いする」?

カントというのは、なんというか、いろいろな意味で、人々を「興奮」させる何かをもっている。 曾つて私は、差し当って道徳哲学を、我々が幸福になる仕方を教えてくれるのではなくて、我々が幸福に値いするものになるべき仕方を教えるような学の緒論をなすも…

仲正昌樹『<法と自由>講義』

この本でも言及されているが、私は、東さんという人の『一般意志2.0』なる本の一体、どこが、評価に値するのかが、さっぱり分からなくて、このブログでも何度も疑問をていしてきた。 正直、だれでもいいので、この本の「可能性の中心」は、どこにあるのかを…

頭をたれる山本議員

山本太郎議員の天皇への直訴が話題になっているが、私はこの間の経緯を、興味深く見ている。 それは、参議院議員選挙において、山本議員が下馬評をくつがえして、余裕の3位当選を果したときから始まっていた。 山本議員が当選したことは、何を意味していた…

ロストするキリシマ

以前、尖閣問題で、日中がもめたとき、「日本鬼子」の萌えキャラが、ネットで話題になったことがある。日本鬼子とは、いうまでもなく、日中戦争当時の帝国陸軍の振る舞いをさして、そのように呼ばれたということで、いわば、当時の日本人の非人道的な振る舞…