あばばばジャアアアアアップ

日本代表とベルギーの試合は、2点リードしてからの、まくりで、3点とられての負けっぷりが、あまりにもあまりにもなわけで、いろいろと専門家からも、お説教を受けている最中ということで、まあ、そりゃあそうなるよなあ、と見ているこっちも、素人なりに思ったわけであるが、考えてみれば、日本は大会が始まるずっと前の予選の頃から、いわゆる「失点くせ」ということで、さかんに言われてきた特徴だったわけで、その問題は最後まで解決することはなかったというか、まあ、西野監督自身も基本的に、この問題の解決にそれほいど興味がなかった、といったことなのであろう。
正直に言うと、いろいろ言われているが、私は今回の日本の試合で、まあ10人のコロンビアにしか勝てなかったことについては、なんというか、日本らしいな、と思っている。というか、正直、勝ち負けなんてどうでもいい。もう「エリート」サッカーなどうんざりだ! ボールをうまく蹴れる。それがどうした! 世の中には、もっと大事なことがあるんじゃないのか?
アニメ「こみっくがーるず」の最終話で、女子漫画家寮の建て替えの関係で、主人公の萌田薫子(かおす先生)は、同じ寮で一緒に暮してきた、こゆめちゃん、るきさん、つばささんの三人が先に実家に帰ってしまい、一人、寮に残されることになる。いつも一緒に過してくれていた3人がいなくなったことで、さみしくなり、ストレスで、完全にスランプになり、ペン入れがまったく進まない。
そんなとき、その三人がLINEで、かおすに話しかけてくれる。

  • かおす「みんなの顔が見えました。大丈夫、一緒にいます! 大丈夫、がんばれます!」

「あばばば」とは、かおす先生の口癖で、どじっこで、てんぱったときに、いつもこの口癖を言うわけだが、その姿がなんとも、今回の日本代表の3点のとられ方の

  • どじっこ

ぶりにふさわしいではないか。まさに「あばばばJAPAN」。私たちは、2点とってどや顔の彼らを誇らしく思うのではなく、3点とられたあの、「あばばば」っぷりこそ、まさに「自分たちのサッカー」。やっぱりいつもの日本代表だったな、っと、ほっこりするくらいがちょうどいいのだ...。