さて。ここで、あらためて田嶋会長は、解任会見でなんと言ったのかを整理してみたい。
- 監督と選手の間でコミュニケーションの齟齬があった
- ただし、会長や技術委員長と監督との間には問題はなかった
- W杯直前で、この選手との間の問題によって、緊急避難的に監督の交代を余儀なくされた
つまり、どういうことだろう? ここで驚くべきことを言っている。田嶋会長や西野技術委員長とハリルの間は問題なかった、と言っている。つまり、この間に、「コミュニケーション」の問題はなかった、と言っているわけである。
会長や技術委員長が「感じない」コミュニケーション問題を、
- なぜか
ハリルと選手の間で「だけ」は発生していた、と言っているわけである。会長自身や技術委員長自身が「感じない」問題を、なぜか選手との間になると、発生して、選手が
- 文句
を言ってくる、と会長は言っているわけである。はて。普通、そういうのって、一部の選手の
- わがまま
って言うんじゃないんですかねw よく考えてみよう。もしもこの問題が「一部」の選手であるなら、普通に考えるなら、その選手を代表に呼ばなければいいんじゃないのか、となるわけであろう。なぜなら、
- 普通
の人たちにとっては、なにも「問題」がないのに(事実、会長や技術委員長とは「問題なかった」のだから)、その選手だけ「おかしい」となるなら、その選手自身になにか「問題」があると考えるのが普通であろう。別に一人や二人の選手が欠けたからといって、チーム全体が成立しなくなる、というわけでもない(怪我でのリタイアが日常茶飯事の世界なわけで)。
ということは、どういうことだろう? おそらくその
- モンスタークレーマー
選手は、自分一人に関係した形で会長に「クレーム」を言ったのではなく、
- もしも監督を辞めさせなかったら、他の選手にも呼びかけて、全員で「ボイコット」をしますけど、それでもいいんですか?
と、会長を
- 脅した
と考えるのが普通ではないだろうか? そこで会長は、W杯に出場することと、監督を「さまざまな賠償金を払ってまで」辞めてもらうこととを天秤にかけて、やむなく、ハリルに現場を降りてもらうしかなかった、ということになるであろう。
ようするにどういうことか?
この
- テロリスト
の目的は、日本がW杯でいい成績を残すことではなく、「自分が目立つ」ことだった、ということが分かるであろう。つまり、自分さえ目立てれば、大会直前で監督が降ろされることによって、日本の計画的な日本代表の育成計画や、将来を見据えた、本番でのプラニング、それによって得られた経験値から、次に向けても、計画の策定といった、
- 日本の国益
を無視して、自分のことしか考えていない「非国民」だった、ということになるであろう。つまりは、こういうテロリストによって、日本は将来への育成計画を潰されたのだ...。
(少し極論すぎる、と思われるかもしれない。だったら、田嶋会長は今回の問題を「反省」して、すべての選手に、今後、外国人監督を迎えた場合を考えて
- いかにコミュニケーションを円滑に行うか
を目的とした「セミナー」を、毎年毎年、必ず受けさせなければならない、ということにならないだろうか。だって、そうでなければ言っていることが「おかしい」であろう。なんで、自分たち会長や技術委員長はハリルと「問題なかった」のに、こと、選手に対して「だけ」、そんな問題が発生するのだ? というか、根本的に日本人はダメな民族で、外国人監督の言うことに従えない、どうしようもない劣った人間だ、と言いたいのか? まあ、そういった可能性もあるよねw 監督の指示を無視して、自分のポジションを離れて、守備ザルで負けた試合が、いかに、数限りなくあったかw まあ、たとえそうなっても、マスコミは少しもその守備ザルを責めやしないで、誰が点をとった、誰がスルーパスを決めた、でヒーローを決めているくらいだからね。我々、日本人という下等生物にはこれくらいの「民度」がお似合いなのかもねw)