2021-01-01から1年間の記事一覧

娘の幸せのためにでも頭を下げられない東浩紀先生

ほんと、間違っても東大なんて入るもんじゃないな。あんまり頭が良すぎて、偉くなってしまうと、人様に頭を下げることもできなくなるんだなw ところでオミクロン株についてだけど、発見報告からほぼひと月が経っても無症状や軽症が多い状況は変わっていない…

日本でのオミクロン株の流行の可能性

新型コロナのワクチンの評価については、やはり、今年の夏の東京の大流行を考える必要があると思うわけだが、そうやって考えてみると、あれだけのデルタ株の大流行の第5波の中でも、60歳以上の人の死者は、それまでと比べても少なかったわけですね。 そう…

嘘(うそ)とVTuber

このブログでも、何回かVTuberについてとりあげてきたが、というか、ほとんどホロライブについてしか言及してきていないが。 ただ、世間的になぜ今、VTuberが注目されているのかといえば、明らかに、 スパチャ による、課金額が驚くべき金額にな…

理性の越権行為

カントが批判哲学というものを野望したとき、哲学は「経験論」によって、席巻されていた、と言っていいと思う。つまり、フランシス・ベーコンの「ノヴル・オルガヌム」であり、ようするに、 (自然)科学 である。そして、この流れは、現代の分析哲学におい…

社会の仕組み

私たちはよく、人権と言う。しかし、そういった概念は、はるか太古の人間社会にいはなかった。つまり、そういったことが言われるようになった文脈がある、ということになる。 このことは、そもそも人権という概念の、「からくり」と言いますか、そのフレーム…

日本の「反共思想家」

日本の「反共思想家」というと、誰を思い浮べるだろうか? それは人それぞれなのかもしれないが、私の今までの読書遍歴から言うと、 宮台真司 東浩紀 などだろう(少し毛色は違うが、反共ということでは、稲葉振一郎もそうだ)。それは、別に彼らの言ってい…

新型コロナの空気感染論争

新型コロナについては、そもそも、今年の夏のデルタ株での「自宅放置」政策の問題と、それまでの、比較的に、感染の規模が小さくおさまっていた日本の状況を、同列に並べて議論することがおかしいと思っている。 その上で、この新型コロナについては、流行の…

なぜ「萌え」が衰退し、「推し」になったのか?

現代倫理学が、カントの義務論と、ベンサムの功利主義に分かれる、と言うけど、実際の分析哲学系において、そもそも、倫理学と功利主義を区別していないんだよね。つまり、カントの義務論は実際には相手にされていない。 しかし、そういった場合に、例えば、…

高市早苗vs芳野友子

日本の問題が、女性の社会進出だと言われて、他方、日本経済の「衰退」が平行して続いてきた状況を重ねると、こうしてなかなか進まない女性の社会進出の状況において、 高市早苗 は、まさに、もともとは「そんな人じゃなかった」という側面がありながら(そ…

今年の刀使ノ巫女について

刀使ノ巫女というアニメについては、もう何年前の作品なんだろう、という感じだが、その後も、その展開を追ってきた人たちにとっては、今年は一つの転機となる年だった。 まず、スマホゲームの「とじとも」が10月に終了した。この終了は、一方で予想できた…

5ちゃんねるの嫌儲と「批評」

5ちゃんねるが以前は、2ちゃんねると呼ばれていたことは言うまでもない。その板の中に、嫌儲と呼ばれるものがある。私もあまり詳しくないが、もともとは、ニュースプラスの住民が分かれてきた、といったことを聞いたことがある。 ただ、この板は、名前の関…

完結したエウレカ

エウレカとは、2005年のテレビアニメ「交響詩篇エウレカセブン」のことで、その後、映画化がされているわけだが、2017年から、「ハイエボリューション・シリーズの三部作として、今回の映画が、この三部作の完結編となる。 私はそもそも、このエウレ…

新型コロナワクチンの3回目を打つべきか?

新型コロナの問題は、今年の始めに登場した ワクチン によって、大分、その趣が変わってきたように思う。その決定的な違いは、小林よしのりが、以前からの、エイズ血液製剤の住民闘争に関わってきたいきさつもあって、まっさきに ワクチン反対 の論陣を展開…

カンタン・メイヤスーの「祖先以前的」について

カントの「物自体」は、カント以降、一貫して、一定の勢力から批判されている。つまり、この批判が、いっかな、止むことがない。いや。これだけ批判が続いているなら、そろそろ、「決着」がついて、この話題は終わり、になるんじゃないか? ところが、このカ…

小坂井敏晶『格差という虚構』

遺伝子と聞くと、なにか、物騒な胸騒ぎに襲われる。それは、もしも国家が、私の遺伝子を調べ、 お前の遺伝子は「生きる」資格がない遺伝子だ と言って、私を殺そうとしてきたときを考えればいい。遺伝子は「情報」である。よって、その情報には必然的に、「…

今年の冬の新型コロナ

今のところ、東京の新型コロナの流行は再開していない。これをどう考えるのか、なのだろう。 この問題を考える上で、なぜ夏の流行はおさまったのかの総括を避けては通れないわけだ。 その上で、一つの仮説として今では、尾身さんとかの、国のグループも言及…

無関心

立憲民主党の党首の枝野が辞任をした。その理由は、「政権交代」をうたいながら、与党に過半数を取られて、つまり「負けた」から、だと言う。 しかし、この選挙を見てきた人々にとっては、枝野が辞任したのは、 彼(と、立憲民主党の人々)の、日本共産党や…

失われたX0年

日本のバブル崩壊以降、そもそも、日本は「失われた10年」といって、そこから「好景気」に一度もなったことがない、と言われている。 確かに、バブル崩壊は、不動産神話の崩壊として大きかったわけだけど、それ以降の日本経済は 中国 との関係において、絶…

今回の選挙の結果について

さて。衆議院選挙の結果であるが、これをどう考えるのか、なのだろう。 まずは、投票率だ。旧民主党政権誕生から見てみると、以下となる: 投票率:2009年(69.28%)、2012年(59.32%)、2014年(52.66%)、2017年(53.6…

民主主義は矛盾か?

もしも民主主義が矛盾なら、私たちが善を行うということは「人々に選挙に行かせない」ことだ、ということになるだろう。つまり、以前に、人々を「棄権」させるように、ネット活動を展開した東浩紀先生の活動は「正しい」ということになってしまう。 ただし、…

VTuberと「おたく」

まあ、近年の動画配信コンテンツを見ていて、一番大きな革命は、 VTuber の登場だと言っていいんじゃないかと思っている。まあ、しかしそう言ってみても、まだまだ、認知度においては、低いわけで、それがどういう意味なのかを説明していかなければな…

資本主義を肯定するとは何を意味するのか?

東浩紀先生の『観光客の哲学』の第二部は家族をテーマにしている。しかし、ここで家族と言われると、当たり前だけど、柄谷行人の『世界史の構造』における、 交換様式A との関連がどうなっているのかが嫌でも、関係してきてしまうと思うわけだが、そういう…

デマの歯止めが効かなくなった自民党

つい最近のニュースでも、安倍元首相が、統一協会系のイベントにビデオメッセージを送ったというニュースが流れた。 安倍氏が旧統一教会系イベントにメッセージ 過去には合同結婚式に祝電|NEWSポストセブン このイベントには、トランプ元大統領もビデオメッ…

科学は属人的か?

文系の学者が理系の学者を「批判」するとき、そもそもその批判は妥当なのか、と思わされることがよくある。というのは、そもそも理系の学問というのは、そういうものではないからである。 例えば、以下の動画で、兪炳匡(ゆうへいきょう)先生が新型コロナの…

人を殺すとどうなるか?

(といっても、その通りのことをここで書きたいわけではない。そうではなく、今回の選挙のことを書きたいと思っている。) まず、もしも菅総理が今も政権をもっていて、そのまま継続を賭けて、選挙を行っていたら、どういう議論が行われていただろうか? 東…

なぜ旧民主党は政権をとれたのか?

衆議院選挙が目の前に迫っている。そして、今日、立憲民主党と日本共産党は289の小選挙区のうち、(今まで200近い選挙区の一本化ができていたのを)220まで積み上げた、と発表した。残りの45程度は競合を解消しない、と。 いずれにしろ、野党が衆…

インターネットの終わり

昨日だったか、D4DJの YouTube の配信を見ていたのだが、私はいつも、ニコニコ動画でよく見るような、画面にコメントを流しておく状態にしているのだが、途中から、意味不明なコメントで画面が埋まって、ちょっと、まともに見ていられない状態になった。…

急激な感染者の減少

新型コロナが「季節性」なんじゃないか、といいう言い方は私はあまり好まない。というのは、もしもそこに「季節性」という法則があるなら、その要因はなんなのかが分からなければ、この現象が解明されたとは言えないんじゃないか、と思うからだ。 ちなみに、…

本田由紀『教育は何を評価してきたのか』

アニメ「ラブライブスーパースター」は、無印と比べると、一つ決定的に違っているところがある。それは、主人公の渋谷かのんが、第一話で「人前で歌えない」という悩みを抱えて登場することだ。こういった なんらかの瑕疵 を作品の主要人物が抱えて現れると…

高橋陽一『くわしすぎる教育勅語』

教育勅語は、戦後、廃止された。つまり、戦前の大日本帝国においては、公式の文書であった。しかし、戦後、廃止された。 問題は、そこに何が書かれていたのか、であろう。つまり、廃止されたのなら、なにかが問題だったから廃止されたわけであろう。また、そ…