2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧
現代の学校は、そもそも、 国家 が国民に提供しているサービスである。ということは、そこでの「成績競争」は、その学校に通う生徒たちの、この国家に対する 従順度 を「測定」している、と考えられる。わざわざ、テストでいい成績をとるまでに、勉強を行っ…
千葉先生による、思弁的実在論についての哲学史的なまとめが、雑誌「現代思想」に掲載されているが、ここでは、そこでの指摘を敷衍していき、私なりの、特に、ここで説明されている 日本の文脈 なるものに対して、その総括を行いたい。 カント以後、我々は「…
よく私たちは「言語」とは何か? という問いを発する。しかし、問題はそうではない。 なぜ、それぞれの<私>の言語を、まるで「一つ」のことのように扱うのか にある。 これはどこか、ソシュール的な問題構成なのかもしれない。私はどうも「言語」というの…
私はいつの頃からか、今と、少し前の、<私>を、まるで 同一 のなにかであるかのように扱うことを少しも不思議に思わなくなっている。つまり、そこにはなんらかの「同一」なものがあって、それは「変わっていない」と思っているわけである。少し前に、<私…
東浩紀先生の『観光客の哲学』は、結局これって、何が言いたいのかな、については、このブログでも何度も何度も繰り返し問うてきたわけであるけれども、まあ、これだけ読んでくると、さすがに、それなりの見識みたいなのは私にも生まれるわけで、そう思って…
さて。ここでは少し、生物学の話をしたい。といっても、話すのはそんなに広い話ではなくて、いわゆるHPVワクチンに関することなのだが。 村中璃子という人が、ジョン・マドックス賞なる、だれも聞いたことのない賞を受賞したわけだが、どうもこれがイギリ…
「AはXの性格である」という文があるとき、この文を「発言」したBという人間の存在が前提とされている。では、このAが「性格X」である、という主張は「正しい」のだろうか? もしこれが「客観的」に「正しい」とするなら、それはだれの主張かを問わなけ…
ところで、東浩紀先生の『一般意志2.0』について、非常に「単純」に批判するとするなら、以下に関係して行われることになるであろう。 すでにおわかりのように、この枠組みにおいては、本論がいま模索しているような、コミュニケーションなしに「均されたみ…
私は以前から不思議なことがあって、それは、まあ、東浩紀先生の『観光客の哲学』を諸手を挙げて礼賛している、 東浩紀ファンクラブ こと、「ゲンロン友の会」の人たちは、この『観光客の哲学』をほんとうに、読んだのだろうか、という疑問なのである。 なぜ…
ここのところ、休みぼけというわけではないが、BABYMETALは電車の中でも目を覚ましてくれるというか、目覚し機能がある。まあ、うるさいということなのだがw BABYMETALは大手芸能事務所のアミューズが運営するアイドルグループ「さくら学院」から派生したチ…
正月はとりあえず、一年を通しても、比較的ゆっくりできる時期であり、普段あまりやらないことを時間をたっぷりとってやれたりできるということもあって、じゃあなにをやるのかということになるわけであるが、私はとりあぜず、小説を読もうかと。 もちろん、…