テロリストJAPANのマリーシア

ここのところ、日大のアメフト部による、悪質なファールの問題が何度もネット上で話題になっている。

「アメフトはベンチの指示で進められる競技のため、今回のような悪質なケースは、その背景、特にヘッドコーチの指令の有無が調べられます。日大の選手のタックルは度が過ぎており、報復というより、殺傷行為です。指揮官の命令によるものであれば、監督の謹慎や永久追放、チームへの出場停止処分などの重い制裁が下されるはずです」(前出のスポーツライター
【日大が関学大QBに悪質タックル】甲子園ボウルの報復か 内田正人監督は永久追放も|ニフティニュース

なぜこの問題が監督の「永久追放」という話にまで拡大しているのか? それは、試合後にマスコミ向け?に、以下のように

  • 公的

な場で話しているからだ。

最初の守備でDL宮川が、不必要なラフプレーの反則を連発した。さらにプレー後に相手を殴って、資格没収=退場となった。「力がないから、厳しくプレシャーをかけている。待ちでなく、攻めて戦わないと。選手も必死。あれぐらいやっていかないと勝てない。やらせている私の責任」と独自の持論を展開した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180506-00200946-nksports-spo

上記のプレイの悪質さを考えたとき、このような発言は常日頃、選手たちに

  • ルール違反

をやらせていた、ということが窺えるであろう。しかし、スポーツとは「ルール」の中で成立している行為である。こういったスポーツに対して

  • ルールの外

を、そもそも監督が選手に「指示」などできるのだろうか? この例は、例えば、学校の先生が生徒に「殺人をしろ(=法を破れ)」と主張する場合を考えてみるといい。法の外は、そもそも「ルール化」されていない。この場合、どう行動したら、生徒は先生の「言ったこと」を行ったことになると考えるだろうか?
この試合はこうやってネット上で何度も、指摘のラフプレイの場面が動画でリプレイされたから問題になっているのであって、そうでなければ、ここまで自分たちが

  • 注目される

とは彼らも考えていなかったのではないか? 監督はこの「指示」は一種の「マリーシア」と考えていたのだろうし、実際に今までも同様の指示を出し続けてきたが、選手が隠すのがうまかったのか、注目はされなかったのだろう。しかし、こうやって相手チームの選手が怪我をすることで、自分たちの「成績」がよくなることが分かりきっていて、そうして成績がよくなったら、この監督の学校での地位も上がったわけであって、まさに

というわけであろうw
同じような印象を受けたのが、サッカーの日本代表の本田選手の発言である。

そのうえで「悔いはないです。ハリルのやるサッカーに全てを服従して選ばれていく、そのことの方が僕は恥ずかしいと思っているので。自分を貫いた自分に誇りは持っています」とも強調した。
本田圭佑、指揮官への造反を正当化「ハリルに全て服従して選ばれるのは恥ずかしい」(フットボールチャンネル) - Yahoo!ニュース

本田は3月27日に行われたウクライナ代表との親善試合に右ウィングとして先発出場していたが、「下がってボールをもらうのではなく、相手の後ろに走るべき」というハリルホジッチ監督(当時)からの要求に反し、自らの哲学が正しいと証明するため、あえて中盤まで下がってボールを受けて展開するプレーを繰り返していたという。それは結局失敗に終わり、シュートを1本も打てず64分に久保裕也との交代を命じられた。試合も日本はウクライナに1-2で敗れた。
本田圭佑、指揮官への造反を正当化「ハリルに全て服従して選ばれるのは恥ずかしい」(フットボールチャンネル) - Yahoo!ニュース

上記の引用で何が一番重要かというと、本田がハリルを

  • リスペクトしていない

ことである。彼はわざと「服従」という言葉を使って、ハリルを自分より下に見ていることを世間に知らしめようとした。本田はキャリア的にも自分の方がハリルよりも上であり、自分にはハリルの首を切る権利があることを世間に認めさせようとしている。
本田はハリルの「プライド」をズタズタにすることに快楽を覚えている。彼はすでに、イタリアで一つのキャリアを達成したと考えていることで、これからは日本国内でお金儲けをやっていかなければならないという考えがない。日本以外の国でも、自分を放ってはおかれない、という自信があるから、日本でどんなに非難をされても関係ない、と考えている。
彼はこの世界的な評判を、次のW杯で磐石のものに変えたいのだろう。おそらく、本田は、第二の中田になるだろう。第三戦が終わった後、グランドに大の字で寝ている姿が今から目に浮ぶ。彼は日本の勝利などどうでもいいわけで、

  • 自分がW杯のピッチで(負けようがなんだろうが)周りから「活躍」しているように「見える」

ことにしか興味がない。そうやって、もう一丁、お金儲けをやってやろう、という野心しかない。多くの場合、ベテランの役割は裏方である。若手の活躍をベンチで声を出して、励ます役割が求められているのにも関わらず、本田はそんな「ださい」仕事に興味がない、彼は自分が試合に出て活躍しない限り、満足しない。それは、それによって日本代表の戦力が下がることになろうと関係ないわけで、どれだけ自分が目立つかにしか興味がないのだから、そのためなら、監督の首を切らせても成り上がる。まあ、それを「誇り」に思っているんだから、日大のアメフトの監督が自分が指示した選手の「殺人プレー」を

  • 誇りに思う

と試合後に(ニュアンスとしては)語っているのと、なにも変わらないのだ。
私は正直、もうサッカー日本代表についてはW杯が終わるまでは言及しないつもりでいた。しかし、以下の記事を見て、一言だけ言っておいた方がいいと考えた。

それでも最終的な23人のロシアW杯メンバーは当初の予定通り「31日に国内で発表する」と明言。「本戦でトップパフォーマンスが出せるのか、という判断もしなければいけない。グループとしてのパフォーマンスを出すには、この短期間では難しい。基本的には、今まで代表に参加した選手たちがベースになっていく」と基本方針を明らかにした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180513-00000021-goal-socc

つまり、どういうことか? 西野監督は監督と言うには、あまりに時間がない。つまり、彼にはそもそもハリルが敷いたレールの上で戦うしか、もう選択肢はないのだ。彼はその中での、なんらかの「マイナーチェンジ」によって、ハリルのレールを軌道に乗せることしか考えていない。というか、それ以外を考えられるわけがないのだ。なぜなら、あまりにも時間がないのだから。
おそらく、W杯において西野監督

  • 置き物監督

になるだろう。彼は何もしない。いや、なにもしないのではなく、ハリルの「サッカー」をただただ行う。このレールを外れることは、たんに、日本代表を

  • 壊す

ことにしかならない。だとするなら、彼に残っている道は、「どこまでハリルの意図を継承して実践できるか」を目指すしかない。というか、そのことは、結局のところは、

  • ハリルが選んだ選手

に、ハリルJAPANと「同じ」ことをやってもらうことを「支援」することしかできない、ということなのだ。
さて。そうなると仮定するとして、もし本田が代表に選ばれたとしたら、彼は一体、なにをやるのだろう?

「ハリル解任後に、『17年10月の欧州遠征のメンバーから外れた本田が、同じく外れたMF香川とFW岡崎、メンバー入りしたFW乾とDF吉田の名前を連ねたメールを田嶋JFA会長に送った。それは<ハリル解任を要望します>という内容だった』と一部で報道されたが、実際は本田個人が18年の年明け早々に田嶋会長にメールしたというのがサッカー界では定説になっている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180515-00000025-nkgendai-socc

しかし、本田が西野ジャパンでも存在感を発揮することで「前監督ハリルホジッチが重用した選手との間にスキマ風が吹くでしょう」とあるメディア関係者がこう言う。
「ハリルさんが高く評価していたGK川島、DFの吉田、槙野、FWの原口、宇佐美といった選手たちは『選手たちとコミュニケーションも信頼関係もなかったと田嶋会長は解任の理由を説明していたが、ハリルさんと選手同士にコミュニケーション不足はなかった。むしろ田嶋会長、後釜に座った技術委員会の西野委員長とハリルさんとのコミュニケーションが不足していた』と主張しているともっぱら。解任の引き金となった田嶋会長宛てメールを送った本田に対して不満を抱いているようです」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180515-00000025-nkgendai-socc

そもそも、ハリルに言うことを一切聞かなかった本田が、なぜ西野監督の言うことを聞くと思うのだろう? 彼は西野監督によって試合に出場できたとしても、間違いなく、一切の

  • 監督の指示

を無視する。ハリルの言うことを聞かなかったのだから、当たり前だろう。そして、本田のワンプレー・ワンプレーは、監督のゲームプランを一つ一つ

  • 破壊

していく。これは、あらゆる選手たちの「共通理解」となるだろう。よって、本田はむしろ「味方」によって「警戒」される。西野監督はもしかしたら、本田を負け試合の、大量得点差がついた後の、

としてしか使えないかもしれない。しかし、それでも使えるだけまし、という話もある。使わなかったら使わなかったらで、ハリルが本田によって解雇されたように、また、どっからどんな手が及んでくるかわかったものではないw やれやれである...。