2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「かわいい」の「記号」

アニメ「ニジガク」を見ていて、一つだけ私が気になったことがあった。それは、作品のあらゆるところで、 かわいい という言葉が繰り返されることだ。もちろん、人々がそういった感情をもつことを私が批判しているわけではなく、そうやって「語る」ことが、…

新型コロナの日本の対応

ところで、今週の videonews.com において、宮台先生は明確に この番組は(つまり、宮台先生自身は)日本は「スウェーデン方式」を行うべきだ派だ と言っている。その理由は、日本の感染者はアメリカの百倍少ないのだから、こんなに騒ぐ必要はない、だそうだ…

徴兵制

おもしろいね。こういった 伝染性 の病気がはやると、いわゆる「新自由主義者」とか「<自助・共助>主義者」とかの 本性 がバレるよね。つまり、彼らの「エリートパニック」が白日の下にさらされる。 こと、冬になってきて、再び新型コロナの流行が起きてい…

木島泰三『自由意志の向こう側』

掲題の本は、次のカントの問題に「答える」という形で、一見すると、議論が始まっているように思われる。 たとえばカントは『実践理性批判』のある箇所で、カント独自の「超越的哲学」を採用しない限り、決定論と道徳的責任との間に深刻な対立が生じる、とい…

ロバート・ブランダム『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』

ウィルフリド・セラーズの『経験論と心の哲学』において、本文の前に、リチャード・ローティが「はじめに」という論文を寄稿しており、また、本文の後に、掲題の著者が「読解のための手引き」という解説論文を寄稿している。 そこにおいて、ローティは以下の…

空気感染を巡るエリートパニック

やっぱり、今回の新型コロナにおける、いわゆる「専門家」たちの言っていることは、どこかおかしい、というのは、どうしても感じざるをえないのではないか? その一番に挙げざるをえないのが、岩田健太郎先生だろう。彼は、今年の始めのダイアモンド・プリン…

璃奈ちゃんボーダー

今期、アニメ「ニジガク」が放映されているが、この作品を考える上で、どうしても、ラブライブ・シリーズであり、この ラブライブ・プロジェクト の「構造」がどうなっているのかを考えることは避けて通れない、ように思われる。今までの、三つのシリーズ、…

昨日のサッカー日本代表

昨日の、サッカー日本代表のパナマとの親善試合は、前半は日本は、ほとんど何もしていないと言ってもいいくらいに、ずっと守っていた、と言っていい内容だった。 もちろん、森保監督の選択した「3バック」という戦術が、基本的に守備的だ、ということも関係…

アンチ・エスタブリッシュメント

アメリカの今回の大統領選挙で、それなりにトランプが票を得たことは事実なわけだ。つまり、アメリカの 一般意志 が「バイデン」として結果したのかは疑わしいんじゃないのか、といったことは言わざるをえないんじゃないのか、といった議論がある。 こういっ…

浦野茂「類型から集団へ ---人種をめぐる社会と科学---」

まず、普通に考えてみよう。ある人がいる。その人には、ある「遺伝子=DNA」をもっている。そして、その連鎖は、まず、「一定」と考えていい。そこから、私たちは 「その人」性 を「定義」できるのか? と考えてみよう。つまり、 「その人」は「実在」す…

昨日の?アメリカ大統領選挙

まあ、昨日は一日、アメリカの大統領選挙をネットでウォッチしていることになったw そして、まあ、いわゆる「有識者」たちの「エリートパニック」みたいなものを見させてもらえたので、おもしろかったのだろうかw 事前の予想では、アメリカの大手マスコミ…

エドワード・ブルモア『「うつ」は炎症で起きる』

私たちがまず「文系」として思い出す分野として「心理学」があるだろう。これについては、最初に、精神分析学の始祖としてのフロイトがいて、その系列に、フランス現代思想を代表する、ジャック・ラカンなんかがいて、多くの人は、そこにはさぞ「高尚」が議…

大阪市の住民投票

さて。大阪市の住民投票の結果がでたわけだが、それは、何年か前に、当時の橋下さんが行って、負けて、政界を引退した結果と、まったく同じ結果となった。 そう聞くと、なにか「おしかった」と思うかもしれない。 しかし、である。 よく考えてみてほしい。投…