地検の手先、みのもんた

なんか、日本の政治は、どんどん、ジンバブエ化してますね。今回の、小沢さんへの、検察攻撃。
前に、麻生さんと、安倍さんと、産経の名物記者二人が話した内容のニュースを思い出しました。「保守政権」、を、あと、何年か継続して、切れることなくやってれば、日本は変わる。日教組を撲滅して、皇国教育を復活して。そうすれば、自然と、だれもが、徴兵制は必要だ、というより、自ら、国家に命を捧げない奴は、非国民であり、村八分にして、抹殺(か、この国からの、追い出し)をしなければならない、と思うようになる。
それが、20年なんですかね。そんだけ、ずっと、新しい教科書の会、のような考えの総理大臣が、ほかの考えの人に変わることなく、続けば、日本は変わる。地方は、中央のお金に依存してしか存続できない。あらゆる、条件を地方はのむだろう。間違いなく地方から、日本革命ができる。
どうなんだろう。まさに、戦中のような、強烈な、天皇イデオロギー国家を、目指しているのだろうか。産経新聞は、そうなのかな。やっぱりこれは、それだけ強力に日本人を動かせる力がある、という考えなのだろう。
安倍さん、麻生さん、は、やはり、親、おじいちゃん世代の名誉の回復がひとつあって(二人とも、それで、莫大な資産があって、おぼっちゃん生活ができたわけだ)、昔が間違っていたということになると、自分のその小金の根拠の否定ですからね。なんにせよ、昔に戻すのに反対するわけがない。
すごいですね。彼らは、こういう、自分たちのイデオロギーが、国民に浸透することを目指して政治をやってるんですね。そういう、他者を操作していこう、という傾向が強い。
ハイエク自由主義のように、そもそも、国民は、自分の考えたように、好きなように生きればいい(そこに秩序がある)、という考えじゃないんですね。逆に言うと、アダム・スミス的な秩序なんて、なんの価値も見出していない。
「国民はこう考えなければならない」「そう国民が考えるようにならないと、この国は美しくない」「だから、そう考えない国民はいらない」「日本を美しくしない、そういう非国民には、この国を出ていってもらうか、死んでもらう」。
そこで、上記目的を達成するため、麻生さんが、やったことはなにか。
一つ目が、小沢さん潰し。
なんてったって、どちらが総理にふさわしいかで、ダブルスコアで、麻生さん、小沢さんに、負けてたわけです。とにかく、あらゆる手段を使って、小沢さんが自分より劣ることを国民に示したかったのでしょう。そしてやったことが、逮捕。まるで、ジンバブエムガベでしょう。政敵を滅ぼすのには、牢屋にしょっぴいて、犯罪者に「したてあげ」ればいい、ってわけでしょ(ブッシュがイラクでやった手口ですね。それに目覚めるのに、アメリカはどれくらいかかったでしょう)。ほんとは、その場で、射殺すれば、完全に、邪魔者は、消し去れて、うれしいでしょうけど(あんたの好きな、検察という、ゴルゴ30に頼めばいい、ってわけですね)。
はっきり言いましょう。この事態に、麻生さん自身が関わっていたかどうかなんて、問題の焦点じゃない。麻生さんは総理なんだから、あらゆる事態に責任があるんです。彼がやるべきことは、この異常事態、野党の党首の(第一秘書の)逮捕という、極めて、この国の「民主主義の正当性」をどん底にまで、つき落とす事態をまねいた責任をとって、自ら身を引くことなんです。
絶対にあってはならないことが起きたんです。
二大政党性を目指す日本のその可能性を、もしかしたら、完全に破壊するような事態でしょう。
まったく、マスコミを含めて、このことがどれだけのことかが、わかっていない。そしてよく理解してください。上記の安倍さん麻生さん産経記者の「目的」にとっては、この事態など「たいしたことじゃない」んですよ。だって、自分たちの政権が続くことだけが、彼らの、目的なんですから。
もちろん、小沢さん。彼なら、大局を考えて、後進に道を譲るかもしれません。彼の目的は、政権交代による、政治の清浄化、ですよね。その高潔な理念に生きる政治家として、そのことを、ためらうことはないでしょう。小沢さんをCMに使ったときの、民主党の、イメージ戦略はクリアだった。だれが、地方の民草のことを、心から考えているのかが、よくわかるCMだったんじゃないかな。
逆に、今までの、日本の、田中角栄、から始まる、検察の陰謀政治と真正面から、対決する、英雄的な存在として、全国民から(オバマのように、喝采をもって)向かえられて、総理にまつりあげられていくってことは、...ないかなー(雰囲気的に)。
おまけですけど、朝のテレビで見ましたけど、あい変わらず、ふるってますね。みのもんた。もう、小沢さんは、この人にかかると、犯罪者なんですね。だれか、みのさんに、質問してやればいいのにね、「小沢さん、今、懲役何年ですか」、って。気持ちは、分かりますけどね。政治とカネをずっと、とりあげてきて、まさに、本丸が、おだいかん様にしょっぴかれたんですから。「おのれ、越後屋」、の気持ちで、国民と一緒に、新聞や、NHKのニュースの、「一部関係者」の噂話を読んじゃってんでしょう。
さて、二つ目ですが、もちろん、この、麻生さんによる、選挙を目前にしての、国民への、金バラマキ、ですね。明らかな、国家を使った、選挙人買収でしょう。選挙「違反」、でしょ。政治家個人がやると、犯罪になるけど、それを、「国家」がやると犯罪じゃない、ってわけですか(まるで、ギャンブル産業ですね)。どうも、国家というのは、天国に、あまりに功徳を積みすぎて、それくらいの悪業を国家がやっても、いっくらでも、免罪、されちゃうようですね。
神「麻生」の功徳は、霊験あらたか、なようで、国会議員も、国民のだれもが欲していることをすることを、最後まで、反対できなかった。
神「麻生」に、国民は、おめぐみの、金を、手渡し、でもらい、その功徳を噛みしめろ、ってわけですか。
「お前たちが今生きられるのはだれのためだ?わしらが、こうやって、いつもお前たちを見守って、困ったら、こうやって助けてやってるから、だろ?」。
「ここまで、恩義、受けちゃあ、麻生さんに投票しないと、申し訳ないなー」。
おそらく、逆の反応も、あるはずだ。
これで、完全に、自民党に、投票「できなくなった」。
もし、自民党に投票したら、麻生に、私たち選挙人は、「買収」されたことになってしまうわけ。贈収賄、が成立してしまう。いくら、国家が「これは例外なんですよー。だから、みなさん。この贈収賄、胸張ってやりましょーね」、と言われても、国民は、だれもが、自らの道義に厚く、教養高く、自らを厳しく律して生きてきたから、「いくら金を積まれたって、おれは、乞食じゃねぇんだ。誇り高く生きてんだ。絶対、心までは売らねぇぞ。俺はそこまで落ちちゃいねぇ」、とがんばっちゃうかもしれませんね。