スパスタ最終回の予想(その3)

いやあ。同じネタで、三日続けて書くことになると思わなかった。
今回のアニメ「ラブライブスーパースター」の最終回が、どのように終わるのかについて、ずっと予想をしてきたわけだが、ここで、そもそも今までの(アニメシリーズの)ラブライブ

  • ファンの願いを叶えてきた

という原点に帰って、「かのんが海外留学を選ばない」という<世界線>の可能性について考えてみようと思う。
確かに、運営側が明らかにファンが「がっかり」する話を、最終回でやるとは思えないところもあるわけだ。
例えば、以下の方の動画では、この方向で検討をしている:

www.youtube.com

この方の、その場合の「立て付け」は、

  • もしも、かのんが海外留学を選ばないとなったら、どのように彼女の昔からの「世界中の人に歌を届けたい」という「夢」を両立させるのか?

に論点が移る、としていることだ。そう考えるなら、これは脚本の「腕の見せどころ」ということになるだろう。確かに、この方向なら、今までの流れからは、あまり考えられないような、ビッグビッグサプライズで、大どんでん返しもあるのかもしれない。
(あまり大きな論点ではないと思っているが、3期があるかないかは、完全に制作サイドの都合になるわけで、それを議論してもしょうがないと思っている。そう考えるなら、3期の予定がない、ということになったとしても、なんらかの「納得」のいく、2期の終わり方をするのかが問われていると思っている。そう考えると、かのんは海外留学をしない、というのが自然だと思えてくる。というのは、これは「スクールアイドル」の話だから、だ。ずっと問われているのは、この「意味」なわけでしょ。「スクールアイドル」をやることは、なんらかの「価値」があって、ラブライブは「すごい」大会なんだ、ということを示そうとしてきた作品なんだよね。そして、実際にそれを通して、さまざまな、マルチメディア展開もしてきた。もしも、これに反する最終回にすると、そういった各方面に展開している内容と矛盾してきてしまう。)
というか、な。
私は正直言うと、そういった、あまり表面的な議論のまま終わってほしくない、と思っているんだよね。そうじゃなく、ちゃんと、正面から訴えてほしいところがある。スクールアイドルであり、ラブライブが「大事」であり、「意味がある」と考えるなら、ど直球で、「それ」を訴えてほしいんだよね。それ以外の脇道にそれてほしくない。そんなことをやっている時間はない、と思う。
つまり、ずっと違和感があるわけ。このコンテンツがいいものだと思っているなら、それをアニメを通して伝えるべきであって、そういった地道な表現をやっていかないと、そもそも、ラブライブシリーズというコンテンツ自体が衰退していく。
これから、どうやって若い人を魅き付けていくの? なにが「魅力」だと、中の人たちは考えているの? もうアニメは終わるんだよ。それまでに、ここを伝えられなかったら、ラブライブというコンテンツが終わるよ。
留学だなんだと、どうでもいい話をやっている時間はないんじゃないかな...。