日本のマスコミでは、アメリカとドイツがウクライナに戦車をプレゼントするんだーって、なんか、これで、なにもかもが決着がつく、みたいな、いきりっぷりの報道だけどw、あのさ。バイデン、こう言ってるんだけど。
- 早く、戦争を止めようよ。お前たちが欲しがっていた、ウクライナの土地を2割あげるから
って
- 言って
るんだけど。言ってるんだけど。言ってるんだけど。
なんで、このニュースを無視するんだよ! お前たちが、神のようにあがめているアメリカ様がこう言ってるんだけど、って、わっざわざ、親切で教えてやってるのに、なんで無視すんの?
いや。このニュースを聞いて、
- やっぱ、バイデンは間違っているよね
って言うなら分かるよ。それでも、ウクライナを支援しよう、って言うなら、それは首尾一貫しているよね。でも、そんな勇気もない。ただただ、ひたすら「見ないふり」w だったら、二度と、この話をすんな。
例えば、以下の動画では、アメリカの代表的なシンクタンクである、ランド研究所が「今すぐ、ロシアとの戦争を止めろ」と言っている。
その意図は、「アメリカの真の敵は、中国なんだから、ロシアと戦争をやっている暇はない」「ロシアと戦争をやったって、アメリカにとって、なんの得もない」と言い切っちゃってるわけ。
あのさ。
少し冷静になろうよ。
今回の問題は、ロシアやウクライナの専門家であればあるほど、言っていることがおかしかった。とにかく、プーチンを専門家が、ずっと「嘲笑」していたよね。プーチンは頭が狂ったとか。プーチンは、世界征服をたくらんでいる、とか。もう、そういった「陰謀論」ばっかり、まるで真実であるかのように、軍事専門家が言いふらしていた。
つまり、プーチンが「狂った」から、この狂ったプーチンをなんとかしさえすれば、この戦争に勝てる、と、本気で、そういった専門家たちが
- 妄想
をたれ流したんだよね。そして、それが日本のマスコミの主旋律となってしまった。
例えば、以下の元ロシア外交官の方が語っている内容は、かなり理性的だよ。
まず、プーチンは今回のウクライナ侵攻は「国家存亡の危機」のため、
- これ以外の選択はなかった
と、国民に向かって、何度も何度も言っているわけね。EUの軍事力がどんどんロシアに迫ってきて、ウクライナは今にもEUに加盟しそうになって、アメリカがウクライナに軍事基地を作りそうになって、アメリカが次々とウクライナの軍事訓練を行うようになって、
- 少なくとも、ロシアの、かなりの一般の人が、プーチンのこの主張に一定の理解を示した
わけでしょ。
もしも、プーチンがなんか、おかしな陰謀論にかぶれてしまって、プーチンが世界征服を狙ったがゆえに、この「侵略」をやったんなら、彼だって戦局が「ロシアにとって実益をもたらしていない」ものになったら、合理的に撤退するでしょう。でもそうしないということは、この戦いが、上記で言ったように
- ロシアのこれからの未来にとって、国家存亡の危機だから
と考えて、たとえ、どこまでも被害が出たとしても、やらなきゃならない戦いだから、と、「国民の合意」の下、一致団結して戦っているから、ここまでやっているわけでしょ。
そして、さ。
日本人が根本的に勘違いしていることが、上記の動画でも語られているように、
- 戦争は「敗戦」によって終わらない
ということ。そうじゃなくて、
- 「停戦」で終わり、そのことが、その後に「平和(=平和条約の締結)」が結ばれることを、まったく意味していない
ということなのね。だから、今回の件も、絶対に「平和(=平和条約の締結)」にならないの。だって、日本とロシアだって、今だに、平和条約を結べていないんだよ? それなのに、なんで、プーチンとゼレンスキーがそれを結べるのw
やれるわけねーだろw
そうじゃない。これから起きるのは、あくまで「停戦」。
考えてみろよ。日本の竹島。ずっと韓国が実行支配しているけど、日本はずっと領有権を主張してるよ。
同じことが、ウクライナのクリミア半島は、今でもロシアが実行支配しているが、ウクライナはそれを認めていない。そして、当たり前だが「停戦」が行われても、ウクライナは認めない。しかし、
- 停戦
は、それでも行われる。停戦になれば、そこらじゅうで、そういった地域が生まれる。
- ロシア:実行支配、ウクライナ:それを認めない
といった土地が。それでも、たとえそれでも、停戦を行うことの唯一、それを正当化できる理由は、
- 人が死ななくなる
ということなわけ。いや、分かっているよ。もしも停戦をしたら、プーチンがウクライナ人を虐殺するはずだって、ゼレンスキーが国民を洗脳してきたことぐらい。そして、WW2での帝国日本軍も、日本国民をそう洗脳したわけ。鬼畜米英に皆殺しにされる、って。
それが、今じゃどうだ? 日本は完全にアメリカのポチじゃないか。アメリカがどんな理不尽なことをやろうが、絶対に「アメリカ=善」「ロシア=悪」の主張を代えない。鬼畜米英はどこに行ったんだよ。日本人の祖先が草場の陰で泣いてるよ。日本人は、もう完全に、アメリカに洗脳されてしまった、って。
しかし、おかしいでしょ? だって、停戦とは「国際条約」だよ。もしも、ロシアがこの約束を破ったら、ウクライナが怒る前に、EUや国連がそのままにしておかないでしょ。
もう一度、日本国民は「嫌戦」の精神を思い出すべきなんじゃない? 「嫌戦」のいい点は、唯一、人が戦争で死ななくなること。戦争で死ぬ人の数を減らせること。なぜ、この選択肢を選択できないのか。なぜ、一般に
- リベラル
と考えられていた人たちが、どうしても「血の気」の多い選択しかできなかったのか? それは、彼ら自身が、自ら「告白」していたように、彼ら自身が自らで語っていた
- プーチンの「悪魔化」
の「レトリック」に洗脳されていたから、と言うしかないわけだろう。つまり、この程度の人格の連中を「学者」として社会が尊敬してきたことの、限界が露呈したわけだ。こういったプーチンの「悪魔化」に、きゃっきゃうふふして、はしゃぎまわっていた学者たちの、まさに、
- 子どもっぽい
はしゃぎっぷりに、いかに戦時に冷静になることが難しいのか、を示しているのだろう...。