仁菜は大学に行くのか?

ガルクラ最終回の終わり方は「俺たたエンド」だったわけだけど、結果としては、芸能事務所を辞めて、フリーでやっていくと言って終わっている。
これに対して、脚本の花田さんは、ツイッターで「二期も映画も予定はない。円盤の売上によって、考えてもらうから、分かるよね?」みたいなことを言っている時点で、今時点で、続編は

  • ない

ということ。
だとするなら、だ。この後、仁菜たちはどうなるのか? その

  • アフターストーリー

は、アニメのエンディングの、「漫画」しかない、と言っていいと思う。つまり、ここにしか、この後のストーリーが示唆されているものはない。
なるほど。だとすると、このエンディングの漫画には、なにが描かれているのだろう?
それが、さ。これ。細かく見ていくと、けっこう情報量が多いんだよね。

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まあ、この方も分析してくれているんだけど、いや。ほぼ、言っていることはあっているでしょう。
最初に、勉強をしている仁菜。これは、再び大学進学を目指している、と判断できるよね。次に、桃香が旧ダイダスの「空の箱」のCDを眺めている。次に、すばる、ルパ、智と、ぼーっと部屋でくつろいでいる姿が描かれている。まあ、少し音楽の実践から離れているような印象だ。
そして、次のシーンで、仁菜がポスターを見ている。そこには、新ダイダスの全国ツアーについて書かれている。そして、走り出して、仁菜から4人にメールが送られたマーク。
仁菜と桃香が握手してバンにみんなが乗って、どこかへ行こうとしている。仁菜と桃香は二人ともギターケースを抱えている。そして、三浦さんが「OK」と言っている。
ここまでで分かることは、おそらく、トゲトゲは新ダイダスの全国ツアーをおっかけて、どこまでも「対バン」を仕掛けて、「全国ツアー」をやってやるんだ、と言っているんだろうな、ということだ。
そして、三浦さんは、桃香の猫と、智ちゃんとヘビの「ペット」を預かってくれている。つまり、長期間、家を空ける、ということを意味しているわけで、それが全国ツアーだ、ということは自明だろう。
まあ、このことを知って、仁菜の家族3人が「あちゃー」といった顔をしている。また、勉強を投げだしたから、「やれやれ」って感じなのかな(お父さんが、タバコをひかえようとしているのが、いいね)。
その後は、仁菜と智ちゃんが、ずっと口喧嘩をやっていて、すばるが髪を切ったのかな。ルパが、じゃーんっていう感じで、それをみんなに見せている。その後のプリンの描写から見ると、仁菜が智ちゃんが食べるのを楽しみにしていたのを勝手に食べちゃったから、智ちゃんが怒ったのかな。
まず、トゲトゲと三浦さんの関係が続いている、というのが伺えるよね。おそらく、フリーになったといっても、三浦さんの会社は見捨ているということじゃなくて、ずっとその後も関係は続いていて、ことあるごとに、仕事の紹介はしている、ってことなんじゃないかな。たんに、トゲトゲが、三浦さんの芸能事務所に所属していないだけで、三浦さんのつてで、フリーランス個人事業主でやっていながら、ずっと、仕事の斡旋はしてもらっている、っていう感じなんじゃないかな。まあ、三浦さん、桃缶・命だからな。
あと、仁菜だけど。どうなんだろ。
まずさ。彼女の場合、「いじめ」問題、「父親」問題は物語としては、一応の決着がついているんだよね。あと、だとするなら、俺の解釈としては、

  • 高校に復学

するのが筋に思えるんだよね。それって、十分にありえる。だって、学校が瑕疵を認めているくらいだからね。そもそも、さ。仁菜は、学校から「推薦」をもらえるような、学業成績だったんだよね。つまり、勉強はできた。しかも、熊本時代は音楽の道を目指すなんて考えたこともない。
だとすると、実際に高校に戻るかはともかくとして、もともと熊本から東京に出てきた理由としてあった、予備校に通いながら、大学に進学するっていうのは、やっていいんじゃないか、とは思わなくはない。
あと、もっと言ってしまうと、将来、それなりに音楽の道で食べていこうと思っているんなら、音大とか、それなりの音楽の専門学校のようなところに通って、音楽の基礎を身に付けるという選択だってありうる。まあ、そう言うと、音大をなめるな、とか言われそうだけど、まあ、仁菜の父親はそれなりの教育学の専門家だしね。いろいろな選択肢がないわけじゃない。とりあえず、学校の音楽の先生を目指しての、教育学部だって将来の可能性として考えたっていい。ただまあ、そういう意味では、智ちゃんなんかは、音大に行けるくらいのレベルなんでしょうね。家庭の事情で、早くプロになる道を目指したという描写がアニメにあったけど。
こうやって、エンディングを見てくると、あーなるほど、って思いますよね。これは、とりあえず、すぐに2期が作られるような状況じゃないんだ、っているのは少なくとも、明らかだよね。つまり、そんなに簡単じゃないからこそ、エンディングで、ここまでの

  • アフター・ストーリー

を作っているんだから。でもな。やっぱり見たいよね、2期。そう考えうと、ぼっちざろっくの路線が現実的に思える。つまり、総集編の映画をやった上での、将来的な2期が、その間に水面下で進むっていう可能性かな。いずれにしろ、ぼざろのとき、あれだけ、ギターをおたくが買ったんで売れたとか、さんざん言われていたことからも分かるように、楽器業界とのタイアップが今回のガルクラも、かなり濃密だったことは、うかがえたわけでね。この辺りから、後押し、プッシュが強ければ、早いうちに2期の話がでてきてもおかしくない、ということなんでしょうね...。

追記:
仁菜から見て、新ダイダスについてだけど、確かに事務所間の関係は最悪と言っていいと思うけど、新ダイダスのメンバーは全員、トゲトゲが「大好き」なんだよねw つまり「トゲトゲ」のファンレベルで。ヒナにいたっては、もう、仁菜なしでは生きていけないレベルで、べったりだろ。まあそれは、他の4人の旧ダイダスメンバーが、桃香のことを忘れられるわけがないっているのも同じレベルでそうなわけで。まあ、そうなると、そもそも新ダイダスのメンバーが、トゲトゲを

  • 見捨てない

わけだよね。おそらく、それ以降ずっと、「事務所の方針に逆らって」でも、陰で、トゲトゲの活動を支えるよね、こいつら。そう考えると、桃缶がどこまで、「メジャー志向」があるのかは疑問だけど、それなりに飯を食うのに困らないくらいには、プロとして音楽活動はやっていけるだろうね。当然、音楽制作活動もやれるだろうし、ライブハウスを中心とした、ニッチなファンに支えられた活動は当然やれるだろうし、食いっぱぐれないくらいには、音楽で食べていける活動はやっていけるでしょう。
まあ、そう考えると、リアルバンドのトゲトゲと、そこまで乖離していない、ってくらいには将来も明るいって見えてきますけどね。
だから、この最終回の対バンで3割以下しか客が集まらなかったっていうフラグは、無印ラブライブの第3話の、穂乃果たち2年生3人での、学校の行動でやったライブの姿の「オマージュ」なんだよね。。つまり、このとき、全然お客が集まらなかったわけ。だから、かなりショッキングな回だったんだけど、逆に言うと、そうだからこそ、こっからどこまで、お客を集められるようになるのかが、視聴者に注目されたんだよね。今回はそれを、最終回にもってきたわけだけど、似たような視線で見ている人は多いんじゃないかな...。