DQ8のゼシカ

ドラゴンクエスト8は、2009年に発売され、ドラクエシリーズでも一番売れた作品だそうで、プレステ2で発表され、その後、スマホ版とDS版がでている。
最新が11なので、すでに話題としては古いのだが、今年、ホロライブの兎田ぺこらが、(true endは残して)最終話まで配信したこともあって、少しこの話題を語りたい。
彼女が今年にプレイした理由としては、去年、大空スバルがやっていたこともあって、その関係で勧められた、ということなのだろう。しかし、さすがに彼女もドラクエに慣れてきていて、かなり早くクリアしてしまった印象だ。
私はというと、少し気になったこともあって、今週から、スマホ版を始めているところ。といっても、そこまでヘビーにやりこむつもりもなくて、とりあえず、ぺこらの配信を参考にやってみている、という感じ。やっと、ゼシカが仲間になったところまで来た。
思ったのは、地図がでてみて、少し「迷路」を思わせる形になっていて、初心者は戸惑う感じになっていることと、それなりにレベルを上げないと、プレーヤーが死んで、教会に戻らなきゃならなくなるところだろか。
ただ、このDQ8は、いろいろと駄目出しを出されてきた作品でもある。初期の3D作品であったこともあったのだろう。その辺りは、以下の動画がおもしろくまとめてある:

www.youtube.com

この動画でもふれられているが、このDQ8は少し変なのだ。その一つが、ミーティア姫の扱いだ。彼女は、ストーリーの最初はドルマゲスによって馬に変身させられた姿で現れる。しかも、回想シーンでも顔が隠されている。主人公の幼馴染という設定で、メインストーリーでは、二人が結ばれてハッピーエンドになるかのような形で終わるわけだけど、プレイしている側としては、まったく、印象がない。
変な話だが、逆に強く印象に残るのが、紅一点の

だ。ゼシカは、かなり初期で、最初に主人公の仲間になるのだが、まず目をひくのが、かなり上半身を露出したドレスでチームに加わることだろう(おそらく、かなり昔のオフラインの作品だけに、ドレスコードも今の基準では緩いこともあり、動くたびに、胸が揺れるし、かなりセックスアピールが強いキャラという印象だ)。しかも、ゼシカ「だけ」が衣装を変えられるw 水着やバニースーツやw
プレーをしている人はみんな、ゼシカと共に進むわけで、どう考えても彼女がヒロインじゃねえのか、という印象を強くする。
そして、リメイク版では、ゼシカルートができることになるわけで、視聴者の困惑を製作者サイドも反映せざるをえなかった、ということなのかもしれない。
上記の動画でもふれられているが、ストーリーは一貫して暗い。どんどん、大事な人が死ぬし、こpれでハッピーエンドと言われても、困惑するレベルなわけだ。
そういう視点で考えると、ぺこらも言っていたが、この作品は全体に、チームのみんなが

  • 大人

という印象がある。(ヤンガスはそうでもないが)ゼシカククールも過去に複雑な生い立ちがあり、かなり、独立自尊した形でチームに加わってくる。そして、全体として会話で交わされる内容も、大人の会話といった印象だ。
なんというか、お互いが相手と「一定の距離」をとって、必要以上にべたべたしない、という感じだろうか。それぞれが、心の中で抱えている課題があって、常にそれに取り組んでいるから、相手に必要以上に干渉しない、といったところだろうか(うがった読み方をするなら、あまりに主人公とゼシカをくっつけると、ミーティア姫が今以上に影が薄くなってしまうから、自重した、とも考えられるのかもしれない)。
実は、ゼシカには、もう一つ、おもしろい話がある。それは、上記の動画でも紹介されているが、「双龍打ち」というムチの技だ。なぜかこの技が「最強」設定になっている。
いや。ゼシカは、魔法使いだったんじゃないかw なぜ、彼女の

  • 物理攻撃

が「最強設定」なんだ、と。いや。制作者サイドは遊び過ぎなんじゃないかw 女の子のムチプレーが性癖の関係で無類に好きな奴がいたのかもしれないけど、いくらないでも、やりすぎ。ゲームを壊しすぎ(グリンガムのムチとか)。
(ちなみに、以下の方の動画では、そんなゼシカの双龍打ちを「最大」まで引き出すと何が可能になるのかを試されている。

www.youtube.com

それにしても、すごい打撃ポイントだなw)
上記の二つ目の動画でもあったが、ゼシカはそういうわけで、当時の同人誌でとりあげられたキャラとしても、かなり多いキャラで、上記のような、

  • 歴史的な文脈

の関係もあってか、今では、なかなか、このままではやれないような、セクシーな見せ方にもなっているところがあって、今でも、話題になる、ということなのだろう。
また、ストーリー上も、魅力的なキャラではあるんだよね。兄がドルマゲスに殺されて、母親に勘当されても、「仇討ち」をするために、主人公のチームに加わるストーリーは、意志が強く、独立自尊した女性の姿を描いている、とも言える...。