韓国大統領の止まらない本音

韓国大統領が、天皇訪韓する場合の、天皇の謝罪の「やり方」に、公(おおやけ)の場で、「注文」をつけたことが、日本の国政の場で、問題になっている。
まずは、この大統領が実際に何を言ったのかを、「全て」オープンにさせることが最初であるだろう。「実際」に「何」を言ったのか。一言一句。完全に、つまびらか、にさせるのだ。判断はそれからでも遅くはない。
任期の末期に近づき、韓国大統領が韓国内で、非常に国民に人気がないことが、分かっている。そこで、派手なパフォーマンスへと走らせている、ということのようだ。
そもそも、この大統領は、前大統領を汚職で追い込んで、
自殺
させている「前科」がある。
しかも、その「結果」に対して、国民の支持が非常に低い。しかも、本人の親族がすでに、賄賂で逮捕されていたりで、

  • 間違いなく、今の韓国大統領は、退位後、逮捕されるだろう

と言われている。しかも、そうやって、
自分
が前大統領を、自殺「させた」のだから、彼も「普通にやってたら」そうなる、と思っているのだろう。
そこで、今の韓国大統領は、なんとしても、退位までに、国民のポピュリズム的人気を獲得することを「死活問題」としている。
竹島に、ふざけた、自分「の」石碑を置いて、「まるで自分のもの」みたいな、はしゃぎっぷりをやってまで、

  • 自分は死にたくない

ということなのだろう。
しまいには、公衆の面前で、自分の「本音」をさらけだす始末、ということらしい。
もし大統領が、「日本の天皇に、こっちの言うことを聞かせます」と国民に言って、もし、その通りになったなら、

  • 韓国大統領は日本の天皇を命令して従わせ「られる」

ということになり、

  • 大統領は日本の天皇より位が上

ということになるだろう。この、

  • 命令:韓国大統領 --> 日本の天皇

の関係が「普遍的」なものであるなら、実質、日本を韓国が支配している、ということを意味すると考えられるだろう。
韓国大統領が、日本の天皇に対して、

  • 謝罪の態度が足りない
  • 土下座しない限り許さない

こんなもので、とどまるだろうか。

  • 多くの抗日義士が、昭和天皇の「命令」によって死んだんだから、息子のお前が「死」をもって贖え

とだって、言い始めないとは限らない。韓国の大統領は、自分が国内で不人気となるたびに、

  • 日本国民の「反省」が足りない
  • 謝罪がなっとらん
  • 土下座の頭の角度が気に入らん

と、ぐちぐちといつまでも難癖をつけ続け、しまいには、いつまでも、賠償が日本から韓国に貢がれ続ける「朝貢(=奴隷)」関係が成立するまで、止めない、ということにならないとも限らない。
そもそも、この韓国大統領は、日本に来て、天皇と面会をしている。もし、こういうことを言うなら、そのとき、天皇自身に向かって、そういった謝罪をしない限り、面会しないと言えばよかったではないか。なにを今さら、

  • 韓国に来ようとするなら

などと、恫喝まがいのことを影でこそこそ言っているのだろう。
つまり、だとするなら、そもそも、「なんで」友好条約を「韓国」は「日本」と結んだのか、ということになるだろう。謝罪が終わっていないと思うなら、友好条約を、そもそも結ぶな、ということではないのか。また、国交を結ぶな。
友好条約を結んで、国交が成立しているということは、日本人のだれもが、韓国に行って、帰ってくることを、

  • なんの条件もなく

自由に行なえる「信頼」が成立した、ということが「友好」の意味ではないのか。まだ、

  • ある日本人は、「例外として」韓国国民に謝罪をしからでなければ、韓国に入国することさえ許さない

みたいな「条件」をつけようというなら、それは「条約」として、成立していなかった、ということを意味するだろう(この、お互いの「友好」は偽物だった、と)。
まだまだ、不十分なところがあるなら、国交を断絶し続けろ、ということであろう。
つまり、この問題は、天皇侮辱問題というより、

のように、私には、思えなくもない。
そういう意味では、確かに、従軍慰安婦問題も同じく、「後出しジャンケン」に見えるかもしれない。
しかし、こちらは、比較的最近、日韓の間で、問題として、顕在化してきた部分がある。日本側も、とりあえずは、基本的には遺憾の姿勢を示しているわけで、「じゃあどうしていきましょうか」という話し合いモードだったわけで、事情はまったく違っているように思われる。
まず、天皇が日本の文脈において、政治的存在であることは自明である。だとするなら、その行動から発言から、「全て」政治的に行われる。だとするなら、「敗戦」に関わる賠償要求の中に、

  • すべての天皇への要求

が、そこに含まれていなければならないことは自明であろう。なぜなら、天皇の政治性は、「最初から」自明なのだから。
例えば、もし、敗戦処理や国交樹立、友好条約締結時に、それらが行われなければ、どういうことになるか。
実は、まだまだ「要求」がある、この要求を飲まなければ、「友好関係」は成立してねえんだ、と「後から」言われる。つまり、彼らは「偽の」友好関係を演じられていた、と。
そんなことなら、どう思うだろうか。
ああ。彼らとは、「契約」は成立しないんだな、と考えるだろう。
そもそも、なぜ韓国大統領は、今ごろ、こんなことを言い始めたのか。それは、彼の認識において、日本の国力が「衰えている」と考えていることに関係する。つまり、韓国の国力は、どんどん強大になっているが、それに比べて、日本の国力は、低下の一途をたどっている、と。
だから、彼は、今なら、ちょっと日本を脅せば、いくらでも、日本から譲歩をひきだせる、という認識があるわけである。
しかしね。
こういった相手と、どうして、まともな人間関係が構築できるだろうか。
つまり、「友好」ではなかったのだ。
少しでも、自分たちの国力が上になったら、いくらでも、相手から、組み敷いて、あやまらせてやる、と手ぐすねひいて待っている、という言っているようなものだ。
今は、一見、日本と韓国は、何十年の友好関係が続いてきたように見える。ところが、彼らの本音は違った。今までは、

  • 韓国の国力が弱かった「から」

日本に対して友好である「ふり」をしていた。本当はやりたくなかったけど、国力がなかったから、

  • 仕方なく

友達のふりをしていた。しかし、それは、国力が弱いから、しょうがなかった、からにすぎない、と。
ひとたび、韓国の国力が強大になれば、こんな「友好」は、いつでも裏切る。いくらでも、日本を侮蔑する側に回る。つまり、この友好関係とは、

  • 韓国の国力が弱い間の仮の姿

なんだ、と。
猫かぶっていたんだ、と orz。
(もちろん、天皇が韓国国民に改めて謝罪の意をより強い形で表明されることがあってもいいし、日本国家が韓国の戦争被害者に個人保証を行うことも、場合によっては十分に正当性はある。しかし、もし、そうするのであれば、両国がよく話し合って、「友好」の「中」で、相互に信頼し合ってやるのだろう。これをやらなきゃ、許さないとか言いたいんだったら、もう一度、国交断絶から始めろよ、ってことなんですけどね...。)
私は、領土問題より、こっちの方が、けっこう深刻に長引きそうな気がしているのだが...。