日大アメフト=ハリル解任=モリカケ問題

まあ、こんなようなことを言っている人はネットを探せば、いくらでもいるわけで、しかも野党議員が「日大アメフトはモリカケ問題に似ている」と言おうものなら、日大問題を政争の愚に使うな、日大問題の当事者がどんだけ困ってるのか分かってんのか、と、怒髪天を突いて怒り始めるわけだが、自民党の議員がそう言ってもなんにも反応しないって、なんなんですかね。
「日大アメフトはモリカケ問題に似ている」と言おうものなら、

と怒り始めるわけだが、いいんじゃないか。似てると思ったら似てると言ったって。それ、一種の言論弾圧じゃないか。なんで思ったことを言えないと思うのだ。なんかの「タブー」にふれるのか。違うっていうなら、お前が理詰めで証明すればいいだけの話で、それができないから、

  • 黙れ

って、頭に殴りかかってくる、昭和の大人たちの慣行を繰り返しているだけのように思われるのだが。
つまり、違う違うと言われれが言われるほど、だったらどんだけ

  • 同じ

であるかを書いてみようかな、と思うのだが。
安倍首相の本質はなんだろうか? それは、今となっては「日本会議」だと言わざるをえないだろう。それはようするに「友だち」だ。第二次安倍内閣の大臣のほとんどが日本会議だったことは今さら言うまでもないことであるが、そのことが意味していたことは、ようするに安倍首相は今までの「自民党」というカテゴリーを無意味なものにした、というところにある。彼にとって「自民党」というのは自らが仮に所属している場所の「名前」にすぎず、彼の「アイデンティティ」はそこにはない。彼は、自民党を「日本会議」によって「乗っ取った」と言うのが正しくて、彼の従属意識は自民党にはなく、日本会議にしかない。
さて。「友だち」の特徴とはなんだろう? それは、彼ら同士で

  • 役職のポスト

を分け合う、というところにある。彼ら同士はそもそも「世間」の「評価」を気にしない。なぜなら、世間がどんなに自分を悪く言っても、「仲間」が自分をしかるべき「ポスト」就けてくれるからだ。彼らにとってなによりも大事なのは日本会議への

  • 忠誠

である。
どうだろう。どこか「日大アメフト」問題、「ハリル解任」問題に似てこないか?
安倍首相の政治手法は、典型的な

  • ヤクザの親分

のスタイルだと言える。つまり、あらゆる問題は「自分はやってない」「自分は関係ない」と言っていれば、勝手に取り巻きたちが

  • それに合わせた

ストーリーをでっちあげて、自分を「無罪」の状態に置いてくれる。もちろん、そのストーリーはだれが見たって無理筋であるが、彼にとって、そんなことはどうでもいい。彼にとって大事なことは

  • 周りに「嘘」を言わせる

ことによって、自分の「権力」を見せびらかす方に重点があるのであって、その嘘がどんなにとりつくろえないものであることが明らかになろうが、次から次へと彼への「従順」を示そうとする「子分」たちが現れては、「嘘」を言って、安倍首相のピンチを救おうとする。あとは安倍首相は、そういった連中に、どんなに世間から、その人事が「ふさわしくない」と言われようが、その「論功行賞」によって、ポストを与えておけば、彼の「権力」は揺がない、というわけである。
今回の日大アメフト問題が、たんに大学スポーツの枠に留まらないことは、今回の経緯を見れば明らかであろう。それは、そもそも、この中田監督が日大の

  • 人事担当の常務理事

という、大学の役職ポストに非常に重要な役割を担う存在だったからなわけであろう。

筆者は長らく、各地の大学で進められる「非常勤講師の大量雇い止め問題」を取材してきた。近年、大学改革の名のもとに首を切られる職員・講師が増加していることが社会問題となっているが、日本大学でも今年3月末、非常勤講師の「雇い止め」が実施され、少なくとも6つの学部で数十人に及ぶ講師が職を失った。
さらに近い将来には、日大は約3600人の非常勤講師の多くを雇い止めする見通しで、これに異を唱える首都圏大学非常勤講師組合は、去る2月14日、「手続きが違法だ」として日本大学刑事告発した。
この雇い止め問題の日大側の責任者が、人事担当の常務理事である内田氏なのだ。
日大アメフト問題・内田氏についに「常務理事解任要求」が出された(田中 圭太郎) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

なぜ内田はあのように最後まで「無駄な抵抗」をしたのか? それは、彼にとっての絶対になくせない「権力」がその人事担当の常務理事にあったからなわけであろう。ようするに、日大は完全に

  • 内田の息のかかった人材

で網の目のように覆われているから、ということになるであろう。今回の内田監督の所業は、たんに彼一人を追い出せば済む話ではない。彼が「めにかけてきた」さまざなな彼の「子分」が、大学内のさまざまな重要役職を牛耳っていて、彼らが一掃されない限り、こ の腐った負の連鎖は終わらない、と思われているからであろう。
今回の内田監督にしても、その下のコーチにしても典型的な「ヤクザ」関係なわけで、ここにおいて、なぜ安倍首相の政治スタイルと内田「政治」スタイルを似ていると言ってはいけないのかが、さっぱり分からないw
さて。ここで、もう一つ、おもしろい話がある。それは、我らがサッカー日本代表の本田選手が、どうもこの内田「政治」を「擁護」したともとられかねないことを言ったということで、騒がれているからだ。

「本田の言葉を読み取るなら、彼には日大アメフト部を"過剰に責め続ける人"が目につくようですね。そういう人たちに対して『神経が理解できないし、その人のほうが罪は重い』と言い切ってます。しかし、今回の問題は芸能人の不貞騒動など、本人たちだけで解決すればいいことに対して面白半分にディスっているような野次馬批判ではありません。一歩間違えば、社会生活すら危ぶまれるケガを追いかねない悪質タックルが、学生運動部で堂々と命じられていたことに対する、本気の怒りの声が大きい。それだけに、本田の世間と裏張りするような発言に『日本人のことを何もわかっちゃいない』『あなたは代表の練習だけしててください』『監督の言うことを聞かなくても許される本田様にはわからないでしょうね』などボロクソです」(週刊誌記者)
本田自身も「監督も悪いし、選手も悪い。傷つけられた選手は生死に繋がるようなケガでなく何より」と、最低限度の気遣いをしたあとの発言だったが、「ただ毎日寄ってたかって責め続けるようなことでもないでしょう?」というのが本音のはず。そんな本田のコメントを受けて「これだけ世間の人たちが寄ってたかって責め続けてから、日大が逃げることができなくなった」「もしみんなが黙ってたら、まだ日大はあの監督の下で殺人タックルを続けているはず。本田さん、それをわかって言ってるの?」と、人々の怒りはおさまるところを知らない。
本田圭佑、日大アメフト問題へのコメントに“世間の10割”が猛反対 | アサ芸プラス

まあ、人のことを言ってられる立場じゃないよなあ、というのは誰もが思っていることではないのかね。
今回のハイル解任騒動で、どれだけ日本代表が

  • 黒い

連中であるのかが暴露されてしまった。というか、そもそも、その「黒さ」の中心こそ、本田選手だったわけで、日本中のだれもW杯での日本の試合を子どもたちに見せたくない。なぜなら、それは

  • 道徳的

に「悪い」ものを子どもに見せている、といった「罪悪感」を多くの日本の子どもの親たちが感じているからなわけであろう。
この「構造」は何か? まったく、上記の「日大アメフト」問題、「モリカケ問題」と同じ

  • ヤクザ構造

なわけであろう?

「午後からハリルホジッチ前監督の記者会見。どんな発言をするのか興味津々。世界中で監督更迭で文句を言ったのは僕の知る限りマラドーナくらいか。サッカーの世界では監督を引き受けた時点でいつ更迭されてもそれに従うというのが常識。自分自身を貶めるだけだと思うのだけど~。」
川淵氏はJFAの田嶋幸三会長が9日に開いた会見でハリルホジッチ前監督の解任を発表した後、ツイッターで「正直、このタイミングで解任を決断したことに敬意を表したい。数%の奇跡を求めて、批判されることは覚悟の上とは言え中々出来ることではない。本人に告げる時の心境は胃が痛いどころの話ではない」と評価した。翌10日にも「僕が言えるのは余程のことがない限りこの種の決断は出来ません。だから説明出来ない余程のことがあったのでしょう」と、会長経験者として田嶋会長の心中をおもんぱかった。
川淵氏、ハリル前監督会見は「自分おとしめるだけ」

そもそも田嶋会長は今回の解任の決断においては、「いろいろな関係者と相談した」と言っているわけ。つまり、この決断においては、言うまでもないが、

  • 川淵

に相談しているわけでしょう。それなのに、なにこの「他人事」みたいな発言。ハリルからJFAは訴えられたそうだけど、このツイッターの一言だけで、ハリルは川淵を訴えなきゃならないんじゃないのかね?
というかさ。もう、こういった風景は何度も見させられてきたんじゃないのかね?

「史上最強」の呼び声高きタレント集団も、チームとしての一体感や組織力を欠いていたら16強入りの目標を果たせるはずがない。ジーコのマネージメント力の不足、協会のサポート体制の不備、選手たち自身の過信や散漫な雰囲気...とドイツ大会は課題ばかりが噴出する結果となった。
最悪だったのは、それを検証することなく、イビチャ・オシム監督体制へと移行してしまったこと。全てをトップダウンで決めた川淵三郎会長(当時)の罪は重いが、田嶋幸三技術委員長(現会長)らも暴走を止められなかった。
そして、こうした失敗や教訓を生かすことなく、12年後の今回、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督解任という事態に踏み切っている。日本代表の未来は険しいと言うしかないが、西野ジャパンがミラクルを起こすことはできるのか。
06年独大会。史上最強ジーコジャパンも…チーム作り失敗で惨敗。最悪の締めは検証丸投げ【日本代表W杯の記憶】 | フットボールチャンネル

そもそも田嶋なんて、川淵の子飼いでしかないw また、こうやって、ジーコジャパンの「悪夢」が、川淵・田嶋の

  • コンビ

によって繰り返された日本代表を、一体、どこの誰が応援するんだろうね。なんで田嶋が、まともな「理由」をハリルに説明できなかったのか? まあ、普通に考えれば川淵に「やれ」って言われたからだよね。こいつら、ずっとこんなことをやってきてるんだよ。怖いね「ヤクザ」社会って...。