デジャブ感

昨日のサッカー日本代表イラク戦で引き分けという試合結果であったわけだが、一つ気になった点は、明らかに日本の選手は体調の管理に失敗している、ということなのではないか。
サッカーは何人でも選手交代ができるというルールになっていない。それは、たんなる「疲労」で代えることが可能であることはフェアでない、という考えなのだろうが、そのため、確か試合中は3人くらいしか交代できないし、そもそも、ベンチに入れる人数が限られている。
しかし、実際に試合中にさまざまな「故障」を抱えることはあるのだから、その制限は、むしろ各チーム側が「リスク」として備えなければいけない、ということなのだろう。
今のチームは、欧州組を中心に構成しているが、欧州はちょうどオフシーズンに入ったばかりで、多くの選手が間違いなく、万全の状態ではない。ケガが治っていなかったり、一年間の疲れで故障しやすい状態かもしれない。
しかし、それ以上に気になったのが、試合会場が標高の高い場所で、明らかにその環境に適応していない選手が多かった印象がある。日本で練習試合なんてやっている暇があったなら、さっさと現地に行って体を適応させた方がよかったのでは、とは思わなくはない。
37度近い、まだ日が落ちる前のこの時期の、赤道に近い現地での試合は、おそらく夜中に行われたのであれば、まだ、ましだったのであろう(停電をおそれたという情報もあるようだが、そういう問題ではないだろうw)。
ここでは、上記の問題点をあげたわけだが、正直を言うと、今までの予選でも同様のことがあったんじゃないか、また、同じことを言っているな、というデジャブ感が大きい。
試合自体は、もっと日本が得点してもおかしくなかったのであろうし、逆になっていてもおかしくなかったとは言えるのだろうが、なんというか「楽勝ムード」の日本の事前の報道であり、やたらと

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の話ばかりを書きたがる国内ジャーナリストはなんなんだろう、と思う。というか、同じことを繰り返してないか...。