シーモア・ハーシュ

今、アメリカで、シーモア・ハーシュという調査報道記者が再び脚光を浴びている。すでに80歳を越える高齢だということで、驚きだ。まあ、彼の過去のスクープの数々を見直してもらえば、(そしてそれらについての、その後の結果を知っていれば)このことが、非常に重要であることが分かるだろう。

isfweb.org

(この記事は、そのシーモア・ハーシュの記事の全文翻訳が載っている。)
つまり、ノルドストリームの破壊を行ったのは

だった、ということだw あのさ。これについて、テレビのニュースで見た人いる? 新聞に書いてあるのを見た人いる?
上記の翻訳記事では、その前文でロシアの報道官がこのシーモア・ハーシュの記事を理由にして、アメリカに調査と加害者への罰則を求めているロイターの記事を、ニューズウィーク日本語版と、朝日新聞ネット版が、ロイターの記事のまま掲載した、という形で紹介しているがw、この三つの記事を見ても、シーモア・ハーシュが何を言っているのか、さっぱり分かんねえなw
まあ、日本とアメリカの学会、ジャーナリズムは、完全に、

  • 「ロシア=敵国」報道

で埋め尽されているわけだ。だから、少しでも敵国に有利だと考えられたものは、一切報道しない。バイデン親子のスキャンダルも報道しないし、この件も報道しない。
完全におかしくなってしまった。
思い出してよ。ノルドストリーム破壊事件のとき。偉そうな有識者が、

  • ロシアによる自作自演

を本気で主張していたんだぜ! いや、すごいよな。誰がどう考えても、アメリカがやったに決まっているし、ヌーランドもバイデンも、自分で記者会見の場で、

  • ロシアがウクライナに攻めたら、絶対にノルドストリームを「動かさせない」

って言っていたわけでしょ。「絶対」って言っているだよ。これ、ロシアのものだけじゃなくて、

  • ドイツ

のものでさえある、ドイツの財産なのに。
だれがどう考えたって、

  • ヌーランドとバイデンが「公約」していたことをやった

に決まってるだろうが...。

追記:
いや。アメリカの過去の歴史をたどれば、こんなこといっくらでもある。イラク戦争のときもそうだし、何回だまされるの?