中国に対する世界の目

今週の videonews.com では、中国共産党が香港に対して突きつけた

  • 香港国家安全維持法

の内容について、議論されている。この法律は、香港に関することでありながら、中国共産党が勝手に決めた法律であって、しかも、その「内容」は、その法律が「施行された後」になって、やっと

  • 公開

された。なんてひどい話だと思うかもしれないが、だったら、そう思った多くの人たちは、日本で

  • 民主主義なんて間違っている

と言って、民主主義否定を繰り返している東浩紀先生を、なんで批判しないんだろうねw 当たり前だけど、民主主義がなくなれば、途端に、こうなるに決まっている。民主主義があるから、情報の公開もあるわけで、もう少し、東浩紀先生のような

  • トンチンカンな=とち狂った

民主主義「破壊」を企んでいる悪魔を、なんとかした方がいいんじゃないんでしょうか?
(ところで、この法律は、そもそも、香港の人に限った話ではない。

  • 世界中

の人を「逮捕する」と言っている法律だ。つまり、世界中の誰でも、中国政府が「気に入らない」と言ったら、国境を越えて「逮捕」する、と言っている法律だし、事実、中国政府はそれを実践している。つまり、当たり前だが、日本人の誰もが、中国政府に、いつ、なんどき、逮捕されても、なにも不思議のない法律を成立させた、ということになる(事実今、世界中の国々がこの法律の正体がばれるやいなや、いっせいに、外国人引渡し条約を中国と結んでいた国々が、その禁止を決定している)。さて、なんで、日本人はこの法律と戦わないんだろうねw 恐しいね...。)
さて。 videonews.com では、この後、そもそも今、なぜ中国がこのような政策を行っているのか、という点において、

という人が、「どういう」人なのか、といった部分に議論が進む。

福島香織:ところが、習近平の能力っていうのは、まったくなかった。まあ、実際、彼の青春期っていうのは、十五、六から、二十七までの、およそ十年間ていうのは、もう、文革の、暴力の中で生きぬいてきて、洗脳的に、毛沢東の教ええばっかり教えられてきた、まともに教育も受けてこなかったような人なので。
VIDEO NEWS 世界は香港をこのまま見殺しにするのか

福島香織:結局、全部自分がやる、と。自分でやるといっても知識も経験もないわけです。まともに学校も行ってないというわけですから。じゃあ、どういうふうにやるかと自分で考えたときに、参考になるのは、毛沢東しかいないっていうのが、今の習近平なんですよね。だから、毛沢東がやったことと同じことをやろうとゆうのが、この習近平の今迄の任期でやってきたことで、だから、経済なんかも、人民公社みたいなのを作っているわけです、農村で。で、民営企業を、ますます、今、国家接種してるんですけど、それなんかも、一時期、大地主をやっつけて、貧しい人から手を叩かれて、それを群集路線というかね、世論の誘導に使ったみたいな、そういうことをやろうとしている。
VIDEO NEWS 世界は香港をこのまま見殺しにするのか

つまり、文革時代に青春時代を生きぬいた習近平は、そもそも、

しか知らない。毛沢東を真似することしかできなかった、というわけだが、ここで、宮台先生は

  • だとしたら、習近平は、よほど、馬鹿ってことになりますね(だって、毛沢東文革は失敗だったのだから)。どうなってるんですか?

と、ほんとに「間抜け」のように、質問する。まあ、ようするに、宮台は本当に、これが「理解できない」、

  • お坊ちゃん

なのだw

福島香織:つまり、文革のことをちゃんと分析して、文革がこういうひどいことであったと認識しているのは、知識人ですね。基本的に。じゃあ、習近平さんは知識人かというと、ほんとうに知識人じゃないんですよ。
VIDEO NEWS 世界は香港をこのまま見殺しにするのか

福島香織文革に対する評価っていうのは、本当に、私達は、つまり、知識人だから、こんなひどいことがとか、こんな無茶苦茶なことがとかっていうことが言えるんですけど、そして中国の知識人たち、少なくとも大学レベル以上の、高校レベル以上かな、の人達はみんな思っていると思うんですけど、農村に行った時に、すごい、文革時代のノスタルジーはあったと。その時に、先ほど[宮台先生が]おっしゃったように、人間関係があたたかかったねとかじゃなくて、もっと、率直な話を言うと、要するに、俺の嫌いな上司のきれいな嫁さんを犯すことができた、ただで全国を始めて汽車に乗って旅行できて、長いヴァカンス、夏休みが来たようなものだった。そういうことなんですよ。やりたい放題やれる。始めて経験をする。つまり、農民ってすごい苦労してたんですよね。動乱の間、常に解放軍にも、国民党にも、日本軍にも食料を取られて、略奪されて、ほんとに、七人の侍みたいに、自分たちで闘って、村を守ってた。時には、村同士で奪い合いをするような、そういう無茶苦茶な動乱の時代を経た後、毛沢東が現れて、金持ちで、一番お金を持って、食べ物を持っている地主をやっつけて、やりたい放題して、虐殺して、ようやく自分の土地が持てた、ようやく自分のお金が持てたみたいな時に、飢饉などもあって、要するに、毛沢東のおかげで、自分のうっぷんを晴らせるような、ある種、殺戮の宴会みたいなものを。ほんとに、農村に行った時に、率直に、そういうことを言う人も当然いるんですよ。
VIDEO NEWS 世界は香港をこのまま見殺しにするのか

まあ、宮台のような、国立大学の教授になって、世田谷に住んで、回りはみんな知識人のような奴に、当時の中国の農民の

  • 苦労

なんて、一度たりとも想像したことがないんだろうね。つまり、これからも宮台は間違い続ける。こういった連中の

に心頭し過ぎて、私たち自身が道を間違えないことだ...。