トルコの大地震が、とんでもない死者数になっている。
そもそも地震が起きる場所、地震が頻発する場所は地球上で限られている。
そうした場合、そういった地域は「免震」設計が必須であるわけだが、阪神淡路大震災のときも、そういった地震対策が十分でない、貧困層が住む地域に被害が集中した。
おそらく、トルコも同じなのだろう。
結局、こういった「共感」は地震大国同士でないと共有されない。いくら安い建物を作ったとしても、それが、地震大国において必要十分なのかは、まったく別問題なのだ。地震大国同士は、お互いで共有できる
- 設計基準
に従うべきだ。そうするにことによって、たとえ、一次的にはコストが大きくなったとしても、長い目で、それが必要だったことが示される。しかし、こういった価値観は、地震大国同士でしか理解されない。
ところで。
今月3日に起きた、アメリカオハイオ州での、列車脱線事故は実体の解明がなかなか進まないだけに、怖くなってくる。
事件についての記事をいろいろ見てみたけど、肝心なことを書いてあるものはあまりなく、一番まとまっているのは、ウィキペディアなんじゃないか、ということで、いったん、こちらを引用しておこう。
2023年2月3日午後8時55分頃、オハイオ州とペンシルベニア州の州境近くにある人口4,800人の町、イーストパレスチナで50両の車両が脱線した。141両の積載車のうち、20両が危険物を積んでおり、そのうち14両がクロロエチレンを積んでおり、さらに、アクリル酸ブチル、アクリル酸2エチルヘキシル、2-ブトキシエタノール、イソブチレン、可燃性液体、ベンゼンなどの化学物質も含まれていた[5]。ノーフォーク・サザン鉄道は、アクリル酸ブチルとアクリル酸2エチルヘキシルを積む車両が衝突で破損したと米国環境保護庁(EPA)に報告した。
ja.m.wikipedia.org
2月6日、さらなる爆発を防ぐため、クロロエチレンを制御して空中に放出するため、燃焼させる「制御燃焼」を実施。小型の成形爆薬を使ってタンク車両を破壊し、クロロエチレンを溝に流し、点火した。この燃焼で上空に黒雲が発生し、ホスゲンや塩化水素が大気中に放出された。
ja.m.wikipedia.org
簡単に言うと、オハイオ州で危険物質を運ぶ貨物列車が脱線事故を起こし、一部で、火災が発生した。
この「延焼」によって、非常に危険とされている一部の車両にまで火災が及ぶことを心配して、3日後に、「制御燃焼」を実施した。
「制御燃焼」とは、そういった「最悪」の火災となる前に、「燃えやすい」その周辺にあるものを、その「最悪」なところにまで及ぶ前に、「その最悪への延焼が絶対に起きない」形で、その周辺のものを燃やしてしまおう、という案だ。
しかし、考えてもらえば分かるが、「最悪」でないことが安全であることを意味しないw 当然、
- 危険
なのだw 危険だが「最悪」が爆発するよりは
- まし
という「次善策」によって、この方式が選択された。
これによって、その地域には、どす黒い雲がその辺り一面を覆うように居座る不気味な世紀末的な風景となったことは、動画を見ていられる方にはご存知だろう。
こういった経緯をたどったわけだが、全体的に言えるのが、政府対応の遅さ、だろう。
今のアメリカは、バイデンは
わけだw どう考えても、政府の対応が遅い。近所での魚の大量死も見つかっている。なのに、政府がまったく、危険であることのアナウンスをしない。
その理由として、
- 民主党自体の「加害者責任」
が明るみに出ることを恐れたのではないかと噂されている。早い話、明らかな規制緩和の
- 改悪
が放置されてきた現状がある。なぜこの事故が起きたのかに、事故を起こした会社のロビー活動によって、法律の規制が骨抜きにされていたことが分かっている。つまり、この改悪を今に至るまで放置してきた政権与党の
- 悪
が人びとの明るみに出されることで、「悪のプーチンと戦う、善の民主党政権のバイデン」という
- ヒーローイメージ
が破壊されることを恐れて、言論弾圧を行おうとしたが、ネットの個人サイトからの次々と発信される動画によって、悪事を隠すに隠せなくなった、というわけだ。
まあ、福島第一の事故を想起させる内容ですね。こう考えると、そもそも民主主義社会はこの問題とまったく戦えないんじゃないのか、という疑いを思わせるわけだ。
つい最近、東京の神宮外苑の開発を、小池都知事が承認しやがったw まあ、予想されていたことだ。こいつが、築地でやったことを知っていれば、こうなることは分かっていた。こいつが都知事の座に居座り続ける限り、東京の破壊は続く。
しかし、こういった「猿芝居」が続くのは、日本の
- 審議会制度という「闇」
を、日本中の誰もが知っていながら、誰もこれと戦ってこなかったから、と言うしかないだろう。まず、審議会のメンバーはそもそも「官僚が選んでいる」わけだw そして、必ずこのメンバーは
- 官僚たちが望む結論に賛成するメンバーを「過半数」にする
ことによって、
- 最初から、官僚の思い通りの結論にする
ことが、あらかじめ決まっているw 刺身のつま程度に、反対派を入れても、絶対に最後の多数決で反対が採用されることはない。
嗤っちゃうのが、原発稼動の「無限延長」という
- ありえない
決定を、なんと「多数決」で「反対した人がいる」のに決めたとか、岸田がぬかしているw まあ、こんな国なんだよ...。