ガルパンについて語ること

さっそく、劇場版最終章第一話を映画館で見たが、これは以前にも同じようなことを書いた記憶があるが、ようするに

  • 戦車が動いているところ
  • 戦車が大砲を撃つところ

を描く<ため>の作品なんだよね。つまり、こんなアニメは今までなかったんだ。こんなに戦車を「リアル」に描いたアニメはない。今までなかった。というか、そこのリアリティを異常に追及している、というところに特徴がある。
だから、完全に作品が「独立」しているんだと思う。

  • 戦車のリアリティを追及するチーム
  • アニメのキャラたちの物語を描くチーム

と。つまり、このアニメを見る側も、このスタンスを一貫しないといけない。なんで、髪の毛をなびかせて、戦車の中で動き廻ってるんだとか、なんで人がほとんど怪我をしないんだとか、なんで一人も死なないんだとか、言っていったらきりのない「反リアル」があるんだけど、そんなこと、戦車そのものをリアルに描くことに比べたら、

  • どうだっていい

わけであるw これは、ミリオタが子供の頃に、WW1やWW2の戦車のプラモを買って、いろいろ作って、部屋の中でそれらのプラモを戦わせていた、そういった「リアル」を、実際に

  • 映像化

させたことに意味があるのであって、まあ、艦これとかの一連の成功例に連なるプロジェクトなんだと思うんですよね。
そのリアリティは、絶対に戦車については、WW1やWW2の実際に活躍した機種を「実体化」させることを貫徹していて、絶対に空想のものを登場させていない「こだわり」に非常に関係している。
これは完全な、過去のノスタルジーなのであって、歴戦の「あの」戦車が、

  • 実際に動いている

というところを描ければいい。だから、実際に次は、「何の戦車」を登場させるのか、が非常に重要なポイントになっていて、うーん。
そう考えると、このクオリティで、テレビシリーズ第二弾、第三弾といったような、ストーリーの「量産化」はけっこう難しそうだなあ、というのが印象でしょうかw