なぜMAD動画は感動的なのか?

結局、リフレ派が安倍首相が交代しない方がいい、というのは、安倍首相の交代がリフレ政策の転換と考えているからなのだろう。しかし、だったら安倍首相が自分の意を汲んだ後任に任せればいい、ということではないのか、と思わずにいられない。
そもそも、次の消費税増税を安倍首相は行うのであろう。それで、リフレ派が安倍首相をリフレ派と呼ぶのもどうなのか、と思わなくもない。実際、安倍首相は一回、消費税の増税を行っている。
また、リフレ派は日銀や年金による、国内大手企業の株の大量買い支えに、本当に賛成なのだろうか? そもそも、これのどこが資本主義なのか?
とにかく今、さまざまな界隈でうさんくさい陰謀が蠢いている。特におかしいのが、築地市場の移転問題であろう。さまざまな界隈の人たちが、築地移転は「不可避」だと、いろいろな手を変え品を変えて、主張しているが、この動きがあまりにも、

  • 一斉

の動きだということで、まあ、いつもの自民党ネットサポーターズクラブなのか、一部官僚から一斉に「指示」が出たのであろう。
その中でも最も「滑稽」な振る舞いを呈したのが、いつもの東浩紀先生で、

この問題には市場移転以外の解はない。
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20170317/asahi_2017031500065.html

だそうだ。これによって、相当の恩を売ったんだろうな。または、現金で受け取ったんだろうか。知らないが。
しかし、もしも東先生の言う通りなら、日本がアジアに侵略戦争を行ったことも、アメリカと戦争を行ったことも、フクイチの原発事故も

  • (それ)以外の解はない(ドヤッ

だよね。彼の『ゲンロン0』とかいう本を礼賛している人たちは、これも「礼賛」しているのかな?
日本に住んでいる人はあまり「宗教」を意識しない。仏教も身内が亡くなったときお世話になるくらいで、普段は意識しない。そうなると、日本人の「倫理」ってどうなっているのだろうとは思うわけである。理系だったり、工学系の人たちは基本的に、工学的な「自然」を相手とした作業を行うことになるから、それなりに真摯な対応がおのずと毎日行っているのだろうと思われるわけだけど(小保方さんのような人もいたわけで、あまりそうとも言えないのかもしれないけど、彼女はどこか文系だよな)、文系の人たちというのは、そういうのがないわけだから、宗教なしで、文系の学問を学ぶとなると、例えば、心理学を学んで、他人をだましたり、マインドコントロールする手段を身につけたい、みたいな、そういった「悪」の技術を学ぶ、みたいな方向に流れがちなのではないか。
明治以降の戦前の日本では、陸軍と海軍の幹部こそが「エリート」であった。しかし、彼らの「振る舞い」には、どこか「倫理」が感じられない。それは、基本的には、天皇が命令すればなんでも行うという人たちなわけで、そういった意味での、なんらかの「思考停止」があったのではないか、と思わずにいられない。つまり、どんな「非道」なことでも、彼らは行う。それは、ナチスの幹部たちが、非道な行いをためらわなかったことに似ている。つまりは、そういった「訓練」を受けている、ということになるのかもしれない。
(そもそも、日本の倫理とはなんなのだろう?)
今朝、起きたら、勝手にスマホが動いていたみたいで、ラブライブの真姫ちゃん聖誕祭とかいうハッシュダグを触っていたみたいで、勝手にそのツイートにリンクされていたMAD動画が動いていた。それを見たら、なんかいいなと思ったんですよね。

Twitter
https://mobile.twitter.com/2JMkqgUg9HZGBVL/status/854351156558024704/video/1

それは、このMADがプロ並みの完成度があるとかそういうことではなくて、このMAD動画を作った人が

  • 何に「感動」しているのか

がよく分かるからである。つまり、あるアニメがあるとして、それを視聴している人って、それぞれなわけである。だから、その中で、だれがどこに感情移入するのかは、それぞれなわけですよね。そして、それがこうやってまとめられることによって、ある「傾向」が分かるんですよね。
ラブライブは、さまざまな人がミューズに参画するわけだけど、それぞれに個性がある。出自も違うし、性格も違う。つまり、そういった「違い」があるにも関わらず、みんなが「一緒」に一つの方向に向かって努力するのが感動的なのであって、つまりは、そういった一人一人の感情の動きが丁寧に描いてある。
低学歴の人なら、高学歴連中に馬鹿にされたときが、くやしいだろう。ひっこみじあんで、めだたない人は、そういった自分でも輝けたときが、うれしいだろう。お金のない家庭に生まれた人は、それでもみんなが優しく接してくれたら、うれしいだろう。
まさに、ラブライブはそういった多様な人々の感情に訴えるものがあった(まあ、アメリカの学園ドラマがそんな感じですよね...)。