2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧
さて。カントの社会契約論こそ、ジョン・ロールズなどの近年の社会契約論に影響を与えたわけであるが、その特徴とはなんだろう? だとすれば、ネーションについても同じことが言えないだろうか。国民(ネーション)はふだん、政治の合理的な思考に基づき行動…
少し今までのまとめのような形で、長めに論じてみたい。 例えば、ラノベ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」と、ラノベ「ようこそ実力至上主義の教室へ」は似ている。それは、主人公の比企谷八幡(ひきがやはちまん)と綾小路清隆(あやのこうじき…
ルソーの社会契約論を見ていると、おそらく、最もこの議論の鍵になる場所が、ここではないのか、と思うところがある。 主権を譲り渡すことができないのと同じ理由によって、主権は分割できない。意志は一般意志であるか、そうでないかのどちらかである。すな…
ルソーの社会契約論という論文を読んでいると、これは、社会契約の話ではなく、「宗教」の話を書いているんだろう、といったことを、どうしても直観的に言いたくなる。それは実際に読んでみられれば分かるのではないかと思われるが、実際に、最後の方では、…
さて。グーグル社が自社の社員が、女性差別的発言をしたことにともなって解雇をした件については、まあ、当然の結末という印象も強いわけだが、興味深いのは、ある意味、 いつものメンバー が、この議論に参戦している、というわけで、俄然、興味がわいてき…
いつものように、東浩紀先生の『観光客の哲学』から始めるわけだが、この本でなんでこんなことを突然言い始めているのか分からない文章がある。 永遠平和の体制に参加する国は、専制的であってはならない。国民が王に盲目的にしたがう国ではなく、自分たちで…
さて。日本はオーストラリアに勝って、ロシアW杯への切符を手にしたわけだが、この試合を前後して、さまざまな議論が噴出していた。それは、監督のハリルホジッチを交代させるべきか否かについてである。 このことは、非常に興味深い印象を私に与えた。そこ…
少し前に、こんな記事を書いた。 なんの確率? - martingale & Brownian motion これを書いたときはあまり気にしていなかったのだが、読み返してみて、あることに気づいた。それは、ここにおける東浩紀先生は、なにか 魂(たましい) のようなことを語ってい…
アニメ「賭ケグルイ」は、蛇喰夢子(じゃばみゆめこ)という、ある種の超越的なヒロインを中心にして描かれる、ギャンブル漫画を原作としたアニメである。このアニメにおいて、蛇喰夢子は基本的に常に ご機嫌 である。機嫌がいい。いつも楽しくて、うずうず…
昨日は、映画館でアニメ「機動戦士ガンダム・ジ・オリジン」を、初回舞台挨拶のパブリックビューイングの回で見させてもらった。まあ、往年の声優の4人と監督の安彦さんがいろいろ話していたというだけのものであったが、一つはっきり言っていたことは、今…
先週の、videonews.com のNコメでの宮台先生は相変わらず、消費税、消費税とうるさいわけであるがw、なんで、逆進性の激しい消費税ばかりを上げたがるんだろうねw さんざん所得税は減らされてきて、法人税は減らされてきて。法人税の増税はグローバル化で…
小池都知事の、東京大震災における、朝鮮人大虐殺についての追悼文の拒否は、その拒否の理由が示しているように非常に深刻な事態だと言えるだろう。それは、朝鮮人学校への補助金の拒否の問題とも関係して、深刻な右寄りの政治家の蛮行と言わざるをえない。 …
昨日の試合は、ハリルホジッチ監督の集大成と言ってもいいような試合だったと思う。ちょうど、日本の気温が下がった関係でハードワークを一試合通して行うには最適だったというのもあるのだろう。前回のイラク戦の引き分けが、完全なゲームップランの失敗だ…