郷原さん大活躍

このところの、郷原さんの、活躍は、すごいですね。
ブログの昔の記事をみてたら、前に、私、この人の新書を紹介してたんですよね。あんまり印象がなかったんで、忘れていた。
この方は、元検察の、バリバリの中心でやってた人なんですね。そこが、おもしろいですね。佐藤優さんが、官僚の真ん中でやってたのと、同じように。
朝なまは、一時間くらいで、寝ちゃいましたけど(仕事が忙しくて、疲れがとれない)、でも、郷原さんの発言は、ちょうどその前に、videonews.com の番組で、2時間の対談でたっぷり話されていた内容だったんじゃないかな(おもしろいですよ)。
そして、今日の、サンプロですね。こんな、昼日中に、郷原さん、「検察、完全な失敗」と、言うんですから。
小沢さんも、ヘタこいてることは確かなんだ。最初、そのお金が西松だって知らないみたいなことを言っちゃってて、それが、「嘘つき」イメージとして、国民に浸透してしまったのかな(捜査の流れが分からなかったわけですから、あまり積極的に言えなかったのでしょう。自民党の議員はみんな、今でも、知らないで通してるそうですけど)。
小沢さんの第一秘書が起訴されたすぐ後に、小沢さんが、続投を、涙ながらに訴えたところ、その直後から、NHKニュースは、その起訴された秘書が、「虚偽記載を認めた」、つまり、「自白」した、というようなリークを、しきりと、何回も、何回も、流してましたね。
民主党サイドは、その「認めた」という事実はない、と言い始めていて、どうも、NHKともリンクした、言論による政治テロの臭いがしてきますけど、郷原さん、言ってますね。
西松だと分かってたからって、違反になんて、なら「ない」。拠出者を書けと書いてないんですから。
分かります? NHK、犯罪と関係ない話を、何度も、トップニュースですよ? リークという、カンペみて、読み上げてるだけの、大根俳優の、NHK。もうちょっと、自分が、今、何、口走ってるか、考えてみたら?
問えるとすれば、実体があったのか、なんですけど、はて、この団体、自民党にだって、多額の寄付をしてるんじゃなかったですかね?。
ましてや、「監督、および、選任」、の話、ですか。小沢さん、これで、逮捕され「ない」んです。監督責任だけで、失職だったら、秘書事件で、政治家、ほとんど、失職させられてます。そもそも、もしそうなっていたとするなら、検察に、ものすごい「権力」が発生しちゃいますね。
また、今だに、一罰百戒、をのたまう御仁もいるようですね。あまりに金額が大きぃ...ぶつぶつぶつぶつぶつ。はて、金額の過多がどうこうなんて、法律のどこに書いてありました?(金額が多いから問題に思うとしたら、それは、立法側の話でしょ。市民が自主的に考えて、そういう制度にしていけばいいんです)一罰百戒って、軽犯罪の増加の傾向に注意を喚起するレベルのものでしょう(むしろ、一罰百戒こそ、捜査機関の法律違反、でしょう)。一罰百戒で、この選挙直前に、野党第一党党首を逮捕、ですか。検察権力のサジ加減は、選挙まで不要にしてくれるようで、国民に政権選択で悩んでいた今までの多くの時間から開放してくれる、ってわけですか。
NHKの関係者は、まったく、郷原さんに、取材に来ないそうですね(あと、TBS、日テレ、は来ないそうです)。他の、問題意識の高いジャーナリストは、元検察官の彼に、取材、勉強会に来るのだそうですが。
この問題について、videonews.com の神保さんは、適切に説明していた。ようするに「情報利権」、がここにあるんですね。検察など、公的な機関が、最初に、どこのメディアに情報を発表するか。もし、これが最初なら、スクープになるわけです。新聞なら、その日の売上げは、他社を圧倒するでしょう。テレビのニュース番組だって、その局の視聴率は、群を抜くでしょうね。
どこの会社も、できるだけ最初に、あらゆる情報を教えてほしい。そのことのためなら、「あらゆる」差別的、利敵行為も辞さない、わけです。
そしてこれは、各テレビ局、新聞社、雑誌社、内において、「なわばり」という様相を見せます。政治部は、この力関係によって、情報取得先にとって不利になる情報を記事にしません。それによって、彼らに「恩を売る」。そして、このためには、他の所の記事も検閲です。社会部が、ちょっとこの辺りに抵触しそうな記事があったら、ひねりつぶす。
神保さん言わく、テレビにおいて、唯一、唯我独尊で、独立してチームをつくって、番組作成を行っているのは(ワイドショーを除けば)、田原総一朗さんの、サンプロと、朝なま、くらい(自治領、って言ってますね)、だそうです。この事実をよく理解して下さい。
この日本の大手テレビにおいて、この二つだけが、「まとも」なわけです。ほかは「ぜんぶ」なんらかの、ちょうちん、手加減、広報番組。
田原さんも、いろいろ批判もあるし間違えもするけど、こうやって、何年も、電波芸人をやってきて、それなりの、実績をつんできた、ということなのでしょう。老体に鞭打ってやってるわけですからね、この、他が全滅の状態で。
しかし、じゃあ、おそらく、今でもあるだろう、政界の闇のお金がこのままでいいのか、という話はある。
しかし、それは、「法律」の問題なわけです。
今の政治資金規制法は、国民の健全化への、不断の努力を促すものなんですね。
西松建設の小沢さんへのお金は多額であっただろう。しかし、それは、「隠している」なんてものじゃない。公明正大にやってるわけじゃないですか。だれでも、知っていたわけです。国民がこれを問題だと思っていたんだったら、自分たちで、問題をたちあげて、小沢さんに検討を促したり、法改正の努力をしたり、選挙で選んだりすればいいんです。事実、小沢さんどころか、自民党の方こそ、たくさんの人がもらっている。こういうことが問題だと思うんだったら、自分たちで、決まりをつくって、やめるようにすればいいわけ、でしょう。
こうやってみても、いかに、「法」というものが、おもしろい性質のものかがわかりますね。法は、「文章」なんですね。ひとたび、それが、文章=論理、になると、「あらゆる」人がその論理に支配され、決定されてしまう。それを作ったと思っている、権力者たちをも、その法によって「支配」されてしまうのです。
おれたちが、ほかの人間を支配するために、こういう「意図」で作った法律なんだから、どうして、自分たちまでが、その法律にしばられなければならないの、と言いたいだろうが、どんなにそういう「意図」があって作ろうと、「そう書いていない」という時点で、アウト。
形式的、ということですね。こういう、うじうじ、細かいところを、つっつく、世界なんですね。