2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

韓国の「錬金術」

今回の、徴用工問題の話は、そもそも、日本側の視点においては、例えば、中国においては、徴用工の方々と日本企業が「和解」をしようとしていることから分かるように、そもそも、それなりの「人権問題」として、大変な時代を生きられた、韓国の方々に、それ…

日本人「悪魔」説

ときどき、日本人には「悪魔」としての 本質 があるんじゃないのか、と疑いたくなるときがある。その一番分かりやすい例が 終戦 の時であって、それまで、鬼畜米英で、みんなでアメリカを倒そうと言っていた、学校の偉い先生たちが、次の日から、今日から日…

東京医大による入試差別問題の本質

東京医大の入試における、女性差別問題は、私はこの問題が起きた最初から、少し「違和感」をもっていた。というのは、例えば、けっこう早い段階で、実は「年齢差別」もあったことが分かったからだ。ようするに、なんらかの理由で、留年をした生徒や、それ以…

消費税に逆進性があるは「嘘」?

アメリカの民主党が、 左翼ではない ことは自明なわけで、なぜなら、ハリウッドの「お金持ち」たちが、こぞって賛意を示しているのだから、こんな「お金持ち」たちが左翼なわけがない、というわけで、彼らをなんと言うかというと リベラル と呼ぶらしい。も…

「市民ポイント制」型社会契約論

ここのところ、中国で導入が噂されていた「社会信用システム」であるが: しかし中国では、政府がより広範な「社会信用システム」なるものの構築を進めている。人々を日々の行動などさまざまな基準で採点し、14億人いる中国国民の「信用度」を査定することが…

進化と自生的秩序

グールドの「適応主義」批判は、むしろ、「進化」という言葉の一般的な使われ方からもたらされる、この社会全体の 差別 の問題を主張していたはずであるのに、なぜか人々はその問題を軽視し、グールドvsドーキンスが、どっちが「勝った」のか、反進化vs進化…

絓秀実『「超」言葉狩り宣言』

この、1994年の初版の本について語ろうと思うのは、ここでとりあげられている問題が、むしろ 現在 論じられている、「言論の自由」の 原点 のような議論が見られるからだ。そのことは、別に「偶然」ではない。なぜなら、こういった「言論の自由」を主張…

徴用工問題の今後

今、ニュースは、日産のカルロス・ゴーン会長の特捜による逮捕の話でもちきりであるが、この話はどこか「うさんくさい」わけで、おそらく、日産社内の「クーデター」が実際のところで、それには、ルノーのフランス国家による持株比率を上げてきた近年の動き…

セレモニーとしての国会

今週の、videonews.com では、田中信一郎氏を迎えて、なぜ日本の国会が おもしろくない のかを、詳細に分析している。 例えば、今の国会では、桜田義孝五輪相がサイバー法案担当でありながら、パソコンも触ったことがない、USBも知らない、といったことが…

東京とは何か?

2020年度から大学の英語入試の方式が大幅に変更になるそうだ。「読む・聞く・書く・話す」というわけであるが、民間の英会話教室の力を借りて、「聞く・話す」を「テスト」しようということなのだろうが、さまざまな批判が行われている。 日本の英語教育は、…

冷静な日本のBTSファン

いろいろと最近は、あわただしく事件が過ぎていくので、最初は少し、それらを振り返るようなことから書き始めてみたい。 豊洲市場移転推進派議員にも黙っていられなかった豊洲の問題臭い、揺れる、穴があくなど「全く臭わない」と言う生田さんの鼻は大丈夫で…

萌え絵とアニメ絵の関係

NHKキズナアイ問題のとき、キズナアイのVtuberの女の子の見た目が、「萌え絵」「アニメ絵」と一般に称されるものだったこともあり、そこがフレームアップされ、注目された。 フェミニストたちは、ノーベル賞受賞者にインタビューする彼女たちの「受け身…

アニゴジの絶望的なまでの分かってなさ

(言うまでもないですが、以下はネタバレがたくさんあります。) 映画館で、アニメ版ゴジラの第三部を見てきたが、あまりの「ひどさ」に、あきれてしまった。こんな作品、だれが見に来るんだろう? 私はこの作品について、第一部、第二部の頃から批判的であ…

原爆Tシャツは「反日」か?

ここのところ話題の、BTS(防弾少年団)の原爆Tシャツ問題に端を発した、ミュージックステーション出演キャンセル問題は、アニメ関係に詳しい人にとっては、アニメ「二度目の人生を異世界で」問題と非常に似た経緯を辿っていると思われるのではないだろ…

遺伝子と「決定論」

物理学で「ラプラスの悪魔」という言葉がある。ある一瞬の「初期条件」さえ分かれば、この世界のそれ以降に起きる すべて を予言できる。ようするに世界は「決定」されている、というわけである。たとえば、この「初期条件」を宇宙創成の最初に置けば、この…

鴨志田一『青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない』

今期、放送されている深夜のテレビアニメに「ゴブリンスレイヤー」というのがあるが、この、第一話は一部で、少し「話題」になった。というのは、どう見ても レイプ を思わせる表現があったからで、こういったものを アニメ で作り放送するのは「いかがなも…

小池ゆり子=腐敗臭

豊洲市場の開場は、すぐさま、小池ゆり子による 築地のさら地化「攻撃」 によって始められた。つまり、この時点で、小池は本気で、豊洲を開場するやいなや、一気に築地を「さら地」化してやろうと、手ぐすねを引いて待っていた。 ところが、である。 この「…

I・ブルマ&A・マルガリート『反西洋思想』

私が大学で学生をやっていた頃、よく英語の教科書や論文を読むことがあった。そう言うと、英語の本なんて、そうそう読めないんじゃないのか、と身構えるかもしれないが、案外、複雑な文法は使われてなく、だんだんと、むしろ、日本語で書かれているものより…

適応主義は「真実」なのか?

少し前に、 二重過程理論は「真実」なのか? - martingale & Brownian motion という記事を書いて、 人間の解剖はサルの解剖のための鍵である作者: 吉川浩満出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2018/07/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を…

社会学に対する「疑い」

私は社会学が嫌いだ。いや、それはたんに嫌いなだけでなく「害悪」だと思っている。つまり、これは「科学」なのかが怪しい、と言っているわけである。そして、それは、つい最近も、社会学の大御所が、まったく査定論文を書かない、ピア・レビューを受けない…

徴用工問題は何が論点なのか?

ここのところ世間を騒がせている、韓国での徴用工の裁判結果であるが、まあ、さすがに論点が出揃ってきたのではないか。 とりあえず、ここでは3点だけ、確認しておきたい。 まず、最初は、今回の判決でなぜ、このような「金額」になったのか、ということに…