「表現の不自由展」の内容

ところで、あまり知らない人もいるようだから、ここに、あいトレの「表現の不自由展」のレポートの「つぶやき」について、以下にまとまってるので、紹介しておく。

あいちトリエンナーレで開催された「表現の不自由展」の内容 - Togetter

どういうことかというと、「表現の不自由展」はあいトレが再開されるとき、展覧会の撮影は自由としていたのだが、観覧者に

  • SNS「等」への投稿禁止

  • 同意書

を書かせていた。ただし、

  • 「表現の不自由展」の終了後はそれとしない

となっていたから、だったら

  • 微に入り細に渡って、紹介しよう

という感じだろうか(まあ、写真をとっていいと言っているし、終了後はSNSに投稿していいと「言っている」んだから、つまりは公明正大に「許可」がでてるんだから、堂々とやってやる、って感じなわけだ)。
このツイッターのまとめが秀逸なのは、実際に、その場で書かされた、同意書や教育プログラムと称する二枚のパネルがどういったものだったのかも含めて、写真で分かるようにしてくださっている、というところにあるだろう。
うーん。
というか、正直、SNS「等」禁止ってのも、なに言ってるのか、さっぱり分からないんですよね。

展示作品を撮影した写真または動画を、SNS等に投稿しません。また、写真・動画のデータ及び複製物等を第三者に譲渡しません。ただし、展覧会会期終了後はこの限りではありません。

写真・動画のデータをホームページなどの公開されている場所に置けば、誰でもそれを「ローカルにコピー」できますからねw ここであえて

  • SNS

という言葉を使っている意味がよく分からない。単純に、インターネット上で公開される場所に置くな、ってことなんでしょうが、まあ、それだけじゃなく、それ以外のどんな「公開(他人が見えるようにする)」も禁止したいんじゃないんですかね? なぜなら、ひとたび「公開」されれば、それを

  • ネット

がコピーして、流布していくことは、もはや当事者じゃないんで止められないわけだから。
だったら、そう書けばいいんじゃない?
ていうかさ。そもそもこれに違反したら、どうなるの? 同意書を書かせたということは、おそらく、裁判で訴える、ということが言いたいんだろうけど、これって、有効なんですかね? だって、そもそも、こんな「禁止」って、むしろこれの方が、法律違反ってことはないんですか?
当人に禁止だけさせておいて、実際にそれを破った場合に「どうなるか」を書いていないのって、たんなる

  • 脅し

なんじゃないですかね? まず、この展覧会は「愛知県」が主催しているんだから、この「強制」を行っているのは、津田大介じゃなくて、愛知県なんですよね。県はどんな法的根拠でこの「強制」をやっているんだろう? むしろ、県は逆に、訴えられませんかね?
また、マスコミがこうやって撮影した写真・動画を、番組で使用しないっていうのは、

  • 視聴者への裏切り

にならないですかね? 公共放送の公共性に反しているように思うんですけど。
自分たちで「表現の自由」とか言っておいて、自分たちで

  • 禁止です

って言って、これってなんの「喜劇」なんだろうね? まあ、当事者の人たちは人生がかかってるから真剣なんだろうけど、回りで見ている人には、どうしても「滑稽」に見えてしまいますねw
あと気になったのは、他の作品はすべて写真撮影OKなのに、昭和天皇を焼く映像作品「だけ」は写真もNGってところだろう。でもこのことって、同意書に書いてないですよね? だとするなら、なんの権限でそんなことを言ってるんだろう?
ちなみに、これは再開後だけの話なの? 再開前に撮影してた人は、いくらでも公開してる? ていうか、そもそも、この動画って、今まででいくらでも、ネット上で流布してるんじゃないの? だからここまで、炎上したんじゃないの? なにを今さら、こんなことをやってるの?