「愛」のない復興大臣

興大臣が、「東北で震災が起きて良かった」と言って大臣を辞任するんだそうだ。なんだろう。悔しくて涙が出そうだ。3・11で多くの人が亡くなって、あんなにみんなが苦労して、ここまでやってきて、今まで一体、なにをやってきたのだろう。
本当に日本は性根から腐ってしまった。
なんだろう。この虚しさは。
そういえば東浩紀先生はこの大臣をなんと言って「擁護」していたんだっけ?

怒ることそのものが悪だと言われる時代。それがいいか悪いかはともかく、いまはそういう時代であることは確かなので、その基準に適合するひとが大臣になるべきだと思う。ぼくは個人的にはそんな基準はうんざりなので、大学も辞めたし社会的に責任ある地位にはつかない。
@hazuma 2017/04/05 02:41

いまのような基準でいくかぎり、公的な地位につくひとは、酒も飲まないし、怒りも表明しないし、冗談も言わないひとばかりになっていくだろう。それがいいかどうかは知らない。
@hazuma 2017/04/05 02:44

なおこの話は、復興大臣がどうとか自主帰還者の自己責任がどうとかいう話とはぜんぜん別です。
@hazuma 2017/04/05 02:45

大臣の「自主帰還者は自己責任」発言は、「冗談」だったんだってさ。じゃあ、「東北で震災が起きて良かった」も「冗談」なんだろうね。
あのさ。今村大臣は東電の株を8千株、保有していながら大臣をやることについて、職務への影響について「一切そういうことは考えていない」と言ったわけでしょう。これのどこを笑えばいいの? これのどこが「冗談」なの?
ふざけるのも、いいかげんにしろよ。
今村は「確信犯」で、ずっとやってきたんじゃないか!
今村には一切、「東北愛」はなかった。今村にあったのはずっと「東電愛」だった。こういう人間が福島に関わるから、福島はずっと「不幸」になるのだ。

東 昨年はポスト・トゥルースが流行語になりましたね。しかし、トゥルースを超えるものってなにかと考えると、これはぜんぜん難しい話じゃなくて、はっきりしているんですよ。
それはラブです。愛。愛は真実を超える。愛はたいへんやばいものです。だれかを愛しているひとは、信じたいものしか信じない。そしてそれはけっして悪いことだとは思われない。それが愛の基本的な構造です。愛の言説には、真実なんか関係ない。
宮台 ああ、いい話になってきました。
東 だからポスト真実の時代というのは、愛の時代なんですね。ただし、それは人々が友愛に包まれる時代ではなくて、憎しみあう時代でもあった。愛と憎悪は同じ感情の裏表です。
トランプは真実ではなくて愛によって選挙に勝った。だから真実なんて問題ではなかった。人は結婚詐欺にだまされたように、トランプにだまされた。そしていまでもだまされ続けて幸せになっている。それがポスト・トゥルースということです。
【宮台真司×東浩紀】ソーシャルが私たちから奪ったもの

東先生には、今村が「東電」を

  • 愛していた

が、「東北」を

  • 愛していなかった

ということの意味をきっと死ぬまで理解しないのだろう。人間である限り、だれかを愛することを止めることはできない。しかし、復興大臣を引き受けるにあたって、東電株の所有を止めることは可能だった。これをやらない時点で、こんな奴を信頼してはいけなかったのだ。
ところがその大臣を、この東先生は「冗談」だとか「怒りという<ふまじめ>」を怒られて「かわいそう」とか擁護したわけであろう。なんなんだこの、東先生の「今村復興大臣愛」はw
東北を愛していない人に、復興大臣をやらされて、東北の人がかわいそうだよ。ですから、お願いですから、死んでも、東先生は東北に関わらないでください。あなたが東北に関わると、東北の人がかわいそうです...。