2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

アニメ「ぼっち・ざ・ろっく」第4話について

前回、紹介した子安宣邦『神と霊魂』は、宣長批判の左翼の本というより、もともとも主題は、宣長の「神」概念や、平田篤胤の「御霊」概念の紹介(現代語訳)が前半の中心になっている。 別に、今さら改まって言うまでもないことだが、1960年代に、小林秀…

子安宣邦『神と霊魂 本居宣長・平田篤胤の<神>アンソロジー』

本居宣長については、1960年代くらいから、一つの「ブーム」があった、それは、古事記伝を中心としたものだったわけだが、結局、戦前の皇国史観の一つのバックラッシュとして現れた。 一九六〇年代とはたしかに戦後日本の転換点であった。政治的にも、経…

スクフェスの放置編成

そういえば、スマホゲーについては、とじともがサービス終了してからは、スクフェスとグルミクしかやっていない。まあ、もともと、そんなにゲームは好きじゃないからな。 リズムゲームは、おそらく、太鼓の達人あたりが最初なんだろうけど、反射神経を鍛える…

白井仁人「量子力学の全体論的なアンサンブル解釈とベルの不等式」

ここのところ、ノーベル物理学賞で、「量子もつれ」が受賞したことに関連して、量子力学が人口に膾炙してきている。まあ、いろいろと大衆向けの特集が雑誌で組まれたり、という話だ。 ただ、「量子もつれ」の話は、量子コンピュータや、量子テレポーテーショ…

文系の特徴

文系の特徴はなんだろう? おそらく、「仮説」をどんどん、隙間に放り込んできて、その「仮説」をどんどん、「前提」にして、話を始めることだろう。 そうした場合、問題は何が「仮説」で、何がそうじゃないのかが、どんどん分からなくなっていくことだ。 と…

ダンボール・ガール

今期放送されている、アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」は、今、第3話まで放送されたところだ。 ところで、第3話といえば、アニメでは 重要回 として、(ある意味で)そのアニメで、 一番もりあがる ところとして、注目される場所になっているわけだが、この…

アメリカの錬金術

今回の「円安問題」は、直接には、日本とアメリカの金利差が関係している。アメリカが、連続して金利を上げたが、日本は国内事情から、金利を上げられない(金利を上げると、住宅ローン破産が続出するのもあるが、それだけじゃない。日本の、アベノミクスの…

円安による日本国債

今、世界で何が起きているのかを考えると、まず、最初に注目する必要があるのが、アメリカの インフレ だ。これは、新型コロナの流行の時から始まっている。 しかし、言うまでもないが、ヨーロッパのインフレもそれと並ぶほど、いや、それ以上にひどい惨状を…

アメリカのメディアにおけるゼレンスキー批判

私たち日本人は、きっと世界中のマスコミは、今の日本のマスコミと同じように、 ロシア=絶対悪、ウクライナ=絶対善 の報道をしていると思っている。 ところが、である。 アメリカのフォックスニュースは、かなり辛辣かつ過激に、ウクライナを批判している…

なぜスパスタ2期の最後は賛否を呼ぶ形になってしまったのか?

今回、ラブライブスーパースターの2期が終わったことを受けて、さまざまな賛否両論が起きている。その多くは、この 混乱 への受け止め方についての論争が多い(もちろん、以前から、かなり批判的な立場からの、ほとんど、罵詈雑言と変わらないヘイトをたれ…

ついに大空スバルまでを鬱にしてしまった、無限に<被害者>を生み出し続ける<鬼畜アニメ>問題

少し前の、videonews.com で、社会学者の宮台真司先生が、突然、自分はADHDだ、ということを カミングアウト したわけだが、そもそも、この事実を知っている人って、どれくらいいるんだろうか? その文脈で彼が言っていたことは、すぐ直近の「予定」を覚…

宗教戦争

ところで、ウクライナ戦争は、アメリカとEUが、ウクライナは「善」で、ロシアが「悪」といったカテゴリーで全ての情報を分類して、宣伝している。この姿勢は一貫している。 そして、この姿勢は、日本の大手マスコミにおいても、同じ姿勢を選んでいる。日本…

ラブライブスーパースター2期最終回が終わったw

いろいろ予想したアニメ「ラブライブスーパースター」の最終回は、まあまあ、私が「予想」した 範囲 だったかなあ、と思ったねw まあ、なんというか、いろいろやった予想の 全部のせ みたいな内容になってしまったw この方の、その場合の「立て付け」は、 …

生物<個体>説

生物が「個体」ではないのか、という仮説について、詳しくない人も多いかもしれない。これについて、詳しく説明した本として、エオリオット・ソーバーの『進化論の射程』というものがある。ただし、ここでこの本の著者が発見した仮説だ、と言っているわけで…

反<才能>論

「才能」という言葉が、日本の「教育」の文脈でどのように使い始められたのかについては、本田由紀という社会学者が本で書いているし、このブログでも、とりあげたことがある。そこで彼女が主張していたことは、この言葉が「うさんくさい」ということだ。 と…

「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」

この謎のタイトルの二つのアニメの映画は、早川文庫の、いわゆる、SFだ。つまり、本格SFというジャンルの作品で、ひとまず、これはSFなんだ、と思って見なければいけない。 もともと原作も、この名前の二つの本になっていて、しかも、「同時発売」され…

昔からロシアの天然ガスを盗み続けてきたウクライナ

今回のウクライナ戦争は、日本の大手マスコミを見ていても、さっぱり分からない、大本営発表が行われているわけで、この状況に誰も戦いを挑まないことは、なんなのかな、と思うわけだが、奇妙なことに、ここで急に「統一教会」問題が登場して、こちらについ…

ラブライブスーパースターが人を不快にさせる理由

次の日曜で2期の最終回となるアニメ「ラブライブスパースター」は、実は、1期の頃から、かなり批判があった。そして、そういった批判については、なんらかの形で、例えば、2期以降で補足があり、名誉回復的に描かれていくんじゃないか、という期待があっ…

可処分時間

以下の動画は、サッカー人気の「低下」を「問題」だと言っている。 そのネタ元はサッカー協会の偉い人が、「若者がサッカーを見なくなった」「若者の4割しかサッカーに興味がない」「試合時間の短縮の検討」といったことを言っている、と。 m.youtube.com …

スパスタ最終回の予想(その3)

いやあ。同じネタで、三日続けて書くことになると思わなかった。 今回のアニメ「ラブライブスーパースター」の最終回が、どのように終わるのかについて、ずっと予想をしてきたわけだが、ここで、そもそも今までの(アニメシリーズの)ラブライブは ファンの…

バイデンという「テロリスト」

日本の親欧米知識人は、今回のウクライナ戦争で、 ロシア=悪 ウクライナ=善 アメリカ=善 で一色になっている。しかし、さ。アメリカが、ずっと、何を言っているかっていうと、すげーよ。ずっと、 ノルドストリーム破壊 を主張している、っていうのを、ま…

スパスタ最終回の予想(その2)

第11話の放送から、一日が経過して、少し冷静になったところで、もう一度、最終回の予想をしておこう。 まず、多くの人が指摘しているように、最終回のタイトルが「自分を叶える物語」となったことで、第3期が行われる可能性は限りなく少なくなった。 つ…

スパスタ最終回の予想

いやあ。アニメ「ラブライブスーパースター」第二期の第11話は、あまりの急展開で、視聴者の感想も、てんで、バラバラ。本気で、分かんないっていう感じなんですかね。 いずれにしろ、一つだけはっきりしていることは、あと次の一話で最終回となること。こ…

円安ドル高について

ここ何日か、144円台でへばりついているドル円チャートだが、前回、145円を超えたら、日銀が介入して、140円台まで戻されたので、コンピュータもその値を忖度(AI学習)しているのかもしれないw しかし、いずれにしろ、これからも円安が進むこと…

エクアドル戦

サッカー日本代表のエクアドル戦は、引き分けではあったが、試合の運び方としては、完全にエクアドルのペースで、ほとんど、日本のいい所はなかった。 これについては、以下の動画が詳しく解説しているが、 m.youtube.com 今回の遠征で、日本が成功したのは…

ウィーン・マルガレーテとは何者か?

前回、アニメ「ラブライブスーパースター」の分析を行ったのだが、そこでは、二期から急に登場したウィーン・マルガレーテが「本当の歌」について語り、「ラブライブ批判」を行ったことを、虹のランジュの、スクスタ登場時の「いきさつ」と平行する形で(つ…