現代のコンピュータの心臓が「半導体」であることは言うまでもない。この半導体は、少し前までは、日本が世界のトップだった。これが終わったのが、いつからだったのか、ということで言えば、パーソナル・コンピュータ向けの半導体で、韓国のサムソンなどが日本企業を大きく引き離して、成長した頃からだった。
ちなみに、この半導体産業の今の最先端は、台湾のTSMCと言われている。
ところが、である。
この「最先端」の半導体の製造には、
- 莫大な電力
が必要になる、ということが知られるようになった。よく知られているように、台湾は年中、電気不足になっている。国民の生活は、常に、電気不足と隣り合わせに生活しているわけだが、
台湾は、国内の半導体企業(TSMC)に対しては、電力不足にならないようにしている
というのだw
うーん。
こういう話は、あまり多くの人は考えていない。まず、日本の国内の特徴を一言で言えば、
- 電気が高い
だろう。その理由を、一言で言えば、
に、絶対に、電気料金が安くならないのだw このことが意味しているのは、日本では、半導体を「作れない」ということを意味するw
しかし、こういう話はこれで終わらないだろう。まず、日本は絶対に「電気を大量に使う産業の工場を日本内に置いておけない」ということを意味する。このことは、決定的なまでに、
ということを意味している、ということになる。
もしも、日本が「テクノロジーの発展」をしたいなら、まず、「安い電気」を手に入れなければならない、ということになるだろう。しかし、それは、どうやったら実現できるのか?
おそらく、二つのことを実現しなければならない。
私たちは、さまざまな「アイデア」が、その「外部条件」として、
- 無限の電力
を前提にして議論されていることがよくある。例えば、仮想通貨は、「マイニング(採掘)」と呼ばれる、莫大な
- 無駄な電力
を消費する「振る舞い」を行うことと切っても切れない関係によって、結び付けられている。こんな単純なアイデアを実現するためにも、あまりにも「馬鹿馬鹿しい」、ただただ無駄なだけの、コンピュータを100%CPUをフルで動かさなければならない、という
- アホみたいなこと
になっているわけだ。
ここで、少し冷静に考えてみよう。
ある「テクノロジーの発展」は、本当に進めるべきなのだろうか? それが「新しい」テクノロジーを実現して、その産物が、どんなに
- 他に比べれば
優位な特徴があったとしても、たったそれだけの「差異」を実現するのに、
- 無限の電力
を使用するとしたら、そうまでして、その使用を目指さなければならないのだろうか? もはや、「テクノロジーの発展」とは、なにを意味しているのかが分からなくなるわけだ...。