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功利主義と「模倣」

功利主義を代表する哲学者、ピーター・シンガーは、 パーソン論 という概念によって、「功利主義」的に、人間の「幸福」を計算し、その「最大化」こそが、倫理的な価値であると主張した。その場合、ここで言っている「パーソン」とは、「合理的で理性的な意…

パスパレの丸山彩

それにしても、以下のツイッターの発言だけどさ、 弁護士「ラブライブを見てると現実の女性と接点がなくなり誰からも相手にされなくなる」 - Togetter この弁護士。過去の発言を遡っても、同様の差別発言を繰り返しているんだよね。すげーな。まあ、これが …

言語は生得的か?

こと、「遺伝子」の問題は、ナチス・ドイツの 優生学 を想起させるため、評判が悪い。しかし、このことは逆から言うこともできる。遺伝子は「科学」である。だとするなら、なぜその科学の 成果 から目をそむけるのか? 科学の進歩を「受け入れる」こととは、…

植松聖とピーター・シンガー

さて。相模原事件の容疑者である、植松聖の裁判が始まり、彼が法廷で何を話しているのかの驚くべき内容が、毎日のように、ネットのニュース記事で目にするようになって、一体これはなんなのだろう、と思わざるをえない。 しかし、私たちを本当の意味で震撼さ…

「リサーチ・プログラムとしての適応主義」という主張をどう考えるか?

文系の人たちが書く、「進化論」の本の特徴は、 ドーキンスvsグールド における「ドーキンスの勝利」については、不必要なまでにドラマチックに語りながら、なぜか 適応主義 とは「何か」について、ほとんど、どこにも説明が書いていないことではないだろう…

映画「パラサイト」についての素朴な感想

まあ、前から、今週の月曜か火曜に、映画「パラサイト」を見ようと思っていたんだが、火曜日に賞をとってしまったこともあって、混雑するのかなと思ったわけだが、まあ、混んではいたが、普通に見られた。 この映画については、私はまったく予備知識なしで見…

凶禍降臨について

スマホゲーム「とじとも」については、スクエニのアプリでもあり、それなりに、ゲーム難易度も一定のレベルはクリアしていると思うし、全国的に見れば、それなりのユーザ規模はあるのだと思うが、身の回りの知名度ということでは、オタクアニメ特有のもので…

ガチャゲームの歴史的位置

私が大学を卒業して、仕事を始めたときと比べて、IT系であり、インターネットでありの環境はずいぶんと思っていたものと変わってきたように思う。 私がこのブログを始めた頃と比べても、中国の今のような、ネットの普及が、ここまで急速になることは、あま…

宮台社会学への「疑い」

さて。東浩紀先生が、朝日新聞社が発行しているアエラとかいう雑誌の連載記事で、HDD転売事件について、以下のようなコメントをしている。 この件では県庁の情報管理を批判する声もある。しかしそれはさすがに酷だろう。契約に不備があったとは思えないし、…

映画「リチャード・ジュエル」の評価

クリント・イーストウッド監督の最新作、映画「リチャード・ジュエル」を映画館に見に行ってきたが、その前に、今週の videonews.com の映画特集を見てきた関係もあって、先に、宮台真司のこの作品の批評を聞いていた。まあ、あまり何を言っていたのかを覚え…

私は実在論がなにか分かっていない:補足2「生物種は自然種か?」

以前から問題にしている、植原先生の『実在論と知識の自然化』であるが、私はこの本を読んでいて、作者はなにかを根本的に勘違いしていると言わざるをえないんじゃないのか(または、頭が悪いかw)、という気がしてきた。 たとえばギセリンの考えはこうであ…

モラトリアムとしての青春

アニメ「バンドリ3期」のテレビ放映が始まっているが、その放送内容は、CD特典として、すでに5話まで公開されている。そういう意味では、今は中途半端な時期ではあるのだが、そう考えて、ここでは今、そこまでとの関連を意識した上で、もう一回、第2期…

私立中学・私立高校は「ユートピア」か?

中学、高校の進学において、公立か私立か、といった選択がある。もちろん、大学にもそれはあるわけだが、おそらく問題は私立なのだ。 というのは、私立とはそもそもそこで何が起こなわれているのかを、なにが担保しているのかが分からないからだ。 「私立学…

フェミニストによる女性へのセクハラ

まあ、以下のブログ記事なのだが、 フェミニズムを掲げる人達が女性へのセクハラを行った時点で(少なくともこの件は女性の身体的特徴に対した中傷を行った立派なセクハラです)フェミニズムというのは崩壊します。 フェミニズムがWEBを敵に回した日…|セン…

私は実在論がなにか分かっていない:補足1「モデル論」

上記で終わりにするつもりだったが、もっと素朴な、分かりやすい違和感を、端的に書いておきたくなった。そういった視点でネットを眺めていると、非常に分かりやすくまとめてくれているブログ記事があった。 さて。この一連の論考で、私は植原先生の「実在論…

私は実在論がなにか分かっていない:おわりに「科学的実在論」

まあ、これで終わりにしたいが、私は「実在論」の問題を議論すると言っておきながら、科学的実在論にほとんど言及しなかった。それは、上記の植原先生の本でもほとんど言及されていないから、というのもあるが、もっと言えば、この例は、結局のところ 科学 …

私は実在論がなにか分かっていない:第四章「実践種」

なぜ科学は、簡単に植原先生の「自然種」の提案に賛成できないのか? それには、具体的な「判例」があったからなのだ。 一九九〇年代の前半になされた、記憶の本性と被暗示性の影響力に関する科学的な発見によって、多重人格障害に関する疑念が、とりわけ習…

私は実在論がなにか分かっていない:第三章「普遍論争」

実は、第二章で私はこの本の結論のようなものを書いてしまった。つまり、上記の植原先生の本は、基本的にクワインの自然主義の 延長 にある議論を志向している。ということは何を意味しているかというと、植原先生が言っていることは、完全に 科学の説明 と…

私は実在論がなにか分かっていない:第二章「自然主義」

しかし、である。植原先生がなぜそういった立場を選択するのかについては、まったく、説得的な議論をしていないわけではない。それが、クワインに代表される 自然主義 と一般に呼ばれている議論を背景としていることは説明されている。 つまり、クワインの「…

私は実在論がなにか分かっていない:第一章「観念論」

観念論とはなんだろう、と思うかもしれない。しかし、哲学史においては、一般に経験論者の代表とされているヒュームが、ほとんど最初に明確に定義しているわけである。 ヒュームにおいては概念的側面は感覚的印象と物体(body)とを直接同一視することで解決…

私は実在論がなにか分かっていない:はじめに「実在ってなあに?」

ここのところ、本屋の、分析哲学関連や科学哲学関連の本棚を見ると、(特に日本人学者による) 実在論 存在論 形而上学 といった新刊の本が、のきなみ並んでいる。そして、その代表的なものが、 植原亮『実在論と知識の自然化』 実在論と知識の自然化: 自然…

ジャパンズウェイという「ゴミ屑」

すでに、開催国特権で、オリンピック出場を決めている、サッカーU23日本代表は、オリンピック予選で、一回も勝てずに、惨敗したわけであるが、嗤っちゃえるのは、この結果を受けて最初に、田嶋が 森保監督を解任しないことだけは決まっている といったよ…

これはゴーン問題なのか?

巷では、ゴーン被告の逃亡劇でうるさいが、ここは冷静に一つ一つ考えてみよう。 まず、ゴーンさんはなにか今回の「逃亡」で罪を犯したのか? 執行猶予が見込めるのであれば、決められた日に裁判所に出廷する程度の負担しかありませんので、わざわざ逃げる意…

リスペクトされる人間

この前紹介した、『日本社会の周縁性』という本では、日本社会が徹底した 経験 に対応して思考してきた、音声言語文化の国なんだ、ということが書かれていた。これに対立するのが、「文字」による、対象物の具体的イメージをもたない、抽象的な言語間構築物…

やる気のない日本のサッカー

ところで、昨日のサッカーの日韓戦は、誰が見ても、韓国の圧勝だった。 どうも、日本は誰一人として、やる気がなかったようだ。 一番の最悪なのが、森保監督だ。こいつ。あの田嶋に寵愛されてんだよなw ハリルのときは、この大会での、ハリルの敗戦を 理由 …

楽しい夜見

「とじとも」のOVAの制作が発表されたのだが、よく分からないのだが、これって、アニメ「刀使ノ巫女」の方ではなくて、それを「原作」とした、スマホゲームの方の アニメ化 っていうことなんだよな。うーん、原作の方ではないのか。。 まあ、それだけ、ス…

フランス現代思想の「周縁化」

さて。ちなみに、ツイッターを見ていたら、以下のような「東浩紀先生大好き」さんが、どういった理由で東浩紀先生を礼賛しているのかが、とてもよく分かりやすくつぶやいていたので、ここでは、これを紹介してみたい。 東浩紀のラディカルであると同時に問題…

宗教的人間

この前、共同親権について書いた。そこで、欧米で共同親権が普及したのには、キリスト教の「離婚の禁止」が関係しているのではないか、と推測した。つまり、キリスト教流の結婚式では、神の前で、永遠の愛を誓う。そうであるのに、離婚するとは、その神に誓…

「利益」志向型プログラミング

ソフトウェア開発のプログラミング技法として、「オブジェクト志向型プログラミング」というのがある。これと同じような考えで、 利益志向型 といった思考スタイルについて考えてみたい。 ある、株取引の億万長者が、未来社会の予測をしていたときに、 どう…

定性的と歴史的

アニメを見ていると、多くのケースで ジャイアント・キリング が描かれる。なんらかのゲームで、圧倒的に「強い」側が ちょっとしたこと によって、弱小側に負ける。この展開が、言ってみれば、飽きられることなく、何度も何度も繰り返されているわけである…