天皇制は成立しているのか?

日本の憲法を見ると、総理大臣からなにから、天皇の承認が必要とかなんとか、そこらじゅうで書いてあるわけで、いやしかしこれって、その天皇

  • 絶えて

しまったら、日本はどうなるのだろうか、と素朴に眺めていて思ったわけである。
もちろん、そんなことを人前で言ったら、なにかしらの禁忌に触れた、タブーだといった反応をおこすのだろうが、しかしこれって非常に重要な問題のように思われるわけである。
そうなったら、どうするのだろうか? 別のどこかの、「正統な権利のない」人を代わりに、「今日からこの人が<天皇>です」とか言い始めるのだろうか? それとも、その日から、憲法改正を行って、天皇の役割など一言も書いていない憲法に書き代えて、「今日からこれが<憲法>です」とか言い始めるのだろうか? どちらにしろ、はっきりしていることは

  • その正当性が疑わしい

ということになって、なんらかの社会情勢不安、クーデターなどの政情不安が起きやするなる、ということであろう。
聞けば、イギリスなどの王位継承権は、どうも「100番目」以上まで、すでに割り振られているそうで(しかも、その中には、海外在住の「外国人」までいるそうでw、さて、日本の「二重国籍」騒動とはなんだったのかな、と思わなくもないが)、まあ、それだけ候補者がいるんであれば、まあ、そう簡単には滅びないんだろうと思わなくないが、逆にそこまで大量にいると「ありがたみ」もなくなってくるんでしょうね。かといって、中途半端に人数がいると、その中のだれかを「担いで」、クーデターを始める勢力が現れないとも限らないんで、まあ、バランスは難しいのでしょうが。
そもそも、日本の天皇制が「万世一系」と言い始めたのは、誰なのだろうか? 少なくとも、日本の正規の歴史を見ても、少しも「万世一系」になっていないことは明らかだが、ものは言いようで、「おおまか」に見て、そういうことだと言いたい人がいるのであろう。しかも、明らかに、女性が天皇の中に混じっている。それなのに、明治から今に至っている皇室典範は「男性」に限っている。これは明らかな間違いなんじゃないのか。だって、実際に過去に「いた」わけであろう。なんなのか、今の皇室典範は過去の天皇の歴史を「否定」しているのか。まあ、常識で考えて、意味不明としか言いようがない。、
というか、普通に確率論で考えても、男性だけで天皇は続かないんじゃないのか。だから、過去には女性天皇がいたし、その天皇の「歴史」を否定する、という、そのことの「タブー」化が私には分からない、と言っているのだが。そもそも、確率的に男性だけで天皇は続かない。だからこそ、明治の天皇は大量の「側室」がいた。それが分かっていたから。しかし、戦後憲法になって、国民に愛される天皇を目指すようになって、なかなか「愛人だから」というのは、続けられなかったのであろう(なんらかの、キリスト教的な価値観を意識しているのかもしれない)。
いずれんしいろ、普通の数学の計算ができる人には自明のことだと思えるのだが、原発と同じで、実際に

  • 過酷事故

が起きないと、この国の人たちは理解しようとしない、ということなのかもしれない。そういうふうに考えると、「現実」というバズワードは、こういった「思考停止」と車の両輪になっているのであろう...。